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目次
令和7年12月 富士宮市教育委員会定例会(議事録)
日時
令和7年12月19日(金曜日)
開会:午後1時27分 閉会:午後2時32分
場所
市議会第1委員会室
出席者
教育長、教育委員及び説明のための事務局職員
議事日程
第1 会議録署名委員の指名について
第2 教育長報告
第3 市議会11月定例会の報告
第4 令和7年度高校生議会の報告
第5 富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について
開会
令和7年12月定例会の開会を宣告し、会期を1日として決定。
第1 会議録署名委員の指名について
会議録署名委員に、輿水委員及び関根委員を指名。
第2 教育長報告
熊への対応に関する市議会答弁
まず、市議会答弁、熊への対応についてということで、この後、議事にもございますけれども、市議会11月定例会におきまして、熊対応についての一般質問が数多くありました。その中で、教育委員会ということで、学校のこどもたちの安全をどのように確保するのかというような御質問が多数寄せられました。その中で、報告資料を御覧になったと思いますけれども、少し補足が必要なところがございますので、報告させていただきます。今週、広報等で、北山で熊が目撃されたという情報がありました。まだまだ冬になっても油断はできません。また、春先についても気をつけなければならないなということを感じているところです。熊対応につきましては、各学校で作成しています保護者向けの危機対応マニュアルに危険動物の出没への対応ということで、全学校に対応の仕方が記載されております。ただ、熊が特定危険動物に該当しますので、目撃情報が数多く寄せられた内房小学校で熊出没時等における対応マニュアルを作成しました。それに基づいて、目撃情報が市内であった学校につきましては、これを基にもう少し細かく対応が載っている危機管理マニュアルというものがございます。そちらに熊出没時の対応ということで、マニュアルを掲載させていただいているところです。まだ目撃情報がないところに関しましても、来年度に向けて、それを入れ込むようにということで指導しているところです。また、熊撃退スプレー等のグッズについても用意しておく必要があるのではないかと感じています。今のところ、品薄ということで、購入したくても買えないという状況が続いておりますけれども、落ち着いたところで必要な学校についてはそういったものも常備していくということを呼びかけてまいりたいと思っています。
第4回静東教育事務所管内市町教育委員会教育長会の報告
続きまして、第4回静東教育事務所管内市町教育委員会教育長会についての報告をさせていただきます。11月19日に開催されましたが、この日は議会中でしたので、私は欠席させていただきました。主には人事異動に関する内容で、また学校教育課長からも話があるかと思いますけれども、1点のみ皆様と情報共有をさせていただきたいということで資料を添付しました。小中学校における働き方改革のさらなる推進に向けて(案)ということで、県が作成しています令和8年度版に当たります。内容は、働き方改革のさらなる推進ということで国の動向等について記載されています。これにつきましては、10月定例教育委員会の教育長報告で私から教育委員会としての対応ということで、特に、業務量管理、健康確保措置実施計画の策定と公表という部分については、前回お話をさせていただいたとおりです。それにつきましては、時間外在校等時間における現状と目標設定、それから学校と教師の業務3分類による業務の見直しが求められています。特に、学校と教師の業務3分類における業務の見直しにつきましては、学校経営における職と職務の再編、3分類を踏まえた業務の見直しを市教委としても取り組んでいく必要が今後もあろうかと思っております。昨年度までは学校事務再編ということで、事務という名前がついていたものですから、事務職員、事務室が中心にというようなイメージを持たれやすいというところで、今年度からこの学校経営における職と職務の再編ということで呼び方も変わりました。学校経営ということですので、校長を主にもう一度学校の業務を見直していくというところの指導を行っていく必要がございます。この3分類というのは、学校以外が担うべき業務、それから、教師以外が積極的に参画すべき業務、そして、教師の業務だが、負担軽減を促進すべき業務となります。この分類をしっかり踏まえて実施していくというところで、県としてはモデル校を設置して推進しているところですので、そういったものを参考にしながら、この業務の見直しを富士宮市でも進めていきたいと考えています。
小中学校における感染症の状況報告
最後に、その他としましては、出席停止者数調査についてです。先週は、かなりインフルエンザが市内の小中学校で蔓延しておりまして、学級閉鎖等も数多く出ていたものですから、皆さんに知っておいていただきたいということで資料を添付しましたが、昨日までの数値を御覧いただければ分かるかと思いますけれども、大分収まってきました。今週の月曜日、火曜日ぐらいまでは、山宮小学校、富士根北小学校、富士根南小学校、いずれにしましても1年生で学級閉鎖がありましたが、水曜日以降、学級閉鎖しているところはございません。ただ、数としては多い学校もありますので、来週の月曜日が終業式という学校もありますが、ほとんどが23日火曜日が終業式になっています。来週の終業式を元気で迎えられるようにということで、健康管理を進めてまいりたいと思います。また、A型だけではなくてB型も流行してきているという話を聞いています。例年だとB型というのはもう終盤、かなり終わりに近づいてB型が出て収束していくという流れですが、今の時点でもうB型が出ていますので、冬休み明け、特にこどもたちの健康状態を見て学校をスタートさせたいと思っております。
第3 市議会11月定例会の報告
(教育長)
「日程第3、市議会11月定例会の報告」に移りますが、事前に資料はお配りしてありますので、質疑から行いたいと思います。
質疑等がありましたらお願いします。
(教育委員)
今、熊対策について説明をしていただいたところですが、こどもの安全を第一にということで、答弁のほうは丁寧に説明をしてくださっているかなと思いますが、また複数の教職員による見守りについても丁寧に書いてくださっています。私が教頭職をしているときに、こどもや先生方が学校へ集まる前に校内を一周回るのです。そのときに異常がないかどうかを確認しながら歩くのですが、山の学校だとグラウンドの真ん中にカラスの死骸があったり、それから獣の足跡があったりというのは通常のことで、今も恐らく教頭職はこどもや教職員の来る前にそういう安全確認をしているかと思うのですが、やはり一人で確認しているとなると教職員自身の安全確認をどのように対応しているのかということがすごく不安で、何か工夫があればよいなと思っているのですが、それについてもし現状でしていることがあればお尋ねしたいと思います。
(学校教育課長)
ありがとうございます。現在も各小中学校の教頭先生方は、朝に限らず夕方に関しても、校舎内外の戸締まりや安全確認等をしております。学校によっては、主幹教諭や教務主任等、二人体制で回っているような学校もあります。現時点で、確かに委員が今お話ししてくださったように、安全対策という点では、指導等はまだ行き届いていなかったなと思うところがありますので、また1月には校長会や教頭会もございます。そのときに何らかの先生方自身の安全に関しても教育委員会から助言ができるような形で考えて対応していきたいと思います。ありがとうございました。
(教育長)
補足させていただきます。朝の見守りということから少しずれてしまうかもしれませんが、性暴力被害の防止に関する通知が来ていて、それで校内巡視とか安全点検についてはしっかりやるようにという項目がある中で、教頭先生に対して、どのようにしているかということについて教頭会の中で情報共有してくださいという場をつくりました。結局、自分の学校のやり方だけではなくて、もしかしたらほかに複数でやっているとか、結局教頭の一人の目でそういう全てを網羅できないということもありますので、違うやり方等がないかというものを教頭間の中で情報共有して、よりよい安全点検とか校内巡視というものを情報交換する。他方で、先ほど学校教育課長が話をしたように、複数体制でやるようにしたりとか、時間を変えたりとか、やり方を工夫しながら実施しているというようなことは一つの工夫として行っているところです。
(教育委員)
AI等でいろいろな機器が発達してきているのですが、危機管理の第一歩として状態を常に把握しておくことが重要でして、落物一つであれって思うことがかなりあるので、教育長がおっしゃったように、情報共有なり、日常をいかに目に焼き付けて体にしみ込ませていくかというのはすごく大事なことなので、そういう陰の仕事を教職員がやっているのだということも含めて、教職員自身の安全もやはり学校としてしっかりと把握しておいていただけるとありがたいなと思っています。
(教育委員)
新聞報道などで不登校に対する対策について市長の答弁と教育長答弁でニュアンスが違うということもあり、その後市長が答弁の取消しと記者会見というような経過が報じられていますけれども、そのことについて、現状はどのような形でそれが展開され、教育長としてはどういう見解を持ったのかについてお聞きしたいというのと、別紙で総務文教委員会へ提出している資料などがついておりますが、これに対して説明をいただくとありがたいと思うのですが、その2点をお願いしたいと思います。
(学校教育課長)
1点目の不登校対応に関する件ですが、教育委員会としましては、一人一人のこども、そして保護者全てが大切な存在であるということで、一人一人の児童生徒の不登校の状態、要因等を考慮し、各学校では対応しておりますし、教育委員会としても、どの子も、保護者も含めて大切な存在ということで、その基本姿勢は変わっておりません。
2点目の議会資料の内容について、はじめに、別紙1の特別支援教育の現状についてから御説明いたします。
まず、総務文教委員会において、この特別支援教育の現状についてということで説明をさせていただくきっかけは、総務文教委員の委員長及び副委員長から、特別支援教育のことについてよく分からないので、いろいろ教えていただきたいという経緯から、総務文教委員会にて資料を準備しまして、説明をさせていただきました。
大きく柱は4点だったのですが、まず特別支援教育の概要についてということと、2点目として、富士宮市の特別支援教育、市の就学支援委員会及び特別支援委員会についての説明をしました。その後、3点目として富士宮市の特別支援教育に関わる児童生徒について、特別支援学校に行っている児童生徒、支援学級に在籍している児童生徒、そして通常級に在籍している児童生徒で通級指導教室に通っている児童数、そして指導計画を立てている児童生徒ということで、主に人数について説明をいたしました。そして、最後4点目ですが、本市の小中学校の生活学習支援員の種類と人数について説明をしたという経緯です。
続いて、不登校対策の進捗状況についてです。こちらについては、令和6年の12月に総務文教委員会から提言をいただいておりまして、それに対しての進捗状況について説明をしてほしいということで、今回11月25日の総務文教委員会において資料を準備して、進捗状況について報告をさせていただきました。
主に大きく2点です。まず、静岡県及び富士宮市の不登校児童生徒の現状、そして小中学校における不登校の実態と対応についての提言をいただいているものの進捗状況を説明させていただきました。
(教育委員)
まず1点目なのですけれども、市長の答弁に関わって、教育委員会とすると、まず議員からの質問があり、それに対して教育長がお答えになったのですか。その後、市長が所見を述べたという形なのでしょうか。
(教育長)
私がそばにいたものですから、一般質問ということで、先に通告されていた質問に対しては答弁書という形で、資料に書いてあることを私から説明させていただきました。その後、再質問という形で、当然何を質問されるか分からないという中で、私に対して、フリースクールについては、教育委員会としてどんな御意見を持っているのか、賛成なのか反対なのかみたいな、はっきりと正しい文言ではないかもしれませんが、そのような趣旨の御質問がありました。私としては、居場所ということで、学校に来られないお子さんも、保護者もそこだったら行けるというようなことであれば、こちらのほうとしては、そこは行ってはいけないよということはありませんので、そういうところも学校に代わるものということで、特に反対とか、こちらのほうからぜひそっちに行ってくれという賛成の立場ではございませんが、希望があればそこも認めていくという立場でございますというような話をさせていただきました。議員から市長に対してこれについてどうかということを投げかけたわけではなくて、市長の御意見として、そういった学校以外の場所があるというところについて市長のお考えを述べたところですが、私もできれば学校に来てもらえるのが一番いいのだけれどもということも答弁の中で話をさせていただきました。市長のお考えも同じで、こどもが学校に通えるという環境が整えばそれが一番いいだろうと。ただし、学校に来られない子もいるから、果たしてそういうところに行くということがどうなのかということで御自身の考えをお伝えする中で、選択した言葉として親が悪いというようなことになってしまったので、そこは市長の本意ではないというところで訂正をさせていただいたという次第です。そのような流れです。
(教育委員)
分かりました。新聞等によっても教育長の発言と市長の発言のニュアンスが違った部分があったというような表現もありましたし、私たちの認識とすると市長の答弁はやはりちょっと現在の状況を正確に表現はしていないなと思ったところです。そこで、教育委員会としますと、特に前回の総合教育会議でも、大富士小学校の現場を見せてもらって、そういった点については、仮に学校に行っても教室に行けない子もいるとかということも含めて、こどもの居場所について具体的な現状を市長部局とそれから教育委員会、教育部局は共有して、そして話を進めていたところですので、そこがうまく表現されていないのかなと思ったのですけれども、今回このような問題が起きたということについて、私どもとするとやはり市長を中心とする市長部局に、現在の私どもが立っている場所とか、あるいはこれから進めようとしている場所について内部も含めて折に触れて説明をする必要があると感じたところです。なかなかそうは言うものの、人の口に戸は立てられないし、ましてや最高責任者である市長の御発言ですからなかなか難しいと思うのですが、先ほどから話が出ていますけれども、私どもが不登校に対する対策を様々な形で政策を進めているというところにおいて、教育委員会とすれば改めて市長にそういったことを、文書で訂正を求める必要はないと思うのですけれども、折に触れて市長部局に対して現状についての考え方、あるいは今後の方針をお示しするという努力をしました。あるいは、しようではないかというようなことに関して、定例会でそういったことが話題となり、議事録を残して、そして今後とも私たちとすれば情報共有のために努力しているという方針を確認させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(教育長)
委員がせっかくそういうようなきっかけをくださったものですから、やはり市長もその御自身の発言に対して誤解を生むようなことであったり、自分の本意ではないというような部分を反省してくださっているところです。それについては、私もその後市長とも話をする機会もございましたので、本意であったりとか、当然市長もこれまで教育相談センターに行ったりとか、大富士小のそよかぜルームにも行ったりとか現場にも足は運んでくださっていますので、全く何もそういう状況を知らないというわけでもございません。そういった中で、また今後教育委員会として進めていく方向性等を、市長と共通理解というか、こどもも悩んでいる保護者の方も含めてみんなで支援していくということについては再度意思確認をさせていただいたところですので、何ら今後今まで私たちが進めてきた方向性と変わるということはございませんので、より一層市長部局とも連携しながら不登校支援ということを進めていきたいと思います。今、委員からそれに関してこういう場でもしっかりと確認をしていくということについては今のお答えで、皆さんの御協力をいただきながら、より一層進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(教育委員)
それから、別紙資料の関係なのですけれども、今の話をお聞きして分かりました。総務文教委員会からの要請に基づく、あるいは議会提案の要望に対する進捗報告ということで作った資料だということで了解しました。
その中で、最初の資料を見ていて説明できるのかなと心配したのは図に特別支援の図に関してです。この中で教育委員会の立場をどこで表現をしているかなと思ったら、図にうまく表れていなくて、富士宮市教育委員会自立への道という記載があります。教育委員会が自立しないものですから自立しなさいねと読めるこのフレーズの中に唯一教育委員会と書いているだけで、あとは組織形態を書いているということで非常に分かりにくい。私が解釈したのは、黒い太い縁でまとめてある部分、これが直接教育委員会の所管であると見るのかなというふうに解釈をしたのです。そうだとすれば、そこにそのように書くべきであって、こどもたちの自立への道のところに教育委員会が記載されているというのはいかがなものかということを感じて、委員の皆さんが理解してくれればそれでいいのですが、私どものこれから使う資料については気をつけたほうがいいのかなと思ったところです。
それと、もう一つの資料に関して、先ほど教育長から話がありましたけれども、議員から再質問でフリースクールの存在についての見解ということで答弁なさったということですが、最近の新聞だと来年の県教委ではフリースクールに対する補助金を打ち切るという方針が出たところでありまして、非常に心配しているところです。それはそれで県の方針ですので、私どもとすると納得いかないというものの、私どもの責任範囲ではないということから手が出ないのですけれども、そういう中でバーチャルスクールについて、今回の資料の中で、かなりのページを割いて書いてもらっています。非常に有効だと思うのですが、かつての定例会で富士宮市における今年度の参加者数についても書いてあればいいと思いました。そういったことを示した報告がより丁寧ではないかと感じたところであります。
それから、私自身の今までの見解と考え方に関して、県教委の予算取りの話とか、あるいはその他の資料をいろいろ読むと、私が一番懸念したのは、バーチャルスクールに行くことによってこどもたちがリアルに戻れないのではないかということを非常に心配をして、むしろバーチャルの中に経験を押し込んでしまうことがいかがかということを非常に懸念をしていたわけです。ところが、いろいろなものを読ませてもらったり聞いたりすると、実はそうではなくて、こどもたちがバーチャルの場を使って自己表現をする。あるいは、友達と共有する。あるいは計画をする。あるいは、様々なことを実行するというような経験をすることが、孤立して不登校になっているこどもたちの多くの部分を救うことができると。したがって、その先にリアルがあって、私の場合はリアルかバーチャルと考えたので、バーチャルに行ってしまうとリアルに戻らないのではないかと考えたのですが、そうではない中間的なところにこのスクールというのがあって、その中で、私の懸念するような子もいるかもしれないけれども、ほとんどの子が自分の今までの押し込められた感情とか、あるいは才能とか、そういうことがその場で発揮されてリアルに戻っていくことも十分考えられるし、実態としてあるようなこともいろいろなものに書いてありました。ですので、私自身の認識も今までとは足りなかったなということも反省をしていますけれども、富士宮市としてもこのバーチャルスクールに対する対応をぜひ積極的に進めていただきたいと思ったものですから、資料の中に書かれていればなおいいかなと思ったところです。
(教育委員)
先ほどの委員の話と重複するところがあるかもしれませんが、答弁の文言を読ませていただいて一番感じたのが、児童生徒が自らの進路を主体的に捉え、社会的に自立する方向を目指すように働きかけることが求められます。また、終わりのほうに、学校に登校することのみにとらわれず、学校内外の関係機関等と連携・協働、教職員への研修充実云々と書いてあります。先ほど教育長がおっしゃったように、こういった精神が、悩んでいるこどもたちや悩んでいる親御さんたちにきちんと伝わっているのだろうか。私たちの教育委員会の熱い思いとして学校に行かないと駄目だよというのは、何か古い考え方にまだとらわれていて、親御さんは学校に行けないから、恥ずかしい、困ったな、こどもがかわいそうという、私が悪いのだろうかとか、自分を責めることが第一に来てしまってはいないか。こどもたちも学校へ行かないと、家族に迷惑をかける、あるいは心配をさせてしまう、でも行けないというそのはざまで悩んでいる、そういったこどもたちに、誰も悪くない。学び方はいろいろあって、学校に行って学ぶこともあるだろうし、畑で学ぶこともあるだろうし、いろいろな場での学び方があって、学問はやはり何のために学ぶかということがきちんと一人一人に把握されて初めて学ぶ喜びにつながっていくのです。それが教室なのか畑なのか違う場所なのか、いろいろな場で何のために学ぶかということが理解できれば、あるいは用意できればこどもたちがもっと救われると。先ほど教育長がおっしゃったように、学校に登校することだけではないよという思いをもっともっとこどもたちや悩んでいる親御さんに発信する。この議会の内容をどれだけの人が聞いて読んでいるか。これをもっと教育委員会はこんな考え方をしていますよ、バーチャル等も含めてこんな学習の場がありますよ、こんな学習の仕方もありますよということがもっと発信できればよいのかなと思って、この答弁書を読ませていただきました。先ほど教育委員がおっしゃったように、富士宮市の特別支援教育の図も、この中に全部収めるというのは非常に大変なのですが、こどもたちの視点に立ってこの図が作成されていれば、こどもたちの視線で成長して自立の道に向かって行く途中に、悩んだらこういう相談機会やこういう方法があるのだよという視点で描かれていれば、もっと見やすくて分かりやすい図になりはしないかなと思います。振り返ると、昔は就学猶予という制度があって、病気や肢体とかいろいろな都合で具合の悪い子が学校へ行かなくていいよ、学校に上がらなくてもいいよというのは昭和54年までずっとあったのです。つまり言葉を換えると学校へ行けないこどもたちが実際にたくさんいたということです。しかし、昭和54年に学校教育法が変わって、特別支援学級、学校のような教室が日本全体にできて、いろいろな支援をしますよ、学ぶ場を提供しますよと立ち上がったのが当時の養護学校なのです。そうしていろいろな場を用意しながら、こどもの特性を第一に考えて、お金をかけて場所を提供して、ずっと進んできたのが特別支援や就学支援の元となっています。区別している、差別しているのではなくて、こどもにいかに寄り添って学習の場を提供するかというのが根本的な法の立ち上がりだったと思っています。それが不登校だって同じで、価値観が多様化になってきた今、学校だけで学ぶことが学習ではないということをもっといろいろな人に理解してもらう場や言葉がきちんと相手に届くような、そんな方策や施策をもっと考えていくことが必要なのではないかなと考えたので、法や施策が先にあるのではなくて、こどもたちが先にあるのだと。誰一人取り残さないという言葉がいろいろなところで聞かれるようになってきたのですけれども、本当にその考え方に寄り添って私たちは環境整備をしているのだろうかとすごく思ったので、こどもに寄り添い、親御さんの負担を、自分を責めてしまっている親御さんを一人でも救う、そういう横のつながりも懇談会は実施していませんという回答でしたので、一人でも救うために何ができるかということを教育委員会としていろいろ知恵を絞ってできたらよいなと思っています。
また、特別支援教育に関わる児童生徒の資料を見ると、肢体や聴覚、視覚の学校があるのですが、富士宮に住んでいて遠いのです。目が見えない子を持った親御さんは、一生懸命そこへこどもを通わせるためにどんな苦労をしているのでしょうか。実際に、沼津特別支援学校には富士宮市から複数人通っています。そういう親御さんの苦労を考えると、もっと近くにそういう環境ができないのか。今度富士根南中に肢体の学校をつくってくださると聞いて、とてもうれしいというお話をしたのですが、いろいろな学校に居住地域でこどもを育むためのこどもたちの特性を中心にした学ぶ場が用意できたらもっといいなと思ってこの図を見せていただいたので、またそれぞれの課題としてお考えをお聞かせいただけるといいなと思っています。
(教育長)
ありがとうございます。
他にございませんか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
ないようですので、以上で質問を終わりにします。
第4 令和7年度高校生議会の報告
(教育長)
次に、「日程第4、令和7年度高校生議会の報告」に移りますが、事前に資料はお配りしてありますので、質疑から行いたいと思います。
質問等がありましたらお願いします。
(教育委員)
今の話の流れと同じような感じになるのかもしれませんけれども、それぞれの高校生が育っている環境の中で、デジタルがとても多い環境の中で育ってきたということが分かるのですけれども、デジタルではなくてリアルの大切さというのをすごく感じたので、それはとてもうれしいなと思います。本市でも様々な活動を行っていますので、それらの周知のためにはデジタルを多く、うまく活用していただいて、リアルな環境づくりをより多く私どもがつくっていく役割であるのではないのかと感じました。
(教育長)
ありがとうございます。
他にありませんか。よろしいですか。
(「なし」の声)
(教育長)
ないようですので、以上で質問を終わりにします。
第5 富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について
(教育長)
次に、「日程第5、富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について」、事務局から説明をお願いします。
(教育総務課長)
それでは、富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について御説明いたします。
今回は、全部で3点報告いたします。
別紙1をお開きください。初めに、稲子小学校の今後を考える保護者との意見交換会について報告いたします。全体的な所感としましては、稲子小学校が存続してほしいと思う一方で、全市的にこどもの数が減っている中で、統合はやむを得ないという印象でした。また、市から統合の方針を示してもらったほうがよいという意見もございました。
別紙2をお開きください。次ページになります。次に、白糸小学校の今後を考える意見交換会について報告いたします。全体的な所感としましては、統合に関しては前向きである一方で、今後の児童数の推移を踏まえると、西富士中学校区ではなく、北山や上野まで含めた再編について考えなければならない旨の御意見をいただきました。
別紙3をお開きください。最後に、上井出小学校の今後を考える意見交換会について報告いたします。全体的な所感としましては、統合に関してはやむを得ないといった印象で、特に西富士中学校を小中一貫にしたらどうかという御意見を多くいただきました。また、白糸小と同様に、広域的な統合についての御意見もいただきました。
また、稲子小につきましては、今後地域住民との意見交換会を開催する予定で、白糸小学校、それから上井出小学校については、今後こどもたちの未来を考える協議会を設置するよう進めてまいります。
なお、それぞれの意見交換会の詳細は、報告書にてお読み取りください。
説明は以上です。
(教育長)
以上で事務局からの説明は終わりましたが、この際、御質問等がありましたらお願いします。
(教育委員)
丁寧な説明を各会場でおやりになってお疲れさまでした。このような積み重ねが非常に重要だろうと思っています。その中でも、今説明がありましたけれども、全体の流れとすると、こどもたちが少なくなる、少子高齢化が進む中において、統廃合については具体的に進める方向性が必要だというような御意見が多かったと感じました。その中で、具体的な手段とすれば、スクールバスの必要性が必ず出てくるだろうと思います。これは一部で出ていますけれども、この話も具体的にお聞きしましたというレベルからもう少しレベルを上げて、具体的にどんな方法があるのかとか、あるいは予算措置をどうするのかとか、そういったことを検討する時期を迎えるのではないかと考えています。これは小中一貫とか、あるいはどこの学校でどのような統廃合かということを考えないと具体的には出ませんけれども、その具体的なロードとは別に方法論として詰めていく必要があるだろうし、他の自治体等の実際の状況などを調べておくというのを今年度から始めていったらどうかと思いました。
それから次に、今年度中にコミュニティ・スクールを各学校で立ち上げるという方向で、順調に進んでいるわけですよね。そうなると、上井出小の意見交換会で出ていますけれども、コミュニティ・スクールの存在が統廃合によってどうなるのかということについても懸念が出ているということがありますが、私の個人的な考えなのですけれども、立ち上がったコミュニティ・スクールの皆さんに統廃合の課題をむしろ御審議いただくと。つまり私たちのほうで統廃合について考えて、コミュニティ・スクールをどうリードしていくのかというのではなくて、コミュニティ・スクールがまさしく統廃合も含めて地域の問題としてどうしたらいいのかということをその会議の中に提案していくというようなことがいいのではないかと思ったものですから少しお考えいただきたいです。
それから、三つ目ですが、このような形で全体の動きはいい方向に進んでいくのだろうと思いますが、この後でまた話が出るでしょうけれども、例の人穴小の特認校の関係です。つまり小学校1年生、あるいは低学年のこどもたちが人穴小学校に入りたいということで、具体的に複式が解消される方向は非常にいいことなのですけれども、それと同時に統廃合の問題がかぶさってきているわけで、1年生に入った子が6年生になるまでの間に、その気持ちでいたところ、2年か3年になったらもう学校がなくなってしまうというようなことも考えられますので、併せてフォローが必要だろう、あるいは議論が必要だろうと思いました。その3つについて今のお考えをお聞きしたいと思います。
(教育総務課長)
それでは、1点目のスクールバスについてでございますが、こちらにつきましては来年度、学校再編計画というのを1年かけて策定する予定でございます。その中でしっかりと明記をして、やはりこどもたちの交通手段というのはスクールバスがないと難しいと考えております。その中で、そこに位置づけがされましたら令和10年4月が最短の統合で、そうなってきますと令和10年に向けた予算化というのは令和9年度にできるのかなと考えておりますので、その計画の中でお示ししたいと考えております。
2点目のコミュニティ・スクールとの関係性ですけれども、これも学校教育課とも協議をして、必要であるというところであればまた協議をして、またそこで検討はしてみたいと今感じました。
最後、人穴小の特認校の関係ですけれども、私も学校教育課にお願いをして、保護者に確認をしていただきました。今、委員が心配されているような、入ったはいいが、卒業までに統合になってしまう可能性も十分ありますよという説明をしていただいた中で、それでも、保護者は入れたいですよという意思は確認できておりますので、そこは御安心いただければと思います。
(教育委員)
本当にいつも事務局の方々がそれぞれの地域の意向を大切にしながら協議をしてくださっていることに敬意を表します。今回の各校での意見交換会を拝見させていただいた中で、一番印象に残ったことが広域的な統合ということだったのですけれども、例えば統合した場合には人数がどのくらいになって、何クラスできますであるとか、この先10年の推移はどのくらいになりますといったような様々なパターンを示すことができると、地域住民の方や保護者の方にもより深く考えていただくような材料になるのではないのかなと思っています。ですので、各学校の児童数の推移は定例会などで示されておりますけれども、どことどこが統合した場合にはどのような編成になって、どのように推移しますということが示せるようなものがあるのかということをお聞きしたいと思います。
それから、今後を考える意見交換会ということで、校舎が閉校になった場合の跡地利用についても意見として上がっていましたけれども、その点についても何かしらの案というか策を講じる必要があるのではないかなと感じています。その点も何かあれば教えていただきたいなと思います。
(教育総務課長)
まず、1点目の推移ですが、今後のこどもの数を把握はしておりまして、昨年生まれた子が7年後には小学校1年生になりますので、一昨年に生まれた子などの数が分かっておりますから、そういったものは把握をして、今委員がおっしゃったように、今後の協議会等で示していくとより分かりやすいのかなと思っております。
2点目の協議会の中で今後の跡地利用というところですが、先日も内房小学校の協議会のときに企画戦略課にも出席をしてもらっております。ですので、今後もそういった企画戦略課、もしくは必要に応じて、学校は避難所にもなっておるものですから、危機管理局等、関係する部署には出席をしていただいて協議を進めたいなと思っています。
統廃合されて学校がなくなったとしても、現時点では学校は全て避難所になっておるものですから、住民の方がいる限りは、体育館、学校施設は避難所として残していきます。
校舎につきましては、長寿命化である程度の時期が来て、解体しなければならない時期には解体されますが、委員が御心配になったグラウンド等の跡地利用のことだと思うのですが、そこはまた協議会の中で地域住民の皆様の要望にできるだけ応えられるような、例えばですけれども、グラウンドゴルフで使うので、あずまやみたいのを設置してほしいよとかというような要望がございましたら、それはまた企画サイドと協議をして、より住民の皆様の要望に応えられるような協議会にしていきたいと思っています。
最初に広域的な統合というお話がありましたが、先ほどのスクールバスのところでも説明しましたが、来年度、学校再編計画というのを1年かけて策定する中で、現在は基本方針の中では複式を解消していきましょうという中で、複式が存在する学校、それから複式になり得る学校に対して今説明会等をやって、まずは複式を解消していきましょうという統合をやっておりますが、今委員が心配されている、いろいろなところからでもお声がある、その先を示してほしいよという声について、その先がまだ示せる状況にないものですから、来年そこの計画の中で、中期、長期の計画を策定して、住民の皆さんにそこの説明もしながら再編を進めていきたいと考えています。
(教育委員)
具体的に示していただけると、やはり話の進み方も違うのかなと思いましたので、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございます。
(教育長)
委員から本当に貴重な御提案をいただいたのは、個別の学校の推移だけではなくて、ここの学校とここの学校が一緒になったらどんなふうな数が推移していくのかというところもこちらが協議会で提案するときには具体的な数字として示せると、単独の自分たちの学校はどうなるかは分かっていても、こことここが一緒になればこう、こことここが一緒になればこのぐらいの数というようなところも示していけるとより説得力があるというか、説明の資料としてはいいのではないかなと感じました。ありがとうございます。
(教育総務課長)
ありがとうございます。今、教育総務課である資料が現時点の小学校1年生から6年生のまでの数で、例えば芝富小に内房小と稲子小が来ると何人になるよとか、西富士学区で白糸小と上井出小と人穴小が来ると何人になるよとか、そこに井之頭が入ると何人になるよという数字はあるのですが、委員がおっしゃったその先の数字というのも生まれた数で把握できるなと思ったものですから、そちらも含めて今後協議会に臨めるとより先も見えるのかなと思って、大変貴重なご意見ありがとうございました。
(教育委員)
前回の定例会だったでしょうか。こども1人当たりのコスト、予算についてまとめていただいた貴重な資料が提出されました。これは総務文教委員会に提出されたようですけれども、今後意見交換会からまた次の段階で説明会などいろいろ行われていくのですけれども、議会に提出した資料で、現場の皆さんが欲しい資料については全て出せという意味ではないのですが、提示をしたほうがいいのではないかなと考えています。資料については、使い方は非常に難しくて独り歩きするのは非常に怖いのですけれども、私たちとするとそのことについて、ずっと手持ち資料として持っているということではなくて、これだけボトムアップするための議論をしていく中で、当然そういった予算面についても検討していますよとか、あるいは議会では議論になりましたよということについても併せて提供していったほうがいいだろうと思いますので、要望させていただきます。
(教育長)
他にありませんか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
ないようですので、質問を終わりにします。
これをもちまして12月定例会を閉会します。皆様、お疲れさまでした。ありがとうございました。