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更新日:2025年10月24日

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目次

 

令和7年9月 富士宮市教育委員会定例会(議事録)

日時

令和7年9月11日(木曜日)
開会:午後1時30分 閉会:午後3時8分

場所

市議会第1委員会室

出席者

教育長、教育委員及び説明のための事務局職員

議事日程

第1 会議録署名委員の指名について

第2 教育長報告

第3 議第24号 令和6年度歳入歳出決算について

第4 議第25号 富士宮市民文化会館条例の一部を改正する条例について

第5 議第26号 富士宮市立公民館条例の一部を改正する条例について

第6 議第27号 令和7年度9月補正予算について

第7 議第28号 富士宮市民文化会館条例施行規則の一部を改正する規則制定について

第8 富士宮私立学校の適正規模・適正配置に関する取組について

開会

令和7年9月定例会の開会を宣告し、会期を1日として決定。

第1 会議録署名委員の指名について

会議録署名委員に、藤田委員及び関根委員を指名。

第2 教育長報告

令和8年度文部科学省初等中等教育局概算要求主要事項の説明

 まず、令和8年度文部科学省初等中等教育局概算要求主要事項について、資料をご覧ください。文部科学省、国の動向ということで方向性をこの場で共有したいと思い、取り上げさせていただきました。これは要望額ということですので、まだ決定ではありませんが、予算が今まではなかったものが、新規という形でついたり、あるいは増額したりということもありますので、そういったところを中心に見ていきたいと思います。
 初めに、行政による学校問題解決のための支援体制の構築という項目が増額しております。教育委員会への学校問題解決支援コーディネーターの配置や事案ごとの解決策の整理掲示、学校における保護者等対応の高度化などの支援体制の構築ということで予算が計上されています。
 それから、多様な優れた人材の教師入職総合支援、多様な優れた人材を教師入職につなげる新しいモデルの創出による質の高い教師人材確保の推進、教職の価値、やりがいを啓発する取組への支援ということで新たに予算が計上されています。
 次に、GIGAスクール構想のさらなる推進と学校DXの加速ということで、午前中も大富士小で1人1台端末を使っている様子を見ていただきましたけれども、こちらの項目が増額されています。情報活用能力の抜本的向上、校務DXのさらなる加速及び基盤整備についてです。
 それから、生成AIを含む先端技術の利活用推進ということで増額されています。
 それから、今日の総合教育会議でも話題になりました誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校・いじめ対策等の推進については増額される見込みということで、校内外教育支援センターの機能強化等の推進、校内教育支援センター支援員の配置拡充、アウトリーチ支援や保護者支援の拡充等による教育支援センターの機能強化、学びの多様化学校の設置促進等です。
 それから、いじめ・自殺予防対策等の推進、いじめ対応伴走支援チームのモデル構築、いじめ未然防止教育の推進、医療及び学校現場の連携による自殺対策の強化に関しては、いずれにしろ全国的な教育の課題を抱えているところに、新規に計上あるいは増額されているというところが見てとれます。これらについては富士宮市でも共通するようなところでありますので、また国の動向、それから県の動向も含めて、市の予算ですとか、施策等を進めていきたいと思っております。情報共有ということでお示しさせていただきました。

感染症の情報


 最後に、感染症の情報ですけれども、テレビや新聞でニンバスという新型コロナの変異株が流行っているというのを目にします。喉がかみそりで切られたような痛さというような話を伺っているのですけれども、市内小中学校で流行している兆しがあります。最近、小学校の1学級で学級閉鎖がありました。その他小学校でも少しずつ流行しているという話を聞いたり、あるいは中学校でも、新型コロナの流行が見られるという話も出ています。感染症対策としては、夏休み明けということもありますので、神経を使って対応していきたいと思っております。

第3 議第24号 令和6年度歳入歳出決算について

(教育長)
 それでは、議案の審議に入ります。
 初めに、「日程第3、議第24号 令和6年度歳入歳出決算について」を議題とします。
 事務局から提案理由の説明を求めます。

(教育総務課長)
 それでは、議第24号 令和6年度歳入歳出決算について、総括的にその概要を説明申し上げます。
 まず、歳入決算額について、市全体の歳入決算額は、予算現額647億6,428万2,000円、収入済額645億4,913万1,220円です。
 次に、歳出決算額について、市全体の歳出決算額は、予算現額647億6,428万2,000円、支出済額612億8,478万615円、執行率は94.6%です。
 次に、教育費の歳出決算額について、予算現額82億9,621万9,000円、支出済額80億5,502万5,104円、執行率は97.1%でございます。また、一般会計の決算額に占める教育費の決算額の割合は13.1%となります。
 以上が、本決算の大要であります。詳細につきましては、お手元の議案及び令和6年度決算に係る主要施策の成果に関する報告書にて御確認をお願いいたします。
 よろしく御審議のほどお願いいたします。

(教育長)
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑がありましたらお願いします。

(教育委員)
 御説明ありがとうございます。
 学校運営協議会委員報酬6万円が計上されております。報償費の中から払われていると考えますが、資料を見ますと、地域学校協働本部の事業として241万8,000円の委託費が記載されています。地域学校協働本部のメンバーがコミュニティ・スクールの構成員になっているということを承知しておりますけれども、この報償費と、それから地域学校協働本部に委託をした予算と、決算上の区分がどのようになっているのかということをお聞きしたいと思います。
 具体的に言いますと、地域学校協働本部の方が委託ですので、委託成果としてその支出も含めた区分が恐らく成果品の中に出てくるのですけれども、そこの部分と、先ほど申し上げました学校運営協議会の報償費のところで、その区分がきちんとされているかどうかということをお聞きしたいと思います。

(社会教育課長)
 ただいまの質問に対して、地域学校協働本部の委託料については、青少年育成活動推進事業の地域学校協働本部事業委託料241万8,000円という形で記載してあります。今お話がありました内訳ですが、コーディネーターに対する謝金、これが195万7,000円、消耗品が42万3,219円、印刷費が6,325円、郵便料等が3万1,456円ということで241万8,000円でございます。

(学校教育課参事)
 学校運営協議会委員報酬につきましては、昨年度は東小の委員にお支払いしている報償費となります。

(教育委員)
 今御説明いただきまして、地域学校協働本部の委託料の中には報償費が含まれていないということが確認できましたので、支出が正確に行われているということだと思います。
 そう申しますのも、今お話ありましたように、特に東小学校で先行的にコミュニティ・スクールを進めてきたわけでありまして、その中の地域学校協働本部のメンバーとコミュニティ・スクールのメンバーが重複されたときに、どういう立場で参加なさっていて、それに対する報酬とか、あるいはその他の費用が計上されているかどうかというところが気になっていたものですから、お聞きしました。
 今後、コミュニティ・スクールが全市にわたって具体化してくるわけですけれども、そこはぜひ切り分けるあるいは当初から委員の皆さんに理解を得た上でお願いをしていくということが肝要かと思いますので、今後よろしくお願いしたいと思います。

(教育委員)
 学校給食費に関して、補正予算におきましても4,588万8,000円が計上されております。以前、定例会の中でも食材費の高騰によって、補正予算が必要ではないでしょうかという御質問をさせていただきましたが、今後さらに食材費等、または人件費等が増えてくることとなります。3年先、5年先を見据えた改定の計画等がもしございましたら御説明をいただきたいと思います。

(学校給食センター所長)
 給食費の改定につきましては、学校給食費徴収取扱要領の中に市長が定めるものとするという決まりがございます。改定につきましては、以前より富士宮市長が率先して市長会の方に無償化の要望事項を上げております。その流れで、委員御存じだと思いますが、今年の2月に三党合意で小学校の給食費無償化を令和8年度をめどに実現するということがありました。
 実際、政治的に進んでいないのが実情なのですけれども、富士宮市としましては、その無償化の流れもございますので、当面まだ改定するということは考えておりません。他の市町、特に東部の市町にも会合があるときによく話題になって聞くのですけれども、改定した上でその差額分を補助するという考え方ももちろんございます。それにつきましても、昨年関係課、特に企画部などと検討を重ねた結果、やはり先頭を切って無償化を市長会で訴えている立場上、先に富士宮市が価格改定を他の市町に先行してやるというのは、なかなか難しいのではないかという結論の中で、当面は補助という形の対応になっております。
 県東部の方で、特に給食費に関しまして西伊豆町が最近でも無償化をしたようなのですけれども、市のレベルですと、県内含めてもほとんど無償化をしているところはございませんし、価格改定しているという情報もこちらの方に入ってきている状況ではないものですから、まだ当面はこのまま補助でやるということで、今準備をしている状態です。

(教育委員)
 ありがとうございます。また、11月に給食センターの方にお邪魔させていただいて、見学させていただくということも聞いておりますので、そのときにはいろいろと御質問等させていただきたいと思います。ありがとうございます。
 続いて、スポーツ教室事業1,854万9,837円が記載されております。実は以前にスポーツ教室をやっていますというお話を聞いて、今期、参加させていただいて、また明日伺うのですけれども、この金額の中に施設使用料とかもろもろ含まれていると思います。ただ、参加費として皆さんから徴収しているお金等がこの中のどこに当てはまるのか。
 また、それらを踏まえて、そういう取組は大変すばらしいと思うのですが、やっている方々、いろいろなスポーツがありますけれども、保険等がちゃんと網羅されているのかの2点をお聞きしたいと思います。

(スポーツ振興課長)
 最初に、スポーツ教室への参加ありがとうございます。御質問の件ですけれども、参加料につきましては、歳入としてスポーツ教室の利用料ということで、734万8,000円がスポーツ教室の利用者の参加料として計上をさせていただいております。
 そして、スポーツ教室における保険につきましては、市が加入しているふれあい保険の対象になっています。

(教育委員)
 まず、資料に小学校の情報教育推進事業ということで借上げがあります。借上げの中に小学校用の教育コンピュータの機器一式3,300万がありますが、同様に、今度は中学校の情報機器の借上げの部分ですが、中学校の一つの契約は2,500万以上で、NTT・TCリースが指名競争入札による契約になっています。
 それから、もう一つ、ほぼ同額の機器一式を静銀リースと契約していますが、これは随意契約になっております。つまり小学校の借上げについては、一本で3,300万強の指名競争で静銀リースが取っているわけですけれども、中学校は二つの契約になっています。さらに、一方が指名競争、一方が随意契約だということで、それらの理由をお聞きしたいと思います。
それから、同じように小学校の情報機器の関係ですが、委託という項目があります。ここでGIGAスクール構想用のコンピュータの保守業務を遠鉄システムサービスと契約されています。
 借上げの項目を見ますと、GIGAスクール構想用コンピュータ機器一式をNTT・TCリースが指名競争で取っています。つまり別々の業者が機材そのものについては指名競争によって競争原理を働かせた上でNTT・TCリースに決まりました。しかし、そのメンテナンスについて、保守業務に関しては随意契約で別の会社が委託先になっているということで、これは前に話を聞きましたけれども、借上げのときに対象となる会社とメンテナンスをやるときのソフトウエアの部分の会社の届出内容が違うので分かれるということで、どちらかといえば指名競争の方が、落札価格が低くなる可能性がある。随契の場合はそうではない。よほどその会社でなければならない理由がないと、ということになるわけです。そういったことから見ると、同じようなハードウエアを借上げする場合にも、小学校と中学校と考え方が違ったり、あるいは同じ中学校でも随契とそれから指名競争を分けていたり、あるいはそのハードウエアをそこでやったから、メンテナンスについては競争原理の働かない随契にするとかといった形で、非常に分かりにくくなっていると思いますが、その辺について御説明ください。

(学校教育課参事)
 まず、後段の御質問について先にお答えさせていただきます。
 GIGAスクール構想用のコンピュータ機器一式について、まずこの借上げにつきましては、パソコンの導入業者の導入金額に対して5年間リースをした場合に一番安い金額のリース業者を決めるための競争入札をしております。保守業務につきましては、パソコンの導入業者と一者随意契約を結んでいます。パソコンの導入に際しましては、機器の設定、設置費用を含めて購入価格としております。そのため、導入業者の責任におきまして、その後の保守業務を行うことが必要になると考えます。もし導入業者と保守業者が異なりますと、機器を使用していて不具合があった場合、その責任の所在が導入業者なのか保守業者なのか不明確になってしまうことから、そのような事態を避けるために導入業者と保守業者を同一にするということを決めております。
 したがいまして、資料には導入業者のことは出てきませんが、見積り合せをして一番安い導入業者があった中でそれは保守を依頼している遠鉄システムサービス株式会社が導入業者になりまして、その金額を基にリース料率を掛けて、リースをした場合の指名競争入札を行った結果が資料に示されております。
 もう一点、最初の御質問ですが、こちらは記載が間違っておりますので、訂正させていただきたいと思います。

(教育委員)
 それでは、契約を二つに分けた理由は何かあるのですか。

(学校教育課参事)
 校務用のコンピュータに関してですが、令和5年度に再委託しておりまして、こちらも以前の契約の金額がそのまま残っている状態になっております。

(教育委員)
 これは間違いが残ってしまっているということで、決算報告書だからそう簡単な問題ではなく、しっかりチェックしなければならない問題だと思います。

(教育総務課長)
 既にこちらは議案送付がされております。このような間違いが分かった場合には、議場で訂正するという場面がありますので、恐らく今回のケースもそれに当たるかと思っております。大変申し訳ございませんでした。今後注意いたします。

(教育委員)
 これからそういうことのないようにお願いしたいと思います。
 最初の説明で、導入業者と借上げ業者、それからそれらを含む保守業務をやる業者の話があったのですけれども、借上げ業者のNTT・TCリースから借上げたものを、遠鉄システムサービスがメンテナンスしているのではないということでしょう。つまり導入業者のものをメンテナンスするという理由から随契にしているわけですね。そうだとしたら、今回の資料にあるNTT・TCリースとの借上げというのが、イコール導入業者としてNTT・TCリースを指すのではないのでしょうか。今の説明だと、導入業者に対してメンテナンスをやるというのは、それは責任の問題があるので、随契の理由にならないでしょう。そこはよく分かるのです。しかしながら、その元となる借上げが遠鉄ではない、別の会社がリースしたものについては、それは責任が取れませんよね。その説明とこの書面の説明とうまく合わないのですけれどもいかがでしょうか。

(学校教育課参事)
 富士宮市が、もしリースを行わずに一括で払うことになった場合、備品購入費で遠鉄システムから買ったという表記になり、導入業者である遠鉄システムサービスに一者随契で委託保守してもらうということになってきます。
 今回富士宮市は、導入業者から直接買い受けるのではなく、その導入費用を基にリースにして業者を決めるというような流れになっております。

(教育委員)
 今、御説明いただいたことを理解しようとするためには、先ほどのように導入業者と保守業者が密接不可分で切り離すことができませんということを強調してしまうと、今の話では非常に分かりにくくなります。つまり一括購入なのか、リースなのかという議論をそこにかぶせると、一括購入をした場合は今の最初の理屈で導入業者と保守業者は不可分なので通るわけです。しかしながら、それがリースということで別の会社になってしまった場合は、それはむしろ保守業務の随契理由が成り立っていません。見積額は導入したときの額の5年間の額をリースとして1年間でやっているかもしれないけれども、例えば問題が起きたときに、今の状態でいうと、NTT・TCリースで借上げしたコンピュータと、それからメンテナンスの議論で、エラーがあったときに、どちらの責任なのかという部分です。ハードウエアなのかソフトウエアなのかということで、対立してしまう状況になってくると思います。
 だから、仮に説明をする場合には、導入業者とそれから保守業者の密接した話を言ってはいけないのでしょうか。借上げは借上げの責任を取らせます。メンテナンスはメンテナンスの責任を取らせます。その代わり、いずれも指名競争で競争原理を働かせて頑張ってもらって安いものにしましたというなら、筋が通ります。そうではなくて、責任は取らせます、そのために執行額についても遠鉄が導入したときと同じように取ってもらえるようなお金をリースという方法によってお支払いしますと言った瞬間、もうリースとメンテナンスの責任関係が分離します。説明を無理に理解しようとすると、早い話が、説明が良くないと思います。もう少しうまく説明できるような方法とか、あるいは契約方法を変えるとか、工夫が必要ではないかなと思います。

(教育部長)
 9月議会でまだ決算認定されていませんので、今御質問いただいて、私の方もなかなか腑に落ちないところもありますので、いま一度説明についても委員会内で整理をして、議会に臨みたいと思います。御指摘ありがとうございました。

(教育委員)
 教育費国庫補助金の要保護生徒援助費補助金、それから歳出で要保護及び準要保護児童援助事業という項目がございます。私の認識ではこの窓口はこども未来課になっているのではないのかなという認識でいまして、そうすると、ここに上がっているのはどういう意味合いなのかを御説明いただきたいと思います。

(学校教育課参事)
 こちらの要保護生徒援助費補助金の要保護といった言葉が、生徒に対して要保護しなければということの意味の方ではございません。いわゆる生活保護を受けている世帯の生徒に対して国で定められた援助金を出していくといった金額になりますので、同じ言葉なのですけれども、意味合いが違うところで就学援助費の金額になっております。それは学校教育課で支出しております。給食費ですとか学用品費、修学旅行費などについてです。

(教育委員)
 それでは、今の御説明だとこども未来課が扱っている要対協と資料に記載されているものについては、全く別のものという認識でよろしかったでしょうか。ありがとうございます。

(教育委員)
 学校・社会教育融合事業で講師謝礼163万2,000円が計上されていて、資料を見ますと、学校・社会教育融合事業の取組で詳細が分かります。予算とは関わりがない質問かもしれませんけれども、富士根南公民館から富士根交流センターへ移行されつつある現状の中で、この学社融合事業が今後縮小していくような状況にあると考えるべきなのでしょうか。それとも、富丘交流センターが発足したところで、富丘地区の学社融合事業というのはどのような形で、現状あるのかというところをお尋ねします。

(社会教育課長)
 市内小中34校あるのですけれども、そちらの学校が今各地域に割り振られて、各公民館等を通じてやっているのですけれども、34校全ての小中学校がどこかの公民館、どこかの地域学習センターを通じて上がってくるような形にはなっております。
 したがいまして、富士根南公民館がなくなったとしても、富士根南小中学校での学社融合事業については、どこかの公民館に当てられるもしくは社会教育課が窓口になっているところもありますので、そんな形で行うようになると考えております。

(教育委員)
 34校がどこかの公民館にということですが、例えば既にもう大宮小学校の近くには公民館はありませんよね。担当の公民館と学校の関わりが分かるようなものがあればお知らせいただきたいです。

(社会教育課長)
 ただいまの御質問ですけれども、大宮小、それから二中について、現在は社会教育課の方が窓口になってやっております。また、その一覧表もございますので、お示ししたいと思っています。

(教育委員)
 小学校費及び中学校費の備品購入に関して、これは学習用の机や椅子など大量なものを購入しているということで、あと放送設備も大きなものになるということで、そういったものの購入に関する金額なのかということ。購入するということは、破棄するものがあるかと思うのですけれども、その破棄をする部分の負担というものが、この金額の中に含まれているのか。また、その破棄するものがどういう状況で例えばリサイクルですとか、どういった処分の仕方がされているのか教えていただきたいと思います。
 それから、もう一つ、特別支援教育就学奨励事業の中で通学費という項目があるのですけれども、この通学費というのはどういう使われ方をしているのか教えていただきたいと思います。

(教育総務課長)
 それでは、備品購入費の中の学習机、椅子なのですけれども、これは今回東小ほか6校の小学校からの要望がありまして、それぞれ老朽化したものを新しいものに替えているものでございます。これを廃棄する費用はこの金額には入っておりません。
 それで、処分の関係ですけれども、決算審査資料の資源鉄等売払代という歳入の項目で、大きく4,500万ほどあるのですが、このうちの一部にそういった売却できるものは売却をしてリサイクルというか、市の雑入として収入しているものでございます。

(学校教育課参事)
 資料の特別支援教育就学奨励事業の通学費に関する御質問ということで、こちらにつきましては、小学校の特別支援学級に通われている児童の場合、通学区域がある程度広くなるものですから、保護者が車で送迎していることが多くなります。その場合、保護者の方が送迎してくださった往復に対しまして、何キロ車で走って送り迎えしていただいたので、1キロ当たり幾らですよということを勘案しまして、それに対して奨励金を出しているということになります。こちらは国庫補助金の対象なので、国の基準にも従って支出させていただいております。

(教育長)
 よろしいですか。
 他にありませんか。

 (「なし」の声)

(教育長)
 それでは、質疑なしと認めます。
 質疑が終了しましたので、議第24号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第24号は原案のとおり可決されました。
 ただ、先ほど報告書等についての記載については、再度しっかり見直していただくということと、また説明等については御検討いただきたいと思います。ありがとうございました。

第4 議第25号 富士宮市民文化会館条例の一部を改正する条例について

(教育長)
 次に、「日程第4、議第25号 富士宮市民文化会館条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。

(文化課長)
 それでは、議第25号 富士宮市文化会館条例の一部を改正する条例について、市議会9月議会の議案として審議いただくものです。
 改正内容は、リニューアル工事による使用料の改正で、算定については8月の教育委員会で御説明したとおりです。また、資料の後方に新旧対照表を掲載させていただいております。

(教育長)
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑がありましたらお願いします。

(教育委員)
 ピアノの使用料について、前回議会への説明資料にありましたけれども、スタインウェイのフルコンサートピアノが1万1,000円ということなのですが、そのほかにフルコンサート、セミコンサート、セミコンサートというピアノがあって、これは8,000円です。フルコンサートとセミコンサートがどのように機能が違うか分かりませんけれども、CF6とC7とは著しく単価が違っています。小ホールと練習室の違いも場所も違うのですが、これは適切な価格なのでしょうか。

(文化課長)
 今回使用料の改定につきましては、新たに購入したものについて計算をし直しております。ピアノが4つございますけれども、この中で今回購入したものがスタインウェイのフルコンサートピアノ、それから1つ置いて小ホールで使う5,500円のヤマハのセミコンサートピアノを新規購入いたしました。こちらは近隣の市町の状況、大ホールで使っているスタインウェイ、それから小ホール等で使っているセミコンサートピアノと同等の金額として定めさせていただきました。
 残りの4,400円のものは、これは大ホールで使うフルコンサートピアノですけれども、これは従前から使っておりまして、今回一部修繕をして使用しているものとなります。それから、一番下のセミコンサートピアノも、それまで小ホールで使っていたものなのですけれども、やはり今回これも一部修繕しまして、練習室で使うということで、金額的には以前と同じ金額となっております。

(教育委員)
 詳しく分からないのですけれども、上から二つ目のフルコンサートピアノは古いもので4,400円です。その下のセミコンサートピアノは、新しいから5,500円で高いということでしょう。それは耐用年数の問題があったり、修理はしたけれども、グレードが低いとかそういう質的な違いがあるのだということで、一般的にはフルコンサート、セミコンサート、それから大ホール、小ホール、練習室と段階的に安くなるのかなと思ったら、そうなっていないものですから、どうしたものかなと思って質問いたしました。

(文化課長)
 従前から使われていたものについては、文化会館の開館当時に購入したもので、その当時減価償却費も併せて金額を設定したもので、減価償却期間の方がまだ全部消化していないというところも、金額の計算の仕方がはっきり分からないのですけれども、ほかのものから考えると、償却期間がまだあるのではないかというところもありまして、そういったものについては今回金額の改定はしておりませんので、そのままとなっております。
 新たに購入したものについては減価償却費等で計算をし直しておりますが、スタインウェイと小ホールのピアノについては、周辺と合わせて金額を設定しているところです。

(教育委員)
 スタインウェイのピアノが1万1,000円ということで、先ほどのお話の中で近隣のところと値段を合わせてというお話をお聞きしたのですが、ピアノというものはやはりメンテナンスがかかります。ですから、ある一定期間で調律したりとか、その使用頻度によって短く常に調律したりとか、メンテナンスしたりとかする、そういう費用をここに見据えて、この1万1,000円にしているのでしょうか。それとも、それは違って、近隣に合わせての金額なのかを教えていただきたいと思います。

(文化課長)
 今回この備品につきましては、市の算定基準によりまして、購入時の金額、それから耐用期間、耐用年数で計算をしておりますので、その中に維持費の金額は入っていません。
 スタインウェイにつきましては、今回計算するに当たって、今後30年間使った場合として計算をさせていただきまして、そうしたところ、今設定した金額よりも2倍ぐらいになったというところで、やはり市民の方が使いやすい金額をということで調整したものです。

(教育委員)
 ありがとうございました。それでは、その調律とかメンテナンスが含まれていないということなので、今後それはまた別途費用として上がってくるということでよろしいのでしょうか。また、その調律については、どれぐらいのスパンでやっていかなければならないのか、もし分かれば教えていただきたい。

(文化課長)
 調律等につきましては、年数何年かというのははっきり分からないのですが、必要な期間でやっていく、もしかすると1年に1回とか、2年に1回とかという形でやっていくと思います。
 そこの費用ですけれども、今回使用料、建物全体に係る使用料を計算するに当たって、いろいろな維持費などもこのピアノに限らず、いろいろな他の機材の維持費なども合わせて積み上げた中で使用料というものは計算しておりますので、そういったところに全体の運営費の中の維持費というところで一部入っていると思われます。

(教育委員)
 ありがとうございます。ただ、スタインウェイの場合、近隣で調律できる方が来て簡単にできるものではなく、多分東京のスタインウェイから来て調律をすると思います。ですから、御自宅にあるピアノを調律するような金額では到底できる代物ではないし、その辺の金額がちゃんと分かっていてこの使用料が設定されているのかなと思って今お聞きしたのですが、それは一切入っていないということでよろしいですね。
 また、いつか、今ではなくて結構なので、近隣のところにスタインウェイが入っているではないですか。どれぐらいの頻度でスタインウェイを調律しているのか。また、かかったその費用、年間幾らぐらい維持管理にかかっているのかというのを、参考までにまた教えていただきたいと思います。

(教育長)
 他にございませんか。よろしいでしょうか。

 (「なし」の声)

(教育長)
 質疑なしと認めます。
 質疑が終了しましたので、議第25号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第25号は原案のとおり可決されました。
 

第5 議第26号 富士宮市立公民館条例の一部を改正する条例について

(教育長)
 次に、「日程第5、議第26号 富士宮市立公民館条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
 事務局から提案理由の説明を求めます。

(社会教育課長)
 それでは、議第26号 富士宮市立公民館条例の一部を改正する条例について御説明させていただきます。
 本案は、令和8年2月1日の富士根交流センターの開館に伴い、富士根南公民館を閉館するため、富士宮市立公民館条例の一部を改正するものです。
 改正の概要は第2条及び使用料の額を定めた別表から富士根南公民館の項を削り、別表の4、富士宮市立西公民館の使用料以下を一つずつ繰り上げるものです。
 この条例は、令和8年2月1日から施行します。
 以上になります。よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。

(教育長)
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑がありましたらお願いします。
 よろしいですか。

 (「なし」の声)

(教育長)
 では、質疑なしと認めます。
 質疑が終了しましたので、議第26号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第26号は原案のとおり可決されました。

第6 議第27号 令和7年度9月補正予算について

(教育長)
 次に、「日程第6、議第27号 令和7年度9月補正予算について」を議題とします。
 事務局から提案理由の説明を求めます。

(教育総務課長)
 それでは、議第27号 令和7年度9月補正予算について説明いたします。
 令和7年度9月補正予算(教育委員会分)を御覧ください。初めに、歳入です。5,304万2,000円の減額補正です。減額後の合計額は24億8,622万3,000円となります。
 次に、歳出です。2億5,492万2,000円の増額補正でございます。補正後の合計額は70億2,402万1,000円となります。
 それでは、各課の主な補正内容について御説明いたします。初めに、教育総務課です。歳入、市債5,250万円の減額は、今年度予定していた富士宮第二中学校既存校舎改修工事について、学校側との調整の中でよりよい教育環境にするための工事を来年度に延期することによるものでございます。
 歳出、総務費2億円の増額は、学校施設整備基金積立てによるものでございます。今回の補正により累計の基金積立額は約20億円となっております。
 また、小学校費4,144万円の増額は、主に学校管理費における修繕料や電気料の不足分でございます。
 中学校費3,900万円の減額のうち、学校管理費においては、小学校費と同様の増額補正でございます。
 また、学校建設費の減額については、歳入、市債の際に御説明いたしました富士宮第二中学校既存校舎改修工事の延期によるものでございます。
 次に、学校教育課です。歳入、県支出金12万円の増額は、黒田小学校が人権教育研究事業の選定を受けたことによって交付される県の補助金でございます。
 歳出、特別支援教育費561万6,000円の増額は、医療的ケア児の支援に係る看護師の派遣委託によるものでございます。
 次に、社会教育課です。歳出、公民館費536万7,000円の増額は、主に公民館の修繕料の不足分及び芝川公民館の通信環境の改善のためのアクセスポイントを導入する費用となります。
 次に、文化課です。歳入、国庫補助金126万1,000円の減額は、主に国庫補助金の不採択によるものです。
 歳出、文化振興費440万円の減額は、先ほどの国庫補助金の不採択を受け、人穴富士講遺跡測量調査が実施できなくなったことによるものでございます。
 次に、スポーツ振興課です。歳出、体育施設費1,394万4,000円の増額は、主に学校の夜間照明や体育施設の修繕料の不足分でございます。
 次に、学校給食センターです。歳出、学校給食費1,997万9,000円の増額は、主に物価高騰に伴う給食賄い材料費の不足分でございます。
 最後に、中央図書館です。歳出、図書館費943万6,000円の増額は、中央図書館の防火シャッター等の修繕や図書の購入に伴う不足分でございます。
 なお、各課の9月補正の集計は、資料を御参照ください。
 以上、議第27号 令和7年度9月補正予算についての概要でございます。よろしくお願いいたします。

(教育長)
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑がありましたらお願いします。

(教育委員)
 市債が5,250万の減額補正で、理由は二中の改修に関わる工事を来年度施工に持ち越すための補正という御説明ですが、一つは来年度に持ち越したことによって完成年度の延長など、つまり学校教育環境の予算が増えることはありませんかというのが一つです。
 もう一つは、どうも話は学校側と詳しく詰めたところ、今年度の施工が難しくなったので、来年度にしたということですが、そんなことは予想の前から打合せがされているものと考えますが、つまりそのときは想定できなかったよほどの理由があって、今回減額補正となったのだろうと思いますが、その理由を教えてください。

(教育総務課長)
 それでは、2点の質問についてお答えをさせていただきます。
 まず、1点目の来年度に工事が行われることへの学校側の負担というところでございますが、もともと今年度施工を始めて、来年度の夏休みにそこの工事をするというところで進んでおりましたので、今の予定ですと来年度の夏休みに施工するというところは変わりございませんので、学校側への負担というところはないものと考えております。
 続きまして、もともと当初で見込みが甘かったのではないかというところの御指摘ですが、当初予算は皆さん御存じのとおり、要求から始まり、確定するのがおおむね1月頃になります。昨年度この工事を行うために設計をするための委託をかけておりました。その中でいろいろ出てきた問題と、それから富士宮第二中学校の先生方との話の中で、具体的に申し上げますと、この工事が二中の一番北側にある特別教室棟、これが家庭科室とか技術科室がございます。そこがかなり老朽化しているものですから、二中の空き教室にその技術科室であるとか、理科室であるとかというのを移設する工事になります。
 そんな中で、やはり当初はここの場所に技術科室とか、家庭科室というところを想定していたのが、やはり学校とそんなことをやり取りしている中で、当然この人件費の高騰であるとか、資材の高騰でかなり設計額が膨らんでしまったのが実情でございます。
 そのような中で、今回一度はこの9月補正で増額というのも考えましたが、やはりそれは理解が得られないだろうというところで、一旦ここで取下げをさせていただいて、しっかりと新年度予算に向けた設計や調整をして、再度次年度に向けた調整を今後行っていきたいと考えております。

(教育委員)
 今具体的な工事についての契約はしていないわけですね。
 来年度の夏休み施工に向けて、来年度の新規予算で取れば、施工は遅延なく進むということでいいわけですね。分かりました。

(教育委員)
 就学支援費の委託料、医療的ケアをしてくださる方に関する労働者派遣委託料について、少しお話いただけるとありがたいです。

(学校教育課参事)
 当初予算におきまして、2名の児童生徒につきまして看護師の資格を持った会計年度任用職員を募集するということで進めておりました。そうしたところ、実際4月になりまして、募集したところ1名しか看護師が来なかったものですから、一人の児童生徒について困ってしまうということになりまして、社会福祉法人の方が受けていただけるということになりましたので、その分を委託料で支出しているところでございます。

(教育委員)
 そうしますと、2名の支援員のうち、お一人は会計年度任用職員の身分で、お一人は社会福祉法人からの派遣の方ということになるのですね。そうすると、ほぼ同じようなお仕事をしながらも、給与等は異なりますか。

(学校教育課参事)
 看護師資格を持った方につきましては、大体1日1万円ぐらいの支出となっております。あと、社会福祉法人に委託した場合、1回1時間9,000円といった金額で契約しますので、1日に2回、3回と行けば、その9,000円が2倍、3倍になってくるということになります。割高になりますが、こちらは社会福祉法人の方でそのように対応していただけるということでお願いしております。

(教育委員)
 資格専門職等を会計年度任用職員として雇用しようということが、非常に難しいのですよね。そうすると、1時間、2時間の関わりですから、支援してもらえないこどもの立場を考えると、1日学校にいる間支援をしていただけるような状況をつくるというのが、午前中も学校の現状を見させていただく中で、信頼関係を築きながらも安心して学習に臨める、その状態を親御さんも望んでいらっしゃるでしょうし、お子さんもそれに越したことはないと思うのですが、それは学校教育課がということでもないし、任用の仕方をそもそも人事と詰めていただいて、今後そういったケースは増えてくるのかなと思います。度々こういった方を公募してもこれ以上はということで、どこでも欲しい人材が専門職ですよね。そういったことを切に、他部署の方にも御理解いただいて、教育支援について深い御理解を今後もいただけるように、学校教育課だけでなく、教育委員会全体を通じて働きかけをしていただけると、一人でもこどもが安心して通える体制につながるのかなと思いますので、大変でしょうが、よろしくお願いいたします。

(教育長)
 それでは、要望ということで承りました。
 他にございませんか。よろしいでしょうか。

 (「なし」の声)

(教育長)
 それでは、質疑なしと認めます。
 質疑が終了しましたので、議第27号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第27号は原案のとおり可決されました。

第7 議第28号 富士宮市民文化会館条例施行規則の一部を改正する規則制定について

(教育長)
 次に、「日程第7、議第28号 富士宮市民文化会館条例施行規則の一部を改正する規則制定について」を議題とします。
 事務局から提案理由の説明を求めます。

(文化課長)
 それでは、議第28号 富士宮市民文化会館条例施行規則の一部を改正する規則制定についてです。
 改正内容は、リニューアル工事により施設数及び名称が変更となることから、申請書様式を変更するものです。詳しくは資料の最後のページに新旧対照表がございます。そちらの方を見ますと、大ホールの楽屋が楽屋3まで大きな楽屋だったのですけれども、そちらを3分割したということで、楽屋が2つ増えております。
 それから、練習室について、今まで練習室ではなく、事務的に使っていた部屋が不要になったというところで、練習室の方に加えております。
 説明は以上です。御審議の方よろしくお願いいたします。

(教育長)
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑がありましたらお願いします。

 (「なし」の声)

(教育長)
 質疑なしと認めます。
 質疑が終了しましたので、議第28号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第28号は原案のとおり可決されました。
 以上で本日の定例会に付議された議案の審議は全て終了しました。

第8 富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について

(教育長)
 次に、「日程第8、富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について」、事務局から説明をお願いします。

(教育総務課長)
 それでは、富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について御説明いたします。
 初めに、市議会9月定例会総務文教委員会に関しまして御説明いたします。本件は、9月18日に開催されます総務文教委員会で説明する内容について、事前に教育委員の皆様に説明させていただくものでございます。
 それでは、少子化に対応した市内小中学校の再編について御説明いたします。表の児童生徒数ですが、令和7年5月1日現在の値で住民基本台帳を基に算出した数値でございます。
 それでは、小学校年度別児童数、学級数の推計表についてであります。この表は令和8年度以降の小学校全体の児童数、学級数を示しており、記載のとおり、令和8年度以降年々児童数、学級数が減少する予測が出ております。
 次に、年度別児童数推計表についてです。この表は令和8年度以降に新1年生となる児童数を学校ごとに記載したものでございます。令和8年度を御覧ください。令和8年度の新1年生は808人、33学級と予測が出ております。令和13年度、こちらは昨年度生まれたこどもたちが小学校1年生になる年度でございますが、新1年生は555人で、28学級という予測が出ております。
 次に、表の色分けについて御説明いたします。まず、緑色のマーカーをしているところは単学級、いわゆるクラス替えができない1学年1学級であることを示しております。
 次に、オレンジ色の複式は、1年生から複式学級での授業となり、青色の複式は2年生以降から複式学級での授業となる予測が出ているところを色づけしております。将来的には小学校21校中、3分の2の14校が、クラス替えができない単学級もしくは複式学級が存在する小学校となる予測が出ております。
 このことからも急激な少子化が進んでいることが分かります。このような状況から教育委員会といたしましては、学校の再編は待ったなしの状況であると考えております。
 次に、中学校年度別生徒数、学級数推計表についてでございます。この表は中学校全体の生徒数、学級数を示している表になります。小学校同様、年々生徒数、学級数は減少する予測が出ております。
 次に、年度別生徒数推計表について御説明いたします。この表も小学校同様に、令和8年度以降に新中学校1年生になる生徒数を学校ごとに記載したものでございます。6年後の13年度には生徒数870人、学級数32学級と予測が出ております。
 次に、市立学校の適正規模・適正配置に関する基本方針については、昨年度から複式学級が存在する学校や今後複式学級が想定する学校を中心に保護者懇談会や地域説明会を開催し、学校の適正化に向けた取組を現在も行っているところでございます。
 最後に、(仮称)学校再編計画の策定についてであります。今後は、先ほどの基本方針を具現化するため、令和8年度中に(仮称)学校再編計画を策定する予定でございます。
 また、当日の午後には富士市の富士川第二小中一貫校松野学園及び静岡市清水区の両河内小中学校に現地視察のため、私どもも同行いたします。
 次に、8月28日に開催しました少子化に伴う内房小学校の今後を考える意見交換について御報告いたします。今回内房小学校にお子さんを通わせている保護者をはじめ、これから内房小学校にお子さんを通わせる保護者や内房地区に昔からお住まいの方など、合計42名の方にお集まりいただきました。意見交換会を踏まえた全体的な所感といたしましては、こどものことを第一に考えた上で、統合についてなるべく早く協議を進めていただきたいという地域住民の思いがうかがえました。私どもといたしましても、第1回のこども協議会を11月上旬に開催できるようスピード感を持って進めてまいります。
 なお、主な意見、質問の内容については、資料を見てお読み取りください。
 最後に、白糸小学校の保護者との意見交換会を今後開催いたします。日時、会場及び内容は資料のとおりでございます。
 説明は以上です。よろしくお願いいたします。

(教育長)
 以上で事務局からの説明は終わりましたが、この際ですので、御質問等がありましたらお願いします。

(教育委員)
 色分けについて今一度説明をお願いします。

(教育総務課長)
 井之頭小の例で御説明をさせていただきます。
 まず、令和8年度お二人入学されるという予定です。令和7年度が4人以下の現状でございまして、原則複式学級は2学年で13人以下が原則でございます。ただし、1年生を含む場合は、合計が6人以下ということになりますので、令和7年が4人で、令和8年の入学が2人なものですから、6人以下で令和8年は1年生から複式です。令和9年になりますと、これはあくまでも予測ですけれども、令和8年の2人が2年生になります。令和9年は4人の1年生が入ってきて、6人以下になりますので、ここも1年生から複式学級が可能となります。令和9年の4人が2年生になったとき、令和10年に4人の1年生が入学されます。このときは2年生、1年生で8人になるものですから、6人以下にならないということで、この場合1年生は単学級になるものですから、2年生以降複式ということで青色にさせていただきました。
 令和11年も4人というところで、令和10年の4人と令和11年の4人で8人になるものですから、この令和11年も小学校1年のときには単学級です。しかしながら、令和12年になりますと、入ってくるお子さんが1人になるものですから、令和12年の1人の1年生は、上の2年生が4人しかいないものですから、5人ということで1年生から複式の学級ですと、そういう色分けでございます。

(教育委員)
 富士川第二小中一貫校で、私が退職してから4年連続毎年授業に行っていました。同じ敷地内に校舎が並んでいて、入り口も職員室とか校舎が違うのですけれども、とても面白い造りで工夫されていて、統合する前の学校にも行っていて、統合した後の学校にも行ったので、どういうふうに変化していくかというのが見せていただいて、とても面白かったので、現地調査というのはとても大事なので、皆さんで行かれるといいなと思っています。
 あわせて、昨日富丘地区の高齢社会をこれから迎えるに当たって人口の推移を読み取って、独居老人の孤独死をいかに減らすかという会合に出ていたのですけれども、資料を見ても少子化があっという間に進んでいって、どういうふうに手だてを講じていくかというのは、喫緊の課題だなと思うのですが、先ほど説明していただいた内房小の報告書を読ませていただくと、非常にそれぞれの御意見が違う方もいらっしゃるでしょうし、42人も参加してくださったのですが、参加されない方の意見もあるとは思うのですが、非常に前向きで積極的で、待っているというような感じを、全体を読んで受け止めたのですが、こどものことを第一にという文言がありましたが、それに尽きるので、こどものことを第一に考えると、他地区の模範例として皆が羨ましいな、すてきだなと思うような学校を一つ造ることによって、後のハードルはあまり高くなく進むことができるのかもしれないなと思って読ませていただきました。
 ただ、表の推移だけを見ると、私だけでなく、どなたもきっとこれでは困ったなと、再編をもっと早く進めないとという思いになるかと思うので、それなら人数の問題だけでなくて、みんながここの学校に通わせたいと、小学生がいるから、中学生もちょっとお兄さんぶってとか、また交流やお勉強の教え合いができたりなんていう近しい関係で学習するなんて、そうなるかどうかはまた別として、それでも互いに支え合いながら学ぶ、そういう理想の学校が一つもしモデルとしてできたら、ほかは本当にうちにも造ってよというようなことになっていくのかなと思って読ませていただいたので、こういう丁寧に進めて、対応していっている教育委員会、そして教育総務課の方の御努力や思いが必ず保護者やこどもたちに伝わるような、そんな取組になるのではないかなと思って書類を読ませていただきましたので、ぜひ大変だと思いますが、こどもたちのために進めていただけるとありがたいなと思います。

(教育総務課長)
 貴重な御意見ありがとうございます。実は昨年度基本方針を策定した以降、企画部とも調整をしておりまして、やはり委員おっしゃったように、最初の統合するときが非常に大事だというところで、企画部の方としても皆さんが統合した方がよかったねと思われるような、そんなことを目指すべきだというところで、すごく協力的になっていただいておりますので、今後11月以降にこども協議会が始まりますが、そこにはやはり企画サイドも出席をしていただいて、地域の皆さんと議論を深めていきたいとに考えております。ありがとうございます。

(教育長)
 御意見ありがとうございます。
 他にございませんか。

 (「なし」の声)

(教育長)
 それでは、ないようですので、質問を終わりにします。
 それでは、これをもちまして9月定例会を閉会します。お疲れさまでした。
 

閉会

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