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更新日:2025年12月22日

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目次

 

令和7年11月 富士宮市教育委員会定例会(議事録)

日時

令和7年11月18日(火曜日)
開会:午後1時15分 閉会:午後2時20分

場所

学校給食センター

出席者

教育長、教育委員及び説明のための事務局職員

議事日程

第1 会議録署名委員の指名について

第2 教育長報告

第3 議第29号 富士宮市立西小学校管理特別教室棟・普通教室棟長寿命化工事(建築工事)請負契約の変更について

第4 議第30号 富士宮市民文化会館リニューアル工事(電気設備工事)請負契約の変更について

第5 議第31号 富士宮市民文化会館リニューアル工事(機械設備工事)請負契約の変更について

第6 議第32号 令和7年度11月補正予算について

第7 議第33号 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書について

第8 富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について
 

開会

令和7年11月定例会の開会を宣告し、会期を1日として決定。

第1 会議録署名委員の指名について

会議録署名委員に、藤田委員及び深澤委員を指名。

第2 教育長報告

令和8年度アクションプランの見直し
 まず、令和8年度アクションプランについて御説明します。今年度、アクションプランに基づいて、各教育施策を行っているわけですけれども、また教育委員の皆様に目を通していただいて、次年度に向けて、ここはもうちょっと手厚くしたほうがいいのではないか、あるいはここはもう十分達成されているので、取組としてはもう必要がないのではないかといった御意見や御助言をいただければと思います。また御確認いただいて、質問等についても受け付けたいと思います。今年中に何かありましたら事務局までお申出いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

第2回市内全体研修会の実施
 次に、第2回市内全体研修会について報告いたします。主な教科領域については、11月12日水曜日に行いました。まだ少し終わっていない教科領域がありますけれども、今後随時ということで計画どおりやっていく予定です。私は、小学校理科と、それから中学校理科について半分ぐらいずつ見させていただきました。義務教育9年間で資質・能力を育成していく、教科の見方、考え方を育成していくというようなところで、来年度から小中学校で一つのグループで再編をしまして、小学校の授業も中学校が見る、中学校の授業も小学校が見るということで、そのような形で取り組みたいと思っています。その先行として、今年意識して取り組んでくださいということをお願いしたものですから、理科の授業を見ました。確かな学力が育つ授業の構想図というのがありまして、それを具体化するために市内全体研修会を行っております。年間2回という回数は変わりませんけれども、小中でより意識して義務教育9年間で力をつけていくということについて、来年度から取り組んでいきたいと思いますので、御了解ください。

インフルエンザの感染状況
 その他になります。今インフルエンザが流行し始めまして、例年より全国的に見ても流行が早いというようなことを聞いております。それで、今日の時点で学級閉鎖をしているところが中学校で3校ございます。富士宮一中、富士宮四中、それから上野中で学級閉鎖になっています。小学校の方は、今まで東小学校、富士根南小学校が学級閉鎖でしたが、今日の時点では小学校の方はございません。ただ、兄弟関係で一中、四中辺りから、東小、富丘小辺りの数が多くなってきている状況です。それぞれの学校で注意喚起を進めて、市内全体の動向を調査で把握していきたいと思っています。

教育委員報告

(教育委員)
 第64回静岡県市町教育委員会研修会として、11月5日水曜日、掛川のしんきんプラザでの研修に3名で参加したのですが、私から代表して報告をさせていただいて、両委員からは、後ほど補足をしていただけるとありがたく思います。
また、昨年度まで本研修会の運営を携わっていた富士宮市ですので、会長任務を全うされた委員と、それから本市事務局のきめ細かな対応について、本当にきちんと研修会を行っていた御苦労があってと思いながら参加したものですから、本当にありがとうございました。
 最初に、開会の挨拶で戸塚会長が挨拶をしてくださいました。今年度の研修の会長報告と県教委へ対する要望についてお話をしてくださいました。要望の中で、令和8年度特に要望する事項としましては、部活動に関すること、いじめ・不登校に関すること、特別支援教育に関すること、そして学校給食に関すること等、課題山積の中、丁寧に要望してくださって、一丸となってこどもたちの教育環境を整えようということでお話をいただきました。また、宮崎教育部参与についても同じように県の動向を一つにまとめてということで御挨拶いただきました。
 講演ですが、スポーツ庁の地域スポーツ課、竹河課長補佐に説明をしていただきました。中学校運動部活動の状況等を踏まえて、現状についてパワーポイントを中心に説明をいただきました。本県では、裾野、伊豆、沼津、富士、藤枝、磐田、焼津、掛川、菊川、川根本町が令和7年度地域スポーツクラブ活動への移行に取り組んでおりますということで、スポーツ庁、文化庁の総合的なガイドラインを見ますと、本旨、目的は、少子化が進む中、将来にわたり生徒がスポーツ、文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保するためであるということです。そのため、速やかに部活動改革に取り組んでほしいということ、それからそれは併せて新たな地域クラブを整備するための必要な対応であるということ、それから地域のこどもたちは学校を含めた地域で育てると、そういう狙いがあるのだということをバックに、実証先行事例を御紹介していただきました。私が感じたことは、地域環境に大きく左右されることであること、それから地域を核に地域全体で大きなマンパワーが必要、核となる人がいないとなかなか難しい等の発言もありました。できる限り前倒しで行ってもらいたい。それから、生徒のニーズに応じた多種多様な体験をというようなお話がありまして、部活動が教育的要素を兼ね備えたものだと私たちは捉えていますが、そういった部活動と同種目で技術向上を目指すスキップ型、そして生徒が複数の種目や文化活動等に自由に選択できるエンジョイ型もあってしかりだという話、クラブ化なんて話題もありましたが、それは自由にどちらでも選択できる、そんな構えを持っていてもよいのではないかというようなお話もありました。
 質問等では、出席された方々がとても真剣に質問していらして、教員や民間の兼職兼業のルールをぜひ整備して示してもらいたいですとか、全中の在り方を今後の情報発信等を丁寧にしていただきたい。それから、5年続いた補助金の打切りが間近に迫っていますけれども、その継続についても御質問がありました。
 それから、指導資格者、中体連等の協議細則にもよりますけれども、資格者でないと中体連等の大会運営に差し障りがあるという、協議によってそれが異なるので、岐阜県等では県、市等でこの研修会を受けると資格を与えることができるみたいな、そういう柔軟な対応の例もお話しいただいたり、それからエリア性にこだわるべきかという御質問もありましたけれども、型にこだわることが目標ではないということで、非常に柔軟に、学区だとかエリアにこだわって部活動の移行を進めていくという考え方からは、もう少し柔軟に対応してもよいのではないかというようなことでお話をいただきました。データで今回の資料が届いているかと思いますが、やはり字面だけでなく、言葉を介して丁寧に説明したり、実践事業を見せていただくことで、地域クラブ活動の推進については非常に分かりやすかったものですから、また学校や行政の職員だけでなく、地域の方にこの内容をどのようにきちんと伝えていくかというのが大きな課題なのかなと思いながら研修を感じることができました。両委員から補足がありましたらお願いしたいと思います。

(教育委員)
 内容は今報告していただいたとおりだと思います。一部地域で様々な工夫をなさっているということですが、やはり予算や財源の関係については、やっぱりこれから皆さん非常に不安に思っているということが分かりました。私どもも国の補助とか、あるいは交付金などの利用が柔軟にできるような対策をというような質問もありましたけれども、かなり知恵を出さないと予算的に厳しそうだというのが実感です。市単独費によるわけですけれども、今話がありましたように、周りの方あるいは地域の方にそこを丁寧に説明しないと、なかなか潤沢にある予算ではないので、運用は難しいのだろうと考えられます。
 そこで、受け入れる側の体制については、かなり気を使って、きちっと原資があるということを理解できるような仕組みづくりをぜひやる必要があるなということを私は感じました。
 いずれにしましても、これから様々な情報が次から次へ来ると思うのです。そのときに私たちはアンテナを高くしてきちんと対応をしていく必要があるなと感じました。

(教育委員)
 私もその会議に参加させていただいて、率直に言うと、国の指針、あと先行して行っております富士、掛川、いろいろなところのお話を聞いた中で、これは一つのやり方で全てうまくまとまっていくとは思えなかった。地域性によっては、かなり極端に言うと国の指針とかけ離れたやり方でないとそこにそぐわないとか、これから考えていく上でいろいろなことを踏まえていかなければならないかなと思いました。特に、その地域によっては、キーマンになる方がもしいたとしたら、その方が核となってやっていくのがベストではないかというお話もありましたが、そこにはやっぱり指導者、ある競技によってはいろいろな指導をなさる方がいると思います。その指導者に対して発掘とか市域、全部にいろいろお声がけして、そこに手を挙げてくださる方を見つけるということが今後の大きな課題かなと感じました。この部活動とクラブとは、私の中ではちょっと別物というふうに捉えています。やはり生徒指導などを今まで部活動の中でやってきて、こどもたちが成長していくという、そういうスタンスを今後も続けていただきたいということを踏まえていけば、今後はさらにいろいろな関係各位と話合いを必要にするのではないかなと感じましたので、今お話しさせていただきました。

第3 議第29号 富士宮市立西小学校管理特別教室棟・普通教室棟長寿命化工事(建築工事)請負契約の変更について

(教育長)
 それでは、議案の審議に入ります。
初めに、「日程第3、議第29号 富士宮市立西小学校管理特別教室棟・普通教室棟長寿命化工事(建築工事)請負契約の変更について」を議題とします。
 事務局から提案理由の説明を求めます。

(教育総務課長)
 それでは、議第29号について御説明いたします。
 本案は、令和7年6月20日に締結いたしました請負契約の変更でございます。変更の理由は、屋上の防水剤等、これはアスファルト防水、それから塩ビシート防水の接着剤にアスベストが含有していることが判明したため、このアスベストの除去及び処分を行う必要が発生したため、増額するものでございます。
 契約金額は、変更前の1億8,755万円から変更後は1億9,321万5,000円となり、566万5,000円の増額となります。
説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。

(教育長)
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑がありましたらお願いします。

(教育委員)
 変更理由の内容なのですけれども、アスベストが使われたことは、当初設計では見込んでいなかったということなのでしょうか。

(教育総務課長)
 このアスベストにつきましては、別の場所については当初の設計で見込んでおりましたが、この屋上の防水改修工事に伴うものでは、当初予定されていなかったのですけれども、足場を組んで屋上を確認したところ、先ほど申し上げたように防水剤の接着剤にアスベストが含有していることが判明したことから、今回増額補正するものでございます。
 以上でございます。

(教育委員)
 理由は分かりました。その規模なのですが、約600万ほどの変更増となっておりますが、アスベストの量はどのくらいあったのですか。

(教育総務課長)
 495平米でございます。

(教育委員)
 面積は分かりました。体積は何立方メートルですか。

(教育総務課長)
 申し訳ございません。そこまでは確認しておりません。

(教育委員)
 議会提案をするわけですけれども、例えばアスベストの場合は広く利用する場合もありますけれども、吹きつけなどで使う場合があります。今の話はジョイント部分のシール剤か何かに使っていたような言い方でしたので、そうだとすれば495平米は面積として言っているわけですけれども、例えば幅幾つのものが何メートルだったとか、例えばボリュームでいって何立米だとか、面積だと厚さとか幅によってどのくらいのボリュームのものが出て、600万円の増加というイメージが湧かないものですから。変更理由についてはルールがあってこういう書き方をしているのでしょうけれども、この説明並びに別添資料によるというのは、つける必要はないと思いますけれども、問われたときには説明できるようにしていただいたほうがいいと思います。

(教育長)
 これは調べればというか、もう手元にある数字なのですか。

(教育総務課長)
 公共建築課では把握しておりまして、議案審議のときにはそういう細かな質問が出た場合には、課長が対応はしてくれると思うのですが、次から気をつけます。

(教育長)
 他にございませんか。

 (「なし」の声)

(教育長)
 質疑なしと認めます。
 質疑が終了しましたので、議第29号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第29号は原案のとおり可決されました。

第4 議第30号 富士宮市民文化会館リニューアル工事(電気設備工事)請負契約の変更について

第5 議第31号 富士宮市民文化会館リニューアル工事(機械設備工事)請負契約の変更について

(教育長)
 次に、「日程第4、議第30号 富士宮市民文化会館リニューアル工事(電気設備工事)請負契約の変更について」及び「日程第5、議第31号 富士宮市民文化会館リニューアル工事(機械設備工事)請負契約の変更について」は、関連がございますので、一括議題とします。
 事務局から提案理由の説明を求めます。

(文化課長)
 富士宮市民文化会館のリニューアル工事が解体工事の際に不具合箇所が判明したと今年度の当初ありまして、不具合場所の補修工事及び工期延長、追加工事に係る費用について6月議会で補正予算が承認されました。また、同議会にて建築工事、機械設備工事、電気設備工事について変更契約が承認されましたが、その時点で詳細内容が確定できずに契約内容に含むことができなかったものがあります。今回それらについて内容は確定しましたので、議第30号、31号の請負契約の変更のとおり契約変更するため、11月議会の承認を得るものです。
 はじめに、電気設備工事についてです。本工事におきまして空調設備変更に伴う電源配線、電源盤の更新に伴う増額となります。空調につきましては、空調設備を6月議会の変更のときに、工事の変更で空調設備については計上しました。それに伴う電源の配線と電源盤の更新などについては、その時点で設置場所の確定等がされていなかったため、そのときに契約の変更はできませんでした。今回そこが確定いたしまして、変更前12億8,893万6,000円から1,416万8,000円増額し、変更後は13億310万4,000円となります。
 次に、機械設備工事についてです。本工事におきまして、空調設備の変更に伴うダクト工事と敷地内の既存水槽の穴埋めに伴う増額として、変更前16億8,899万5,000円から3,375万9,000円増額し、変更後の契約は17億2,275万4,000円となります。先ほどの電気と同様に、ダクト工事につきましては位置等詳細が決まっていない部分がございまして、契約が一緒にできなかったものです。
 それから、敷地内の既存水槽の穴埋めにつきましては、その工法についてまだ検討の余地がございましたので、その時点では契約をせずに、そこは確定しました現在、増額してやるという形となりました。
 以上、御審議をお願いいたします。

(教育長)
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑がありましたらお願いします。

(教育委員)
 先ほどの契約もそうでしたけれども、変更理由の内容が分かりにくいと思います。具体的にいいますと、電気設備工事については、空調設備そのものの更新については6月補正で計上したが、その設置について、場所などがいまだに固まっていなかったので、今回電源配線の更新として約1,400万円の増額だという説明だったのですが、6月時点で配線が決まっていなかったということが説明として分かりにくいです。つまり、設備は配線も含めて設備が設計されるはずなのです。それが今のように分けて説明すると非常に分かりにくくて、例えば当初6月時点でも配線も含めて空調の設備について補正予算を計上しました。しかしながら、その後の理由によって今回さらに変更が必要になったという説明なら、それはそれでまた、何故そのようになったのという議論で話が進むのですけれども、今の話だと6月補正の場合は、空調設備そのものの計上はしたが、なくてはならない電源配線については、未設計だったので計上しませんでしたというのは、説明とすると非常に弱く、分かりにくいです。そういったことがありますし、それから同様に機械設備工事についても、空調ダクトの設備については、6月の補正予算で増額変更いたしましたが、その部分で詳細な設計が終わっていなかったために、それらなど3,400万円の増額だということについても、同様に非常に分かりにくいわけです。今回の肝で言えば、6月補正を取ったものについて同じものを実施するのにまた11月補正を取らなければならなかった理由を、わかりやすく皆に見せるように読めないと非常に分かりにくいです。だから、そこは気をつけていただいて、先ほどの話にもありましたけれども、この書き方については、そういう書き方で議会側がいいというのならそれはそれでいいのですけれども、説明が問われたときにはきちっとできるようにしていただきたいと思います。
 何よりこのように毎議会、補正予算で1つの工事が増額、増額を進めていく。そうなると全体の工事金額がかなりこの後伸びるのではないかというようなことが懸念されるわけです。その辺についてもきちっと答える必要があって、そのために、誰が見てもそのとおりだねという理由があるはずですから、そこだけを上手に説明するようにしていただきたいと要望させてもらいます。

(教育委員)
 文化会館のリニューアルについて、いろいろなところで設計変更等が発生して工期が延びているのは以前からも知っているのですが、今時点でさらに延びる懸念は何かあれば教えていただきたいです。

(文化課長)
 現時点で予定どおり進んでおりまして、来年の12月オープンということで変更はございません。

(教育長)
 他にございませんか。よろしいでしょうか。

 (「なし」の声)

(教育長)
 質疑なしと認めます。
 質疑が終了しましたので、初めに議第30号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第30号は原案のとおり可決されました。
 次に、議第31号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第31号は原案のとおり可決されました。

第6 議第32号 令和7年度11月補正予算について

(教育長)
 次に、「日程第6、議第32号 令和7年11月補正予算について」を議題とします。
 事務局から提案理由の説明を求めます。

(教育総務課長)
 それでは、議第32号 令和7年度11月補正予算について御説明いたします。
 令和7年度11月補正予算(教育委員会分)について、初めに、歳入です。140万円の増額補正です。補正後の合計額は24億8,762万3,000円となります。
 次に、歳出です。1,160万3,000円の減額補正です。補正後の合計額は70億1,241万8,000円となります。
なお、11月補正予算につきましては、人件費の補正が主な内容となっておりますので、今定例会におきましては、人件費以外の補正内容について説明させていただきます。
 初めに、教育総務課です。歳入15款国庫支出金7,016万3,000円の減額は、東小学校改築工事に係る国庫補助金が現状未採択のため、今後補助金が交付されない場合に対応するための補正でございます。
 次に、18款寄附金140万円の増額は、個人の方から大富士小学校に100万円の御寄附を、井之頭振興協議会から井之頭小学校及び井之頭中学校にそれぞれ20万円の御寄附をいただいたことによるものでございます。
 次に、19款繰入金3,646万3,000円の増額、それから、22款市債3,370万円の増額は、先ほどの国庫支出金と同様、東小学校改築工事に関して、今後補助金が交付されない場合に対応するための補正でございます。
 歳出、特別支援教育費80万7,000円の増額は、来年度富士根南中学校に肢体の特別支援学級を新設することに伴い、必要な消耗品や備品を購入するものでございます。
 次に、文化課です。歳出、文化振興費、(仮称)郷土史博物館事業45万3,000円の増額は、基本計画策定に当たり関係者への説明会等を追加することによって策定に係る期間を延長することに伴い、委員会の開催や資料作成等の業務が増加することによるものでございます。
最後に、学校給食センターです。歳出、学校給食費、学校給食運営事業520万円の増額は、主に監視カメラの改修や駐車場の街灯の修繕によるものでございます。また、各課の集計につきましては、資料を御参照ください。
 以上、議第32号 令和7年度11月補正予算についての概要でございます。よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。

(教育長)
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑がありましたらお願いします。

(教育委員)
 最後の学校給食センターの修繕料についてですが、監視カメラの改修と街灯の改修ということでしたが、監視カメラはもともとあったものを今回修繕したということでよろしいでしょうか。同様に、街灯も新設ではなく何らかの不具合が生じたのでそれを修繕するという、いずれも修繕費で見ることが妥当な内容だったかどうかお聞きしたいと思います。

(学校給食センター所長)
 まず、監視カメラにつきましては、従来からついていたのですけれども、夏頃に突然機能が停止してしまいまして、セコムに設置していただいているものですから、確認していただいたところ、レコーダーがハードディスクタイプで替えがきかないということと、あとカメラも大分古い様式だったものですから、レコーダーとカメラのほうを、現状のケーブルを生かしながら交換するという修繕内容で、金額が約241万6,000円ということで計上させていただきました。
 あわせて、街灯のほうですけれども、これは北側の職員駐車場のほうの街灯が全部で16基ございまして、そちらが昨年から少し明かりがつかなくなっているというのが何基か出ている状況の中で、ついに今年度に入って全部つかめている状況がありまして、業者に問い合わせて現状を確認していただいたところ、ソーラーパネルによる充電で夜に光るような形になっているのですけれども、そのバッテリーのほうが古くなって液漏れを起こしているような状況の中で、そちらのバッテリー交換、液漏れ部分の修繕、メンテナンスをかけていただいたというものになります。こちらの合計の金額が16基合計で115万程度の金額となっております。

(教育委員)
 監視カメラについてですが、財産区分はどうなっていますでしょうか。つまり、学校給食センターの財産として登録していますでしょうか。

(学校給食センター所長)
 買取りの形でやらせていただいていますので、あくまでも財産的には学校給食センターのものになっております。

(教育委員)
 なぜお聞きしたかというと、今の話で買取りだとすると修繕ではなくて設備費か、あるいは機材費で買取りして、それで計上すべきではないかと思いました。
 もう一つ、セコムの関係だとすると、リースということも考えられると思うのです。そういった点を考えた上で買取り、それを需用費の中の修繕費として計上しているということでしょうか。

(学校給食センター所長)
 まず、カメラのほうですけれども、この修繕につきましては、市で定めた修繕の要綱の中で、特別に学校給食センターのものに関しては、200万まで修繕で可能だということがございまして、その中で財政課と協議する中で、先ほど委員もおっしゃったリースのほうも含めて検討した結果、財政課からこれは修繕で対応してほしいということの判断の中でやらせていただきます。

(教育委員)
 特別支援学級減免事業について、富士根南中に肢体学級の開設準備をされているということで、とてもありがたいなと思うのですが、もし分かりましたら現時点で対象生徒数は何人いらっしゃるのか教えていただければうれしいです。

(学校教育課長)
 富士根南中学校の特別支援学級、肢体学級ですが、現在富士根南小学校に肢体不自由の児童が1名おります。その1名が来年、富士根南中学校に進学するということで、それに伴い現在休級している状態の富士根南中学校の肢体学級を、入学に伴い再開するという状況になります。参考までに、富士根南小学校の肢体学級の児童は、来年度の予定ではゼロになる予定です。

(教育委員)
 ありがとうございます。生徒1人のために教育総務課で消耗品や備品等を整えていただいて、本当にありがたいなと思っています。よろしくお願いいたします。

(教育長)
 他にありませんか。大丈夫ですか。

 (「なし」の声)

(教育長)
 質疑なしと認めます。
 質疑が終了しましたので、議第32号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第32号は原案のとおり可決されました。

第7 議第33号 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書について

(教育長)
 次に、「日程第7、議第33号 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。

(教育総務課長)
 それでは、議第33号 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書、令和6年度実施事業の対象について説明を申し上げます。
 議第33号をお開きください。本案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づくものであり、去る10月定例会での協議結果を受けまして、最終的な報告書として取りまとめたものでございます。10月定例会で委員から御指摘いただきました内容につきまして御説明させていただきます。
 最初の御指摘について、報告書の28ページをお開きください。28ページの(5)になります。教育事務点検評価委員から青少年相談センターの相談件数が減っているのは、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置が進んだせいなのかとの御意見がございましたが、こちらは県が配置するものであり、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーへの相談件数も増加していることが確認できているため、その点を委員に御説明させていただき、28ページに記載いたしました「青少年相談センターの相談件数が減っており、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーへの相談が増えているとのことだが」という表記に修正をいたしました。御意見の修正は、委員にも御確認済みでございます。
 次に、幾つか御指摘をいただきました評価指標について御説明いたします。こちらの自己点検評価の指標は、第3次富士宮市教育振興基本計画に基づき定めているため、計画の期間であります令和8年度、来年度まではこの指標の変更はせずに評価をさせていただきたいと考えております。
 来年度策定いたします第4次富士宮市教育振興基本計画に沿った評価指標を設定する際には、委員から御指摘いただきました点を踏まえ、評価指標を見直していきたいと考えております。
 また、本定例会議決後の流れについて御説明いたします。本定例会において議決された後、市議会に提出をし、12月から市のホームページに掲載するとともに、公民館や図書館、それから出張所等の公共施設での閲覧に供することを予定しております。
 説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。

(教育長)
 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑がありましたらお願いします。

 (「なし」の声)

(教育長)
 では、質疑なしと認めます。
 質疑が終了しましたので、議第33号について採決します。
 本案は原案のとおりで御異議ありませんか。

 (「異議なし」の声)

(教育長)
 御異議なしと認めます。
 よって、議第33号は原案のとおり可決されました。
 以上で本日の定例会に付議された議案の審議は全て終了しました。

第8 富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について

(教育長)
 次に、「日程第8、富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について」事務局から説明をお願いします。

(教育総務課長)
 それでは、富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について御説明いたします。
 初めに、認定こども園芝川リズムの保護者との意見交換会の報告をする前に、この会議を開いた経緯といたしましては、内房小学校の保護者との意見交換会を開催した際に、保護者から未就学児の保護者にも意見を聞いたほうがよいという御意見をいただいたことを踏まえ、開催をいたしました。
 全体的な所感といたしましては、学校の統合に関する御意見はもちろん、芝川地区における少子化対策や振興施策に関する御意見が多かった印象でございます。
 次に、第1回の内房小学校のこどもたちの未来を考える協議会について報告いたします。出席者及び次第につきましては記載のとおりでございます。教育委員会としては、これまでの意見交換会で出た意見を踏まえ、スピード感を持って統合を進めてほしいという意見、意向を酌み取り、芝富小学校への編入統合について、令和9年4月案と令和10年4月案の2案をお示しいたしました。これに対しまして、今回の協議会で結論が出なかったものですから、PTA、それから地域に持ち帰っていただき、また検討をしていただくことになりました。詳細は議事録をお読み取りください。
 最後に、市議会11月定例会総務文教委員会に関して説明いたします。本件は11月25日に開催されます総務文教委員会で説明する内容について、事前に教育委員の皆様に説明させていただくものでございます。
 初めに、1、令和6年度小学校別主な支出項目及び児童1人当たりの年間学校運営費一覧表についてであります。まず、表の左側、学校名の隣に、緑色のマーカーしたところでございますが、教育総務課で支出しました金額でございます。その右側には黒丸で教育総務課の主な支出項目であります光熱費、修繕料、委託料、備品購入費、それぞれ記載をいたしました。
 次に、表の中央に学校教育課で支出した金額を記載いたしました。その右側には学校教育課の主な支出項目であります消耗品費、委託料をそれぞれ記載いたしました。
 次に、その右側の教職員ほか人件費を御覧ください。初めに、市費についてです。こちらは、富士宮市が負担している人件費の金額でございます。その右側は静岡県が負担している人件費の金額を記載いたしました。
 次に、人件費の右側の総支出額は、教育総務課決算額A、学校教育課決算額B、市費人件費C、県費人件費Dの合計の額が記載されたものでございます。この記載されております各小学校の総支出額に対し、各小学校の児童数で割った児童1人当たりの年間学校運営費を児童数の右側にオレンジ色で記載をしております。その右側には児童1人当たりの年間学校運営費から人件費を除いた金額を記載させていただきました。
 2、令和6年度中学校別主な支出項目及び生徒1人当たりの年間学校運営費一覧表についてですが、一覧表の内容は、小学校と同様になりますので、説明は割愛させていただきます。
 先ほど私が御説明いたしました児童生徒1人当たりの年間学校運営費につきましては、文部科学省が示しております公立学校の児童生徒1人当たりの公費負担教育費のうち学校建設に係る事業費、それから国、県からの補助金等は除いたものであるため、児童生徒1人当たりの年間学校運営費の取扱いについては、この委員会の議員、それから番外議員の皆様には取扱いについて注意をお願いする予定でございます。その下段には教育総務課、それから学校教育課の主な支出項目及び教職員ほか人件費の内容について記載をいたしました。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

(教育長)
 事務局からの説明は終わりました。
この際ですので、御質問等がありましたらお願いします。

(教育委員)
 内房小学校の未来を考える協議会の内容ですけれども、資料を現場で配ったということで、スケジュール案を示したと承知しています。このスケジュールで、内容としては令和9年4月の当初から令和10年4月の場合のフローを示しているということでございますが、おおむね令和9年4月は非常にタイトだということから、これから丁寧な説明をしていくと、令和10年4月の統合ということが見えてくるのではないかというような流れであったものと思われます。私が今日質問したいのは、芝富小への編入ということに絞って、今回内房小学校を対象に話をしたということですが、今後芝富小学校にも説明が必要でしょうし、その上で稲子小学校も視野に入れた対応を求められるということかと思います。そういう中でもスケジュールが令和9年4月はどう見てもやっぱり非常に厳しいだろうと思いますし、その3つの学校と地域、保護者、あるいはこどもたちに対する対応についてもう少し具体的なスケジュール案をつくる必要があるのだろうと感じています。
 前向きにそのように感じましたが、そもそもこのスケジュールを定例会で示していただいたことがありましたか。それを初めて言うのですけれども、地元の説明会に出されるこのような重要な資料が、定例会で一度も議論になっていないということは、さらに問題だということですので、くれぐれもそういうことのないように、今後詳しい、冒頭最初に述べました私が似たような進め方についての精緻な対応について、定例会に提案をしていただいた上で地元などに下ろしていくということの決意を述べていただきたいと思います。

(教育総務課長)
 委員おっしゃるとおりでございまして、まずはここでお示しをして、御意見をいただいた中で進めるべきだったなと今思いました。話がちょっとまた戻りますけれども、令和9年4月を示させていただいた理由の一つは、事務局側としては、本当にタイトで難しいなというところではあったのですが、8月に行われた意見交換会の中で、本当にそこに出席していただいた保護者の皆様は、もうすぐにでもというところの意見が多かったものですから、主たるところは令和10年4月なのですけれども、もし本当に皆さんがスピード感をというところがあれば令和9年の4月も、本当に頑張ればできますよという意味で示させてもらったものでございます。いずれにしましても、今後そういった資料をそれぞれの協議会に示す前には一度教育委員の皆様に目を通していただくよう心がけたいと思います。
 それから、委員の質問の中のまず稲子小につきましては、今週の土曜日、保護者懇談会を開催する予定でございます。その後また区長への説明とか意見交換会、それが進んでいけばまた内房と同様に協議会の立ち上げをしていきたいなと考えております。
 それから、受入れ側の芝富小につきましては、今の状況を校長、それからPTA会長にはお話をしてありまして、またここの進み具合の中で、必要に応じて芝富小への情報提供をしていきたいなと考えております。

(教育委員)
 委員がおっしゃったことは、もっともなことだなと思いますが、これだけの資料を用意できるだけの意見交換会等も含めての話合いをここ数年、積み重ねてきてくださったこと、アンケート等も含めてこどもの意見や高校生の意見を含めて、いろいろに皆さんの意見を、どうしても反対もあるでしょうし賛成も、行き過ぎた御意見だとかいろいろ教育だけのことでなく、今回も資料にありました市全体の人口減少について言わざるを得ないような意見もすくい取らなくてはいけない難しさがあると思うのですが、こうして1つの会合に対してこれだけの資料が文書で整えられるというのは、私はとても行政が単に事務的な行政事務の仕事に終わることなく、こどもたちの将来を真剣に考えている証であると地域住民の方に捉えられると思っていますので、ゴールにこどもたちの生き生きと学ぶ姿を思い描きながら、こうして積み上げて地道に膝を合わせてきちんと話合いを積み上げて歩いてというか仕事してくださることは、とてもありがたいことだと思っていますので、今後も見えないゴールを築くことはすごく大変なお仕事だと思いますが、ひとえにこどもたちのため、地域住民のためにという思いを最後まで貫いて、私たちは仕事をしなくてはいけないのだなと思っていますので、それに対する感謝とそれから今後大変かと思いますが、きちんと私たちも知恵を絞り合いながら、こどもたちのために仕事ができたらなと思っています。またよろしくお願いいたします。

(教育委員)
 ただいまの委員のお話と同じような形になるのですけれども、議事録を読ませていただきまして、事務局の皆様のとても丁寧な対応に感謝しております。統合に向けた方向からいろいろな今回の議事録の中でお話が出てきたと思うのですけれども、これからの、今のことではなくて、10年、20年、もっと先のこどもたちの未来を考えて、よりよい環境づくりのためにまた協議が進むことを願っております。

(教育長)
 このほかいかがですか。よろしいでしょうか。

 (「なし」の声)

(教育長)
 ないようですので、質問を終わりにします。
 以上をもちまして11月定例会を閉会いたします。皆様、お疲れさまでした。

閉会

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