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目次
令和7年6月 富士宮市教育委員会定例会(議事録)
日時
令和7年6月17日(火曜日)
開会:午後1時30分 閉会:午後2時20分
場所
市議会第2委員会室
出席者
教育長、教育委員及び説明のための事務局職員
議事日程
第1 会議録署名委員の指名について
第2 教育長報告
第3 議第16号 富士宮市立西小学校管理特別教室棟・普通教室棟長寿命化工事(建築工事)請負契約の締結について
第4 議第17号 富士宮市立東小学校管理教室棟等改築工事(建築工事)請負契約の締結について
第5 議第18号 財産の取得について
第6 議第19号 令和7年度6月補正予算について
第7 議第20号 富士宮市生涯学習委員会委員の委嘱について
第8 議第21号 富士宮市立図書館協議会委員の委嘱について
第9 内房小学校の今後に関する保護者説明会について
第10 (仮称)郷土史博物館事業について
開会
令和7年6月定例会の開会を宣告し、会期を1日として決定。
第1 会議録署名委員の指名について
会議録署名委員に、輿水委員及び深澤委員を指名。
第2 教育長報告
第1回市内全体研修会の報告
はじめに、6月11日に行われました第1回の市内全体研修会について報告します。この日は、対面形式で教科の研究授業を実施しました。主に重点が三つございまして、それにのっとって市内全体研修会が行われています。
1点目がこどもが主体的・対話的で深い学びを実現する授業、2点目が資質・能力を育む単元構想、3点目が教育活動への組織的な取組、こういった視点で授業が行われました。第2回が11月12日で、こちらも対面で行う予定ですので、近くなりましたら御案内申し上げます。
・7月の教育関連事業
続きまして、7月の教育関連事業についてお知らせします。はじめに、近江八幡市富士宮市児童交歓会が行われます。7月23日から25日の2泊3日で、今回は近江八幡のこどもたちが富士宮に来る番になっています。朝霧野外活動センターを中心に行うということで、今回が第55回になります。
次に、富士宮市教育講演会が、くれいどる芝楽で7月31日の9時半から11時半まで行う予定になっております。昨年度に引き続きまして、静岡大学教育学部の村山功教授に、「9年間で子供を育てる-深い学びを中心に-」という演題でお話をしていただく予定になっております。
最後に、令和7年度静岡県市町教育長研修会についてお知らせします。8月7日、島田市役所におきまして静岡県内の市町の教育長が参集する研修会が行われます。これは輪番制で発表を行うということで、今回富士宮市が当たっています。ほかに御殿場市と南伊豆町、こちらの3市町が発表ということで、私が行う予定になっております。令和7年度静岡県市町教育長研修会研究テーマと骨子ということで、今回私からは、富士宮の魅力ある学校づくり委託事業についてということで発表を行う予定になっております。
第3 議第16号 富士宮市立西小学校管理特別教室棟・普通教室棟長寿命化工事(建築工事)請負契約の締結について
(教育長)
それでは、議案の審議に入ります。「日程第3、議第16号 富士宮市立西小学校管理特別教室棟・普通教室棟長寿命化工事(建築工事)請負契約の締結について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(教育総務課長)
それでは、議第16号について御説明いたします。
工事の契約締結に当たり、予定価格が1億5,000万円以上となることから、富士宮市議会の議決をすべき契約となるため、今回市議会6月定例会に上程するものでございます。
契約の目的は、富士宮市立西小学校管理特別教室棟・普通教室棟長寿命化工事(建築工事)でございます。契約の金額は1億8,755万円、契約の相手方は明徳建設株式会社でございます。
説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
質疑なしと認めます。
質疑が終了しましたので、議第16号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第16号は原案のとおり可決されました。
第4 議第17号 富士宮市立東小学校管理教室棟等改築工事(建築工事)請負契約の締結について
(教育長)
次に、「日程第4、議第17号 富士宮市立東小学校管理教室棟等改築工事(建築工事)請負契約の締結について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(教育総務課長)
それでは、議第17号について御説明いたします。
議第17号につきましても、議第16号同様6月定例会に上程するものでございます。
契約の目的は、富士宮市立東小学校管理教室棟等改築工事(建築工事)でございます。契約の金額は12億1,330万円で、契約の相手方は株式会社三与建設でございます。
説明は以上です。よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
質疑なしと認めます。
質疑が終了しましたので、議第17号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第17号は原案のとおり可決されました。
第5 議第18号 財産の取得について
(教育長)
次に、「日程第5、議第18号 財産の取得について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(文化課長)
議第18号について御説明いたします。
財産の取得について、市議会6月議会の議案として審議いただくものです。
取得するものは、文化会館大ホールのコンサートピアノ1台で、契約金額は4,032万610円、契約の相手方はスタインウェイジャパンです。文化会館のリニューアル工事に伴い、大ホールのピアノ2台のうち1台、小ホールのピアノ2台のうち1台を買い換えます。昨年ピアノ選定委員会を開催し、ヤマハや河合楽器の工場と浜松アクトシティで3メーカーのピアノの試弾を行うなどしてメーカー及び機種を選定しました。
リニューアル工事については、不具合箇所の補修のため、8か月リニューアルオープンが延期となりましたので、ほとんどの備品について令和7年度は減額し、8年度に執行する予定ですが、スタインウェイについては、製造地である欧州の人件費高騰などにより、来年1月に値上げが予定されているため、今年中の納品とし、オープンまでの期間は民間の環境が整った施設で保管する予定です。
説明は以上です。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。
(教育委員)
今の御説明でよく分かったのですが、実際選定された中で、国内のヤマハ、河合と比べるとおよそ倍ぐらいの金額になると思います。その中で選定されたというのは、その選定された委員の方々の御意見でよろしかったでしょうか。
(文化課長)
選定に際しては、ピアノの講師のほか声楽などピアノ以外の音楽の方、それから学校の音楽の教師など、それから文化会館の指定管理者から成る選定委員会のほうを設置しました。皆様のそれぞれの立場から御意見いただきまして、ピアノの先生については、やはり音色とかそういったものになります。あと学校の先生からなどは、こどもたちからいろいろな意見も聞いて、そういった中でスタインウェイを弾いてみたいなんていう声も多くあったというようなところからいろいろな意見が出まして、最終的に決を採ったような形で、一人1票ずつ投票していただいてスタインウェイジャパンになりました。
(教育長)
他にありませんか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
質疑なしと認めます。
質疑が終了しましたので、議第18号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第18号は原案のとおり可決されました。
第6 議第19号 令和7年度6月補正予算について
(教育長)
次に、「日程第6、議第19号 令和7年度6月補正予算について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(教育総務課長)
それでは、議第19号 令和7年度6月補正予算について御説明いたします。
令和7年度6月補正予算(教育委員会分)を御覧ください。初めに歳入です。18億5,840万円の減額補正です。補正後の合計額は25億3,926万4,000円となります。
次に、歳出でございます。35億6,012万円の減額補正でございます。補正後の合計額は67億6,909万9,000円となります。
それでは、各課の補正内容について御説明いたします。初めに文化課です。歳入、市債18億5,840万円の減額は、市民文化会館リニューアル工事において内装材等の撤去作業を進めていたところ、建物に新たな不具合箇所があることが判明したため、工期を8か月延長することにより、今年度支払い分を減額するものでございます。
歳出、社会教育費36億1,112万円の減額は、歳入と同様市民文化会館リニューアル工事の工期延長によるものでございます。こちらにつきましては、後ほど文化課長から詳細について説明させます。
次に、スポーツ振興課です。歳出、保健体育費5,100万円の増額は、上井出スポーツ広場に設置されていたトイレの傷みや臭い、汚れがひどく、使用者からの苦情も来ていたことから、早急に対応する必要が生じたため、トイレの改築を前倒しで実施することによるものでございます。
なお、各課の6月補正の集計は、資料を御参照ください。
以上、議第19号 令和7年度6月補正予算についての概要でございます。よろしくお願いいたします。
(文化課長)
それでは、文化課から文化会館リニューアル工事の補正額について説明いたします。
文化会館のリニューアル工事につきましては、建築、機械設備、電気の三つの工事と、それぞれの増加分の工事内容と金額、また債務負担行為も関係することから、事前に議員説明会で説明をさせていただきました。
まず、今回の予算の概略ですけれども、文化会館リニューアル工事は、令和7年度までの債務負担として、令和6年、7年の2か年にわたる契約を行いました。しかし、今回不具合箇所等が判明し、その補修に時間を要することから、工期を8か月延長して令和8年8月末までとし、リニューアルオープンも令和8年12月となりました。これにより債務負担の期間が令和8年度までとなり、総工事費も増額となりました。
また、補修工事を途中に入れたスケジュールに変更する中で、新しい部材や機械の設置が多くなる工事は令和8年度に行うこととなり、今年度の予算は減額することとなりました。
それでは、資料に沿って説明させていただきます。現在の契約額1.は総工事費46億7,473万6,000円で、うち令和6年度分は2億2,195万2,000円が支払い済み、残りの44億5,278万4,000円を今年度支払う予定となっています。このたびの不具合箇所により、変更後契約見込額2.の総額は52億8,836万5,000円となり、この金額について年度ごとの支払い額は、支払い済みの令和6年度の2億2,195万2,000円、7年度は11億4,437万円、8年度は39億2,204万3,000円の支出予定となりました。
この金額の歳出については、不具合部分の工事を追加するために、工事スケジュール全体を組み替え、その工程により年度ごとに完了する部分の費用について算定しました。これにより7年度に支払う金額は、差額2.引く1.の33億841万4,000円の減額となり、8年度に39億2,204万3,000円を支払う予定です。その結果、7年度予算の補正額は、予算額3.にある当初予算の46億円から2.の7年度支払い額の11億4,437万円を引いた34億5,560万円の減額となります。また、8年度支出予定の39億2,204万3,000円は、6月補正予算では債務負担行為設定をさせていただく予定です。
次に、不具合箇所等工事費増加内訳についてです。ほとんどの増加工事費は、内装材を撤去した結果、工事が必要となったものです。それでは、金額が大きいものを説明いたします。建築工事の不具合箇所に伴う工事は、天井躯体補修、ジャンカ等補修、補修に係る内部足場代として2億3,076万9,000円となりました。天井躯体補修の場所は、勾配天井のある部分や天窓のある部分となります。
大ホール、楽屋勾配天井では内装を剥がしたところ、断熱材の表面に雨だれが見受けられたため、その断熱材を剥がしたところ、鉄筋の露出が見つかりました。このような箇所がホワイエ天井や小ホール前まで行くところのロビーの天井の部分で確認がされました。
次に、ジャンカ補修等についてです。ジャンカとは、コンクリートを打設した際に、中に隙間や穴ができてしまう現象のことです。これは1階ホワイエ入り口の西側の柱と、2階小ホールのトイレとなります。表面がぼろぼろ、ごつごつしていたり、骨材である砂利がむき出しになっています。これが建物の全体に見受けられました。
それでは、機械設備工事の撤去作業後必要となった工事については、金額の大きいものとして空調機器ダクト工事、既存水槽の穴埋めなどで1億6,518万8,000円となりました。空調機器については内装材の解体をし、現場のダクト配管の状況に合わせた能力算定を行った結果、当初の能力では、快適性や静音性が求められる大ホールの運営に支障の出るおそれがあることが分かったため、能力を向上した機種とする必要性が生じました。
既存水槽の穴埋め等についてですが、既存水槽は会館南側通路の地下に位置しています。これまで防火水槽として使用していましたが、水槽内部に配水管が通っていたため、関係課と協議を行い安全性や衛生面を考慮し、水槽上部のコンクリート床の撤去、穴埋め等を実施し、水槽の用途を廃止することとしました。
説明は以上です。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。
(教育委員)
今の話をお聞きしまして、主に不具合箇所が新たに工事をする中で見つかったということで、工期の延長、それからそれらの補修などの工事が増額となった。その上で、債務負担行為を取っていた今年度支出分については、その増額分も含めて来年度以降の債務によるものとする。したがって、今年については減額だが、来年以降はその分、あるいは増額になった6億1,000万円も乗せた上で、来年以降の支払いに回るという理解でいいわけですね。
一般的に工事延長に伴う経費は当然生じるわけですけれども、その割合というのは、当初の契約の契約比率などがかかった金額になるのだろうと思われます。今回もそのような形の積算がされていると思うのですけれども、資料を見ますと、電気設備の経費が工事延長に伴って3,500万ほどかかっています。
そのうえで、撤去後必要となった工事として3,100万円が計上されています。3,100万に対して、延長したことによる経費が3,500万、つまり工事費よりも経費のほうがかかっていると読むのだろうと思うのです。先ほど言いましたように当然工事が増えるわけですから、経費も増えるのですけれども、既に契約をしているものですから、新たに契約をするものとは違って、経費はきっと安くなっているのだろうと思うのです。そのようなこともされた上で、ここだけの数字を見ると、工事費よりも経費が高くなっていると表示されているわけです。
これらについても恐らく精緻な積算をやっていると思いますので、間違いないと思うのですけれども、例えばほかに説明するときに、こういったところについてはポイントを置いて、なぜ経費のほうが工事費より増えているのかという、例えば足場だったり、あるいは経費のほうに入っているけれども、やむなくやらなければならないものがあるというようなことについて一言述べていただくと、分かりやすいのかなと思うところです。
それは同様に建築工事、それから機械設備についても経費分という形でまとめている額、これは決して小さい額ではなくて、数千万を超える額ですので、これらについてもそのうちの経費、つまり一般管理費とか、あるいは現場管理費とか、様々な役務費とか、いろいろな積算が分かれていると思うのです。そういう中で大きなものは記載しておくとか、あるいは説明のときに加えていただくと、恐らく聞く人にとって、市民にとっても分かりやすいのだろうと思いますので、少し工夫をしていただくといいのかなと思いました。
これは質問ではないのですけれども、もし今の段階で例えば電気設備に係る内容がもし分かっていれば、説明をお願いしたいと思います。
(文化課長)
こちらの工期延長分の経費につきましては、工事のほうを担当しております公共建築課に確認したところ、この経費は、委員おっしゃるように、いろいろなものも入っているのではないかということでしたけれども、経費、仮設工事費、一般諸経費、共通費、そういったものになるということです。
今回、経費につきましては工期延長の8か月分ということで、もともと経費の計算には、工種とか設計額に応じてなのでしょうけれども、割合を掛けて金額が出てくるようです。もともとの金額、設計額が大きいものですから、それに割合を掛け、それを8か月間延長してやるといったことを積み上げた結果、その経費、先ほど言った仮設工事費や共通費、そういったものの合計額が3,500万ということで確認しております。
(教育長)
よろしいですか。また、要望もありましたので、説明の際には御留意願います。
他にありませんか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
質疑なしと認めます。
質疑が終わりましたので、議第19号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第19号は原案のとおり可決されました。
第7 議第20号 富士宮市生涯学習委員会委員の委嘱について
(教育長)
次に、「日程第7、議第20号 富士宮市生涯学習委員会委員の委嘱について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(社会教育課長)
議第20号 富士宮市生涯学習委員会委員の委嘱について説明いたします。
本案は、令和7年6月30日までの任期満了に伴う富士宮市生涯学習委員会委員の改選であり、富士宮市生涯学習委員会設置条例第3条第2項の規定に基づき、委員を委嘱するものです。
内容につきましては、名簿のとおりです。このうち再任の方は11人、新任の方は4人です。なお、任期は令和7年7月1日から令和9年6月30日までの2年間となります。
よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。
(教育委員)
生涯学習委員会の目的と、それから開催回数を教えてください。
(社会教育課長)
こちらについては、設置条例があります。目的については、生涯学習の総合的な推進を図るというところで、生涯学習に関する重要事項について調査審議するほか、これらの事項について教育委員会に意見を述べることができるというところでございます。過去の実績では、年に2回から3回というところです。
以上です。
(教育長)
他にありませんか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
それでは、質疑なしと認めます。
質疑が終了しましたので、議第20号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第20号は原案のとおり可決されました。
第8 議第21号 富士宮市立図書館協議会委員の委嘱について
(教育長)
次に、「日程第8、議第21号 富士宮市立図書館協議会委員の委嘱について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(中央図書館長)
議第21号 富士宮市立図書館協議会委員の委嘱について御説明いたします。
本案は、令和7年6月30日までの任期満了に伴う富士宮市立図書館協議会委員の改選であり、富士宮市立図書館条例第13条第2項の規定により、委員を委嘱するものです。
内容につきましては、名簿のとおりです。このうち再任の方は4人、新任の方は6人です。なお、任期は令和7年7月1日から令和9年6月30日までの2年間となります。
よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。よろしいですか。
(「なし」の声)
(教育長)
質疑なしと認めます。
質疑が終了しましたので、議第21号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第21号は原案のとおり可決されました。
以上で本日の定例会に付議された議案の審議は全て終了しました。
第9 内房小学校の今後に関する保護者説明会について
(教育長)
次に、日程第9、内房小学校の今後に関する保護者説明会について、事務局から説明をお願いします。
(教育総務課長)
それでは、内房小学校の今後に関する保護者説明会について御説明いたします。
はじめに、内房小学校及び近隣校の現状について御説明いたします。内房小学校は芝川中学校区の学校の一つで、内房第1区から第4区に居住するこどもたちが通っております。
次に、内房小学校の児童数は、令和2年には57人おりましたが、令和7年5月1日現在では、約6割減少して23人となっております。なお、令和8年度以降も同様な児童数を推移する見込みでございます。
児童数は、先ほど説明したとおりでございます。学級数は、全学年で複式学級となっております。なお、今後も複式学級は継続する見込みでございます。
以上のことから、内房小学校につきましては複式学級を解消し、充実した教育環境を確保するため、学校の統合について協議を進めてまいります。
今後、内房小学校に関しての保護者説明会を開催する予定でございます。日時は、今月26日木曜日の午後2時15分から、会場は芝川公民館内房分館で開催をいたします。多くの保護者に出席をしていただきたいことから、PTA会長と相談した上で、この日に授業参観が学校であるということですので、この日程とさせていただきました。教育委員会の出席者は、記載のとおりでございます。
内容といたしましては、はじめに内房小学校の児童数の推移について説明した後、内房小学校のこどもたちの未来を考える協議会の設置を提案をしたいと考えております。この協議会では、内房小学校が統合するかしないかという大枠の方向性について協議をしていただきたいと考えております。現時点では、今年の秋に第1回を開催できるよう準備を進めているところでございます。また、委員の構成につきましては、記載のとおりです。
最後に、その他として、協議会の設置に際して内房第1から第4区の区長及び区民に説明会を実施するとともに、学校評議員への説明を行いたいと考えております。また、追加資料として、学校の適正化に関する昨年度及び今年度の取組状況に関する表を皆様の机の上に置かせていただきましたので、参考に御覧ください。
説明は以上でございます。
(教育長)
以上で事務局からの説明は終わりましたが、この際、御質問等がありましたらお願いします。
(教育委員)
資料でいただきました取組状況の表なのですけれども、これによって非常に分かりやすくなりました。今回の保護者説明会というのも単独で実施したわけではなくて、昨年度の保護者懇談会、それから地域説明会に続く取組として持たれると。加えて、具体的目的としてこどもたちの未来を考える協議会の設置に向けて、主要な問題について整理をし、議論していくということで理解をしています。大変難しい問題なのですが、丁寧に対応してきているということは、よく分かります。今回の内房小学校に関しての取組が先行するわけですけれども、そのほかに北部の学校も含めた8校について取組をしていくわけですので、今後、今回の取組が、その進み方に大きな影響を及ぼす可能性があると思います。そういう意味で、より丁寧な対応を求めるということになろうと思います。
私も地域説明会に何度か出て話を聞かせてもらいましたけれども、広い立場でいろいろな御意見を参加者の皆さんが発言していただいたということ、非常にいいことなのですけれども、ややもすると難しい問題だけに、課題が絞り切れないといいますか、次から次へ先延ばししていくというような印象がありましたので、教育委員会とすると、今回の内房小学校を最初の骨子として、その後は具体的にもう少し、目的に向かってどんなふうに進めたらいいのかというところを決めた上で対応するとか、あるいはそういうところに重点を置いて進めるということをお願いしたいと思います。要望です。
(教育長)
要望ありがとうございます。
ほかにありませんか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
ないようですので、質問を終わりにします。
第10 (仮称)郷土史博物館事業について
(教育長)
次に、「日程第10、(仮称)郷土史博物館事業について」、事務局から説明をお願いします。
(教育部長)
それでは、私から(仮称)郷土史博物館事業について説明をいたします。
市議会6月定例会の議案といたしまして、市が進めている(仮称)郷土史博物館事業を今、実施することの賛否を問う住民投票条例制定についてが上程されます。これは、市民有志による地方自治法の規定に基づく直接請求に伴う住民投票条例案となります。
それでは、スケジュールについて説明をいたします。定例会初日の6月18日に条例制定の提案理由及び市長の意見陳述が行われ、20日には同条例制定請求を行いました代表者による意見陳述の後、質疑が行われ、総務文教委員会に付託される予定です。総務文教委員会は23日に開催し、条例等について審査されます。最終日、7月3日には総務文教委員長の審査結果報告の後、質疑、討論、採決が行われる予定となっております。
なお、条例案及び意見書につきましては、富士宮市議会定例会議案にて御確認をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
(教育長)
以上で事務局からの説明は終わりましたが、この際、御質問等がありましたらお願いします。
(教育委員)
今、スケジュールをお聞きしましたけれども、直接請求に関わる審議については、議会の責任を持って進める内容と承知しています。教育委員会としてどういう関わりを持つのかということなのですけれども、恐らく総務文教委員会での審議の中で、教育委員会としての(仮称)郷土史博物館を造る意味とか、あるいはその進め方とか、そういったことも恐らく問われるのだろうと思います。
私は今まで教育委員会で様々な議論をしてきましたので、ある意味市長部局に、私たちは教育委員会としての立場を申し上げてきたということを、もう一度原点に戻って郷土史博物館の必要性などについて、教育委員会としての今まで進めてきた討論あるいは決議事項をもう一度確認をして、方針あるいは質疑に対する答弁などについて進めていっていただきたいと思います。
そう申しますのは、行政組織の中でも教育委員会というのは特別な立場があるわけです。したがって、極端な話、教育委員が具体的に、この条例案件に対して述べる場所はないわけです。法律的に当然なのですけれども、しかしながら一般行政と違って教育委員会で審議し、決議をしてきたという過去の歴史というか、事実については、これはやっぱり尊重していただかないと、私たちとするとよって立つ立場が損なわれるということを思いますので、私どもも非常に関心を持って検討したいと思っています。
そういった意味で情報を流していただくと同時に、教育委員会で今まで積み上げてきた議論については、きちんとした形で進めていっていただきたいと思います。これも要望です。
ありがとうございました。
(教育委員)
私も委員がおっしゃるとおり、最終的には住民投票等数の論理で押し切られてしまうと、なかなか難しいものがあるのだろうと思うのですが、教育的意義だとか、そうした単なる箱物ではなくて、それを活用することによって、こどもたちや地域住民の文化的な資質を高めることに資するものであるということを、きちんと市民の皆さんに理解していただけるような発信の仕方は、どうしたらよいのかなと非常に考えるのです。
教育委員会や、それに興味関心を持つ私たちが理解しているだけでなく、あまり関心を持たない市民の皆さんにも、将来的な展望も含めて、その意義、価値についてきちんと発信するような何か有効な手だてはないのかなと思案しているところなので、また、ただ単なる箱物でなく、これからこれを活用して、いかに市民に貢献するような、よりよいものをどういった形できちんと行き渡らせることができるのか、それをまた考えていけたらと思っています。
(教育部長)
ありがとうございます。教育委員会で度重なる審議をしていただきまして、また昨年、総合教育会議でもこどもたちの教育行政、文化と歴史を守って未来を開くというようなところで、皆さんからの御意見もいただいておりますので、我々については現在基本計画の策定に取り組んで、よりよいものを市民の皆さんに提示するというところを、責任を持って今行わせていただいております。また、説明会であったり、ワークショップ、またフォーラム等で市民の皆様に分かりやすい形で伝えていきたいと思っております。どうもありがとうございました。
(教育長)
それでは、よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
ないようですので、質問を終わりにします。
それでは、これをもちまして6月定例会を閉会します。
皆様、お疲れさまでした。