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市民文芸「ふじのみや」第52号
市民文芸「ふじのみや」第52号入賞者発表
ご応募ありがとうございました。入賞者と入賞作品を発表します。
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小説 |
市民文芸賞 |
深沢栄子(富士市北松野)「囮子」 |
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佳作 |
眞鵺百輝(富士宮北高校)「回想~辿り着いたその先で~」 |
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随筆 |
市民文芸賞 |
長谷川由里子(中央町)「たからさがし」 |
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優秀賞 |
井出治(淀師)「井上ひさし人と作品」 |
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望月志津子(内房)「波濤を越えて鎌倉から佐渡へ・・・女人の旅」 |
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久保田鈴枝(小泉)「悲惨な戦争を語り継ぐ大切さ」 |
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佳作 |
河住まさ江(羽鮒)、伊志井桃雲(山宮)、岩見良憲(西小泉町)、 荒舘心花(富士宮北高校)、池田佶三郎(羽鮒) |
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詩 |
市民文芸賞 |
深沢栄子(富士市北松野)「その川は」 |
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優秀賞 |
望月規枝(矢立町)「海辺」 |
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内藤康生(小泉)「剣岳挽歌」 |
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渡邉裕子(泉町)「愛について」 |
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佳作 |
二宮とき江(杉田)、福田華風(元城町)、正木愛理(富士宮北高校) 川口玲央(富士宮北高校)、井出七夢(富士宮北高校)、 佐藤アンヘル(三園平) |
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| 短歌 | 市民文芸賞 |
渡邉春生(泉町) 沖縄の姓は美しこの姓を隠して変へて生きてきし人 久々に同窓会に参加して朝鮮名を名告る友あり 懸命に日本語学ぶ夜学子の給食時間に母語の弾ける 親方に国籍を問ひ土俵には女性を上げず品位とは何 異国語の飛びかふ時世言霊の幸ふ国に共に暮さむ |
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| 優秀賞 |
伊志井桃雲(山宮) 人間のつまずく石を軽々と暮らし暮らしと蟻超えてゆく 毎日のぼくの足跡答えだす綺麗な跡に清水は溜まる 啓蟄の空は広がりやはらぐぞ土手の巣の蛇伸びたくないか 吹雪く夜水子悲しや乳房張る心の川にそつと浮かべる なはとびのとんであちらに抜けるよな決意で運命(さだめ)超えて行けるか |
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佐藤きみ子(万野原新田) 病室の隅に一輪沈丁花ここに居るよと吾を迎へる 胃ろうへと繋ぐ命の選択に首振る夫の温かき手よ 「とりあへず誕生日まで頑張らう」「その後はいいのか?」と夫笑ふ 窓外の飛ぶ鳥見しと夫の言う髪少し伸び揺るる横顔 空高くひばり囀る丘陵の風を纏ひて君は逝くらん |
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佐野みどり(小泉) 亡き人の庭にあふるる雪柳何処におわすや笑顔のあなた 「昔はね」諭すつもりのくり言が霧散と消えし世のうつりかな 短歌よみの姉も妹も黄泉のくに如何にせんとや迷うわれあり 果てしなき茶道の道にぞ迷いこみ灯求め生きなんとせり 「ヤバッ」といういつから毒されいるわれそ世の急流にのまれいるかも |
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| 佳作 |
佐藤八州子(上稲子)、泉苑子(泉町)、吉野照信(若の宮町) 佐藤喜美子(源道寺町) |
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| 俳句 | 市民文芸賞 |
窪田かづ江(富士市広見東本町) 落ちさうな大き夏星穂高の夜 万緑の空を一気にゴンドラ翔く 夏霧の海の巌頭西穂高 遭難の小さき標岩桔梗 |
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| 優秀賞 |
望月志津子(内房) 「雪解風」 雪解風歴史秘めたる龍ヶ淵 逆らはず雪解の川のカヌーかな 肩組みし双体地蔵かげろひぬ のどけしや檜のかほる神楽殿 山葵田をめぐる背に水の音 |
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渡邉春生(泉町) 「井 守」 井守棲む富士の伏流水豊か 赤腹の眼光蛇にたぢろがず 農薬の田を逃れたる井守かな 井守飼ふ日毎人間めきてくる 戦やまず井守の腹の赤と黒 |
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小泉ひろし(富士市松岡) 「母子手帳」春の風笑顔で見せる母子手帳 翅筋の若葉色なり羽化の蝉 漁師村の実家に巣やつばくらめ 水草にめだかの卵目玉百 大空に羽蟻の飛行煙めく |
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| 佳作 |
矢野悦子(大中里)、西井供江(外神)、田村清子(大宮町)、 小澤円梨(羽鮒)、坂本由巳子(大岩)、渡邊利男(村山) |
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| 川柳 | 市民文芸賞 |
後藤玉枝(宮町) ストレスの海でマグマと同居する 楢山の地図に迷路が多すぎる 脱け殻に未練残して羽繕い 残り火を風の機嫌に迷わされ 縺れ糸解して夢を手繰り寄せ |
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| 優秀賞 |
内藤房子(中里東町) いつだってなんとか成るで壁を越え 物忘れどうでも酸素足りている まだ夢があるから足が前へ向け よかったと今は思える積んだ汗 身に着いた趣味が老後の糧となる |
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多くのご応募ありがとうございました
入賞・入選作品を収録した「市民文芸『ふじのみや』第52号」は令和8年2月に発行予定です。
令和7年度市民文芸「ふじのみや」第52号募集要項
1応募規定
種目及び応募原稿は下記のとおりです。
| 原稿規定 | |
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小説(戯曲を含む) |
市民文芸専用原稿用紙35枚以内/一人一作品 |
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随筆 |
市民文芸専用原稿用紙随筆7枚以内、評論21枚以内/一人一作品 |
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詩 |
市民文芸専用原稿用紙3枚以内/一人一作品 |
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短歌 |
市民文芸専用原稿用紙5首一編/一人一編 |
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俳句 |
市民文芸専用原稿用紙5句一編/一人一編 |
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川柳 |
市民文芸専用原稿用紙5句一編/一人一編 |
応募原稿は、市民文芸専用原稿用紙を使用し、縦書きとします。
パソコンで原稿作成する場合はA4判の用紙に縦書きし、1ページにつき行数23行、1行25文字とします。
2応募要件
- 富士宮市在住、または市内に通勤・通学、市内のサークル等に加入している15歳以上(令和7年4月1日現在)の人であること。
- 未発表の本人作品であること。(他の文芸コンクールに応募し、入賞・入選した作品及び同人雑誌・結社誌等へ発表したものは、既発表とみなします。)
- 各部門の応募は一人一編です。ただし、一人で複数の種目に応募することができます。
3応募期間(令和7年度の募集は終了しました。)
令和7年6月2日(月曜日)~7月31日(木曜日)[当日消印有効]
4作品の審査
5審査結果
審査結果は令和7年10月下旬に発表し、本人に通知する予定です。
6入賞及び入選作品
- 入賞作品には、市民文芸賞、優秀賞及び佳作を授与します。
- 入賞・入選作品は、令和8年2月上旬発行予定の市民文芸「ふじのみや」第52号に収録します。
7閲覧・校正
入賞・入選者による校正のため、印刷前の掲載作品原稿の閲覧を文化課窓口にて行います。
なお、校正は誤字・脱字・句読点の修正に限ります。校正期間は本人に通知します。
8あて先(問い合わせ先)
〒418-8601富士宮市弓沢町150番地
富士宮市教育委員会教育部文化課芸術文化係電話:0544-22-1106
(封筒の表に「市民文芸応募原稿在中」と朱記)
9応募上の注意
- 市民文芸専用原稿用紙は、市役所6階文化課・各公民館(地域学習センター)・各出張所・各交流センターにて5月より無料配布します。
- 応募原稿の初めに種目名を(小説・随筆・詩については題名も)記入してください。
- 応募原稿には氏名を書かないでください。応募原稿以外の紙(様式自由)に、氏名(ペンネームの使用も可能ですが、必ず本名を併記してください。また、氏名、ペンネームには、ふりがなを付けてください。)、郵便番号、住所、年齢、職業、連絡先(電話番号)を明記してください。市外在住の人は、職業欄に勤務先・学校・サ-クル名を記入してください。
- 応募原稿は、返却しません。
- なるべく常用漢字、現代かなづかいを使用し、楷書で書いてください。
- 入賞・入選作品を市民文芸「ふじのみや」に掲載するにあたっては、常用漢字、現代かなづかいに訂正し、またルビ(ふりがな)等については、これを付け加え、又は削除する場合もあります。
- 入賞・入選作品の著作権は、応募締切日から8か月間主催者に帰属します。
10市民文芸「ふじのみや」作品集バックナンバーの販売
市民文芸「ふじのみや」作品集バックナンバーを市役所6階文化課で販売しています。
詳しくは下記のページをご覧ください。