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目次
令和7年度第2回総合教育会議
令和8年1月22日に令和7年度第2回総合教育会議を実施しました。
令和7年度第2回総合教育会議
- 日時:令和8年1月22日(木曜日)午前10時から11時19分まで
- 場所:市議会第2委員会室
- 議題:(仮称)郷土史博物館の基本計画策定状況について
議事録
開会
市長挨拶
(教育総務課長)
初めに、総合教育会議の主催者であります須藤秀忠富士宮市長から御挨拶をお願いいたします。
(市長)
皆さんおはようございます。本日は、総合教育会議に御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
また、教育委員の皆様方には、日頃から本市の教育文化行政につきまして御理解、御協力を賜り、心より感謝を申し上げます。
さて、この教育総合会議は、皆様御承知のとおり、教育委員会と市長部局が教育施策の方向性を共有するため、協議調整を行うものであります。
本日の議題は、(仮称)郷土史博物館の基本計画策定状況についてであります。教育委員の皆様の活発な御意見をお願いするとともに、本日の会議が教育行政のさらなる発展に寄与することを期待いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
議事
(市長)
それでは、次第に従いまして議事を進行いたします。
(仮称)郷土史博物館の基本計画策定状況について、事務局からの説明をお願いいたします。
事務局、お願いします。
(文化課長)
昨年度、約1年前の総合教育会議におきまして、令和3年度に作成しました(仮称)富士宮市立郷土史博物館の基本構想で示した目指す博物館と、令和4年度に実施した基本構想についての市民説明会での意見を受けて調整した方向性について説明させていただきました。その方向性は、既存施設を活用し、コンパクト化することとし、その結果少ない面積への立地も可能となり、有力な候補地として駅前交流センターきらら駐車場も候補地の一つとなったことを御説明いたしました。
その後、次の段階である基本計画作成のための予算について、令和7年度当初予算で富士宮市議会の承認をいただき、今年度基本計画を作成しております。基本計画は、基本構想で示しました全体像について、建物や展示物の基本設計に向けて、実際に行おうと考える博物館の事業と、それに伴い必要となる施設や設備、展示物などの方針や計画を示すものです。また、博物館の立地については、基本計画の中で決定するとしており、基本計画は立地も示した内容となります。
それでは、策定状況について、学術文化財係長が説明いたします。
(文化課学術文化財係長)
それでは、基本計画策定状況について、まず、1番、基本計画策定委員会につきまして説明いたします。基本計画の策定に関しまして、必要な事項の検討を行うために、委員10人から成る策定委員会を組織しています。委員長は帝京大学の小笠原教授で、令和3年度に策定いたしました基本構想の委員長から引き続きお願いをしているところです。副委員長につきましては、富士宮市の文化財保護審議会の会長で奇石博物館の副館長であります北垣様になっております。北垣様も同様に基本構想の副委員長から引き続きお願いをしております。そのほか世界遺産センターや郷土史研究家、また市内の郷土史同好会の関係者の方ですとか小学校長、またPTA関連の方、青年会議所、区長会連合会の方にも委員をお願いしているところです。
続きまして、委員会につきましては、12月の第4回までを終了しております。第1回につきましては、これまでの経緯ですとか委員会の進め方、そして第2回で参考事例を確認した後に、博物館でどのような事業を行うかについて検討を行いました。第3回では、施設整備内容ですとか収蔵計画に加えまして、これまでの検討内容から立地についての御意見をいただいてきました。これらの意見等を基にしまして、市として立地について検討しまして、第4回ではその検討内容について報告をさせていただいたところです。
今後につきましては、2月の第5回で素案を取りまとめまして、それについての市民説明会ですとかパブリックコメントを実施した後に、5月の第6回委員会でパブリックコメント等によって修正しました基本計画について御検討いただく予定となっております。
次に、基本計画の内容につきまして、資料はこれまで4回の委員会の中で協議させていただいた内容を取りまとめたものとなっております。目次を御覧ください。第1章では、これまでの検討経緯をまとめています。第2章では基本理念、こちらが基本構想のときにお示しした基本理念と市民とともにつくる博物館としています。第3章では、事業活動計画として、展開する事業活動とその内容についてお示しをしています。第4章から第7章では、第3章の事業計画のうちで、特に詳細が必要な事項について、それぞれ具体的な内容をお示ししています。第8章は管理運営計画、第9章は博物館整備までの事業推進計画となります。本日は、これらの計画の中でこども関係ですとか教育関係を中心に、主な箇所を御説明させていただきたいと思います。
それでは、4ページを御覧ください。基本理念になります。基本理念は、構想でお示ししました「富士宮市の歴史・文化を学び未来を拓く、人づくりの拠点」となっております。また、市民とともにつくる博物館ということで、出会い・発見の場、探求・創造の場、歴史文化の中核としています。
続いて、6ページを御覧ください。展開する事業活動の全体をお示ししています。先ほどの基本理念、そして市民とともにつくる博物館の役割を実現して、富士宮市の未来を開くために、その人づくりの拠点である博物館で富士宮の宝を基に展開する事業としまして、収集と保存、調査研究と成果の発表、展示と公開、教育と普及、ネットワーク構築と活用、情報の発信、活動の評価の7項目について活動を展開しています。
8ページを御覧ください。調査研究と成果の発表では、下の部分、B2の1.の部分で、小中学校での地域学習、富士山学習や部活動、個人、団体による富士宮市の歴史文化の研究活動に対して、調査研究に関する情報や活動の場所を提供するとしています。
また、11ページを御覧ください。Dの教育と普及、富士宮の宝を学ぶとしています。こちらでは、あらゆる世代の人々が富士宮市の歴史文化に親しみ、理解を深めるための多様な学びや体験の機会を提供しますということで、1.から7.までお示しをしています。1.では、富士宮市の歴史文化を学び、理解を深めることのできる講演会や講座、学習プログラム等の展開、2.ではこどもたちが富士宮市の歴史文化を学びながら理解できる体験型の普及プログラムの作成、また親子で楽しむことができる機会の提供ということで、例えば昔の遊び体験ですとかファミリー向けのガイドツアーなども考えられると思っております。
3.では、小中学校による地域学習、富士山学習の場として、情報提供などの研究支援ですとか出前講座等を行います。
4.の学校教員等と連携して、学校教育と連動した学習プログラムや学習教材の作成に取り組みますということで、例えば収蔵資料のレプリカやワークシートなどで構成する貸出し用学習キットですとか、社会科副読本と連携した学習プログラム等が考えられるかと思っております。
5.では、利用者が収蔵資料の整理作業等の様子を見ることができる機能、また6.ではボランティアによる展示解説、その他人材育成プログラムの作成や展開を考えております。また、7番で大学からの実習生の受入れなども考えております。
次に、12ページを御覧ください。ネットワーク構築と活用、こちらではEの1の2.におきまして、教育委員会や学校団体と連携して、富士山学習など児童生徒による地域学習に寄与しますとしています。学習プログラムなどの研究も連携してできるとよいと感じています。
次に、施設整備計画です。23ページを御覧ください。施設の構成としましては、収集保存部門、調査研究部門、展示公開部門、教育普及部門、埋蔵文化財部門、利用者サービス交流機能、次のページに行っていただきまして、管理運営部門に分けられます。
その隣、25ページを御覧いただきますと、今申し上げました各部門ごとの面積をお示ししております。収集保存に540平方メートル、調査研究に160平方メートル、展示公開に400平方メートル、次を開いていただきまして、教育普及に150平方メートル、そして埋蔵文化財に110平方メートル、そして利用者サービス交流機能に500平方メートル、管理運営に380平方メートルということで、合計としまして2,240平方メートル、こちらを博物館に必要な広さと考えています。
次に、30ページを御覧ください。こちらが収蔵計画の収蔵方針になります。1番、現在市で所蔵する郷土資料館及び埋蔵文化財センターの資料のうち、特に厳密な温湿度管理が必要な資料や博物館の公開活用や調査研究に係る優先度の高い資料を中心に、本施設、博物館にて必要な収蔵スペースを確保します。また、整備する収蔵スペースには、今後の資料収集を見込みまして、所定の将来スペースを確保した整備計画としております。
また、資料の特性に応じた最適な保存環境を整備します。一次資料のほか、文献、映像、音声等の二次資料についても適切な管理で保管、管理をいたします。
4番、国宝や重要文化財を含めた資料の借用展示のため、一時保管庫を整備いたします。
5番としまして、環境に配慮しながら安全に資料を収蔵できるよう、文化財IPMを導入いたします。
6番、所管する資料に関しまして、遊休施設等を活用した外部保管も含め、市内にて必要な収蔵スペースと保存環境の確保を行います。今回博物館で収蔵するものは、市で所有するものの中でも温湿度管理の必要なもので、中でも特に重要なもの、古文書のような、また傷みやすいものが中心となってきます。それ以外のものは、外部の空いている公共施設等に保存することを想定しています。
現在埋蔵文化財センターと芝川会館に資料を保存しておりますが、今後はまず浸水想定区域にあります埋蔵文化財センターからの一時的な避難ということで、市立病院で所管しております旧東京電力の建物内へ収蔵を行う予定となっております。その後、学校施設などが空いてきて、まとまったスペースが確保できるようになりましたら、そちらに収蔵をしたいと考えております。
では、次に38ページを御覧ください。展示の方針ですが、1番としまして、富士宮市の歴史文化の入り口として、市の全体像と魅力を紹介する展示、2番としまして来館のたびに新しさを感じる展示、そして3番としまして市民とともにつくる展示としています。
39ページを見ていただきますと、展示の構成としましては、総合展示で市の全体を概観していただいて、その次、テーマ展示ということで市の特徴的なテーマについて見ていただくことを想定しています。また、企画展示では、年に3回から4回ぐらいテーマを設けまして、いろいろな方に楽しみにしていただける展示を行えればと考えております。
41ページには、企画展示のテーマ例なんていうことで書かせていただいております。例えば富士山信仰、昔の暮らし、縄文の美学、身延線、富士宮やきそばの歴史ですとか、そのほかにも酒と水ですとか、また市政を題材としたものも考えられるかと思っております。
それでは、次に46ページを御覧ください。博物館の開館時間や入館料につきましては、課題事項を記載いたしまして、今後検討をしてまいります。
続いて、48ページを御覧ください。こちらが事業推進計画になります。まず、今後のスケジュールですが、現在行っている基本計画の策定が令和8年の5月頃に完了をする予定です。その後は、基本設計に1年、実施設計に1年、そして工事や展示製作に2年を予定しておりますので、順調に進めば令和12年度の開館予定となっております。今後は、それらに向けて準備を進めてまいります。
最後に、整備候補地について御説明させていただきます。整備候補地につきましては、先月12月26日の政策会議におきまして、富士宮駅前交流センターきらら駐車場といたしました。検討内容につきましては、まず1、候補地検討の方向性になります。候補地は、博物館の基本理念である「富士宮市の歴史・文化を学び未来を拓く、人づくりの拠点」として役割を果たせる場所として、市民の方々や基本計画策定委員からいただいてきた意見を基に市が決定をすることとしてきました。
次に、2番、検討の流れです。まず、(1)としまして、様々な場面で意見をいただいてきました。そのうち委員会の中で都市型と郊外型について議論が必要であるといった意見があったことから、委員会で都市型、郊外型それぞれの特徴について確認をいたしまして、意見をいただきました。これを受けて、市としまして(3)の部分、都市型で進めたいとしました。
次に、4の候補地としまして、都市型の2か所、きらら駐車場と神田川観光駐車場の2つから、きららの駐車場として候補地と決めております。これらにつきましては、12月18日の第4回の基本計画策定委員会において委員の皆様にも報告をいたしまして、郊外型、都市型については都市型がよいということで委員からの了承を得ているところです。
では、候補地選定のポイントになります。きらら駐車場を選定したポイントとしましては、アクセス性の高さ、駅前や街中のにぎわい創出と回遊促進、商店街との連携などの点が挙げられまして、基本理念である人づくりの拠点としてふさわしいと考えております。まず、アクセスのよさでは、駅前であれば多くの人が様々な交通手段で訪れやすい点、次に駅前のにぎわいにつきましては、博物館の展示やイベントで人の流れをつくり、こどもが来館することで家族連れが街中に来る機会を増やすことができます。また、世界遺産のまちづくり整備基本構想というものがあるのですが、これにおけるにぎわい創出ゾーンの東側エリアがちょうど商店街に当たるのですけれども、商店街への回遊促進効果が期待できまして、計画にも合致しているところです。また、観光客にも街中を周遊していただくきっかけとなります。
次に、商店街との連携がしやすい点です。商店街が隣接しておりますので、博物館から商店街に徒歩で移動ができます。商店街と連携することで双方がプラスになる企画を行うことが可能となります。一方で、神田川観光駐車場につきましては、街中の観光バスの駐車場として確保しておきまして、例えば観光客の方には駅前でバスを降りていただいて、バスは神田川駐車場で待機をしていただいて、観光客の方には街中を歩きながら駐車場まで行っていただくことを想定しています。
そして、課題としましては、博物館を建設することで減少する駐車場になってきます。現在駅前交流センターきららの駐車場、こちらがおよそ3,000平方メートル、105台分のスペースになっております。こちらに博物館を建設した場合に、先ほど博物館には2,240平方メートル必要というお話をさせていただきましたが、およそ750平方メートルを3階建てで建てますと、およそ敷地の3分の1、およそ1,000平方メートル、このぐらいを使うと建物が建てられるかと想定しています。こちらの3階建ての建物を建てた場合に、残りの駐車場がどのぐらいになるかといいますと、およそ60台程度を想定しています。きららの駐車場の利用状況も確認しましたところ、通常では30台から40台程度、これに博物館の利用者を20台と想定しまして確保しますと、60台程度あれば足りるという計算になっております。
しかし、周辺でのイベントがあるときには駐車場が満車になることも確認しています。周辺の駐車場の状況ですが、きららの駐車場の周辺ですとコインパーキングが70台以上、月極駐車場ですと400台以上あることは確認しております。こういったことから、現在は駐車場が不足した場合の代替駐車場は確保できていない状況ではあるのですが、工事開始までには周辺の駐車場の活用ですとか提携、また事前の情報提供などによりまして、利用者の方の不便がないように対応していきたいと考えております。
最後に、基本計画策定のスケジュールになります。令和8年1月のところを御覧ください。立地候補地住民説明会とあります。おとといの20日から今月末までに説明会の開催を行っております。説明会は、候補地でありますきらら駐車場周辺の自治会の区長様、そして商店街の代表者様、きらら利用団体様、また周辺住民の皆様を対象としまして、その対象ごとに説明会を開催させていただきます。この説明会では、先ほど御説明させていただきました候補地をきららとした根拠ですとか、駐車場についての考え方を御説明させていただいて、それに対する御意見や課題など、御意見をいただきます。それらについて、その後に庁内で確認をした上で、立地の決定ということで2月に行えればと思っております。
基本計画にその結果を反映して素案としてまとめたものを、第5回の委員会で検討いただきまして、その後パブリックコメントや市民説明会を予定しております。そういった中でそれらの意見に基づいて、もし修正があれば修正をしまして、その内容を今年の5月の第6回の委員会で確認いただきまして、市長までの決裁を経て計画が完成となります。
説明は以上です。
(市長)
ありがとうございました。事務局からの説明が終わりました。
それでは、(仮称)郷土史博物館の基本計画策定状況につきまして、皆様から教育に関連した点でのアドバイス等、御意見を伺いたいと思います。
それでは、順番にお願いします。
(教育委員)
丁寧な説明をしていただきまして、ありがとうございました。
本当にすばらしい(仮称)郷土史博物館ができるとよいなと思っておりますが、教育の視点からということでお話をさせていただきますと、今年度至るところで本市の富士山学習のすばらしさについてお話をさせていただいたのですが、歴史等だけではなくて、観光資産だとかいろいろなものをこどもたちが結びつけて、その歴史の中から学んだものを次にどう生かすかということをこどもの視点でしっかり考えて、プレゼンと発表ができていました。特に、昨年参加させていただいた貴船小学校のこどもたちの発表などは、大人も巻き込んで、自分の廃品回収の提案だったかと思いますが、いろいろな立場でいかにそういった不用なものをリサイクルしていくかという提案で話合いをコーディネートして、その場を盛り上げていたか。とても感動して、常日頃の教育がこういうところに結実しているのだなと思いました。
9ページに取組例として、現地へ誘導する仕組みがありまして、先だって文部科学省のリモートの会議に参加させていただいて、他市町の教育長や教育委員の皆さんや文部科学省の皆さんとお話をする場がありました。そこで学校づくりというのはまちづくりの一つであるというお話をいただいたのですが、まさにこの(仮称)郷土史博物館もまちづくりの一つであると痛感いたしました。そのことも視点として丁寧にお話、説明をしてくださったかと思いますが、人の流れや、それから地域住民にとってもプラスになるような施設であるということ、その考えがとても大事かなと思っています。
そして、11ページにありますように、先ほど丁寧に御説明もいただきましたが、富士山学習の場として情報提供などの研究支援や出前講座等を行いますということで明記をしてくださってあるので、教育と非常に密接に関係して、また支援もしていただけると思いました。もうすぐ今月も1月31日に富士山学習が各学校区を中心として体育館等で発表するのですが、こどもたちにもしできたらこういった郷土史博物館のようなホールで発表する場を得ることができたら、こどもたちがぜひあそこへ行って発表してみたい、大人や地域住民に提案してみたい、そんな子がますます育つのではないかなと思いまして、ただ情報提供や研究施設や掲示物の掲示だけでなく、あのステージに立ちたいというような施設があったらよいなと思います。
県の世界遺産センターも何度か拝見させていただいたのですが、ビューイングゾーンというか、ステージ、画面が大きく変わっていくところがあるのですが、ちょっと残念に私は思っていて、あの映像はとてもすばらしいのです。ただ、あれだけではなくて、昨年度の総合教育会議で私たちが聞かせていただいた曼荼羅の説明、あれはとても勉強になりましたので、ああいったものから興味や関心が膨らんでくる。そういうものを説明する場であったり、こどもたちがそこへ参加したり、こどもたちが軸になって発表する場として、簡単に言うとイオンの中心でいろいろなイベントをやっています。あのイベントに参加しながらお買い物をしたり、お買い物に来たけれども、何かやっているぞといって気軽に参加したり、そういう交流の場がこの郷土史博物館のどこか、3階建てで一つ一つの面積が非常に限られている中でこんなことを申し上げるのは心苦しいのですが、どこかで知恵を絞っていただけるとよいなと思いました。
それから、キャリア教育の視点でも、修復の場をこの間総合教育会議で見ることができました。こんな仕事があるのだという、こどもたちにとってはますますいろいろな興味関心が育つような施設づくりにつながるとうれしいなと思って拝見をさせていただきました。23ページにもありますように、施設規模の効率化ということは大切な課題の一つなのですが、150平方メートルというのが何畳ぐらいなのかなと分からなかったのですが、どれくらいの規模になるのか、また後で教えていただけるとありがたいなと思っています。とても楽しみにしています。
(市長)
ありがとうございました。
それでは、続いて、お願いします。
(教育委員)
丁寧な説明、ありがとうございました。
話をお聞きして、少し聞きたい点がございます。一つは、今回の基本計画をつくるに当たって当然考慮されたと思うのですけれども、文化財保存活用地域計画を一方では進めているわけです。そちらの計画の中では、重点的な施策、措置として、この郷土史博物館整備事業を捉えているわけですが、一方この基本計画をつくるときにその全体の地域計画の中での位置づけなどについて恐らく議論されていると思うのですけれども、今の説明の中ではなかったと思っています。いずれも同様のテーマになりますし、地域計画につきましては法律で定められて立案するものということで、非常に深い関係があるということですので、やはり今回の博物館構想の中でもこの計画に基づきとか、あるいはその計画との関係をどうするのかというところを強調して説明をする、あるいは資料を作るとかそういうことが必要なのだろうと思います。それが1点です。
それから、場所の選定に関しては、今日聞く中でこれも委員会で議論されたようですけれども、防災対策がどうなのかということです。つまり富士山を抱えた富士宮のすばらしい歴史と同時に、我々とすれば危機管理に関しては常に心して行政を進めなければならない立場にいるわけです。特に教育についても、こどもたちの安全、安心についても同じことなのですが、そういった上でこの施設が世代を超えて引き継がれていくということを考えたときに、そういったハザードに関する対応が十分なのかというところは強調すべき点だと思いますので、同様に説明するときにはそのようなことについても強調が必要だろうということをお願いしたいと思います。
それから、内容につきましては、今、委員から話がございましたけれども、例えば展示物などを考えるときに、さすがに限られた資源ですので、毎回ニュース性のあるものを展示するのは非常に難しいだろうと思われます。そこで我々は、これは20年も積み重ねてきた富士山学習の成果、これは毎年リニューアルされるわけです。これをこの博物館の中の一定のスペースで毎年それを市民に伝える、あるいは来場者に伝える場とすると。恐らくこういうことをやりますと、それを作ったこどもたちは必ず見に来ると思うのです。あるいは、大人になったときにそういったことを自分のこどもにも経験が話せるというような、非常にいい連鎖が考えられますので、これは他地区における博物館とは違う、富士宮ならではのポイントだと思いますので、ぜひそこは強調して、富士山学習の発表の場と同時に、それを研究する場として位置づけていただきたいと思います。
それから、もう一点ですけれども、今日具体的にきららの場所とか、あるいは人的流れに関する資料も出してもらいましたが、やっぱり地域選定のポイントの中で、世界遺産まちづくり基本構想におけるにぎわい創出ゾーンの東側エリアというところに今回位置をすると。このことは、具体的には富士宮にほかのまちから来る方々、インバウンドも含めて、そういう人たちの入り口になるというような位置にきららはあるわけです。そういったところを考えますと、我々が必要とする博物館としての基本構想の最も大切な人づくりというところを超えた、まちづくりに関するポテンシャルが非常に高いと思われます。ということは、やはり教育委員会だけではなくて、市長部局ともっとリンクをして、例えばこれから今月に地元説明会が2回予定されていますけれども、そういったところにおいても市長部局の皆さんもぜひ地元の意見を聞くという意味において、参加してもらうというようなことも働きかけたらいいのではないかと思われます。
今日に至るまで、市長も地元説明会に何度も出席していただいて、市民の理解を得るという努力をなさっていますので、そういった流れはこれからも続けていってもらって、この博物館が市全体のまちづくりに寄与するというところを市全体として考えていく位置づけにしていただきたいと思います。要望ですけれども、よろしくお願いします。
(市長)
それでは、次に、お願いします。
(教育委員)
二人の委員と重複するところが多いかと思いますけれども、まず資料を拝見させていただいて、以前に芝川の埋蔵文化財センターを見学させていただいたこともありましたので、もう本当に楽しみの期待感、わくわく感があります。
本市では、小中学生が富士山学習を通して郷土に誇りを持ちながら発展させていこうとする姿勢を育成していることができていると思っています。その学習の場として博物館が身近に存在するということは、見て触れてという機会も増えてくると思いますし、より学びを深めることにつながってくるのだと思います。
先ほど委員のほうからも、この博物館の場で発表ができたらというお話がありましたけれども、私もそんな期待感を持っていますが、26ページの基本計画の多目的室の想定規模が、先ほど言った150平米の大きさを見ますと、ここで富士山学習を発表する場として開催するのは難しいのかなと。発表する側、それから見る側の方が入って開催するというのは難しいのかなと感じたので、そういった富士山学習の発表の場の展示や、あと動画を再生できるような場があればいいのかなと感じました。
富士山学習が各学校で今行われていますけれども、やっぱりその発表を地域の方がなかなか足を運んで見に来てくださる方が多くないというのが現状かと思います。本当にこどもたちが一生懸命考えて発表した内容なんか、大人には考えつかないようなこともあったりしますので、そういう発想をやはり地域の皆さんに知ってもらいたい、見てもらいたいという気持ちがありますので、公開する場があるといいなと思います。また、それが地域の方々ともつながるきっかけにもなると思いますので、そういう部分を期待します。
また、立地に関してですけれども、先ほど委員おっしゃったように、防災の観点からも大事なことかなと思いますが、一般観光客にも富士宮市の歴史に触れて観光していただけるような場所としていい場所ではないのかなと感じています。
(市長)
ありがとうございました。
それでは、最後に、お願いします。
(教育委員)
丁寧な御説明ありがとうございました。
説明を伺っていた中で、こどもたちが富士宮市の歴史、文化に興味を持ち、楽しみながら理解を深めることができる、そういうプロセスというか、体験型の郷土史博物館にしていきたいというお話は大変すばらしいことだと感じています。
富士宮市の中によく歩く博物館というのを見かけますが、実際私の家の近くにも月の輪遺跡等があります。幼い頃、そこの発掘現場に行って弥生時代の土器が出てきたのを手に取って見たこともよく覚えていますが、そういう手に触れて歴史を学んでいくという、そういうスタンスをこの中でもぜひやっていただきたいという要望があります。
あと、常設展示ももちろんあるのですが、やっぱりいろいろな方にそこに何度でも足を運んでいただくというリピーターの方をつくろうということを考えれば、企画展示に力を入れていったほうがよろしいかと思います。今ここにテーマ例としていろいろ挙げていただいていますが、このテーマの中でもこの時期、このタイミングで、このテーマでやったほうがいいよというものあります。例を言うならば、一番下に酒と水とありますけれども、ちょうど今新酒の時期になって、ちょうどこのテーマと時期が一致していると思います。ですから、もし今の時期にそこで企画展示をすれば、そこを見た人たちが歴史を見て、では実際足をそこへと運んでみようというお考えになれば、ここの立地条件も大変よろしいかと思います。公共交通機関を使って駅近くからバスで移動するとか、それがひいては市外から来た観光客もそこで情報を仕入れて、足を伸ばしてみようかというような動線が新たにできるのではないかと感じました。
また、このテーマ例の中で、先ほど富士山学習からいろいろお話出ておりますが、時期に合わせるというお話の中で、こどもたちが学んだ時期に夏休みがちょうどかぶったよといったとき、夏休みの自由研究とかをここで情報発信してお手伝いするとか、そういう身近な情報発信が今後リピーターにつながっていくように感じましたので、お話しさせていただきました。
(市長)
ありがとうございました。
各委員からそれぞれ御意見を伺いましたが、まだ言い足りない点があるのではないかと思いますので、もう一巡回っていただいて、御意見少しでもあったら、あるいは質問でも結構でございますから、述べていただければと思います。
それでは、もう一遍、お願いします。
(教育委員)
今150平米とはどれくらいかなと調べたのですけれども、我が家の小さなおうちぐらいなのですね。ですので、利用者サービスが500平米あるので、バランスとして、ミュージアムに行くと私はお買い物をするのが楽しいので、そういうところも大好きなのですけれども、ただ教育普及の広さを確保するのは実際には難しいのだなと思いました。かといって、教育だとか利用者サービスのところに場所を取られて、本筋の文化財の保存だとか、展示等もないがしろにされてはつまらないもので、きちんとそういった付加価値を保持しながらも、利用者サービスというか、気軽に文化財に触れることができる、また啓発目的で多目的に使えるようなということを考えると、建築という段階に入ったときには相当頭を絞らないとこの面積を十分に利用しながらも、郷土史博物館の価値をみんなが堅持できるようなものにはなっていかないのかなとすごく心配になってはいるのですが、本当に繰り返しお話をすれば、富士山学習は他市、日本の中でも誇るべき教育が積み重ねられていると思うので、そんなものも観光資源の一つにも考え方によってはなるものですから、それがとても大事なのかなと思います。
それから、駐車場についても御意見をいただいて、ハザードの視点でも空き地を増やすというのは、密接しているところで最近災害が多く発生していますので、市民の保養にもなり、駐車場としてスペースにもなり、そしてハザードだとか、そういったものの機能も含めてということで、富士宮駅を降りたら郷土史博物館があって、私が観光客だったらぐるっと回って浅間大社に行って、富士山を見ながら世界遺産センターに寄って、最後にイオンをふらふらして、また富士宮駅に戻るのかななんて、ぐるっと円を描くように動線ができるのかと思うのですが、問題はきららの場所から商店街を歩いて楽しいなと思うかどうかです。この間、川越に行ったのですけれども、川越はただただ歩くだけで楽しいというまちづくりが、やはりまちが文化財として残っているようなところがありますので、そういった何か歩いて楽しい、また駐車場等に憩う場所、ベンチや緑があるとつながっていくのかなと思ったりもしたものですから、本当に委員がおっしゃるように、市長部局と教育委員会だけではなくて、いろいろなところで連携して御意見を伺いながら、大きなまちづくりをするのだという視点で考えていただけるとありがたいなと思いました。
(市長)
皆さんの御意見を聞きながらということですけれども、今のことについて市長部局という立場ですから、これは当然郷土史博物館と周辺商店街とか世界遺産センターとか、あるいは浅間大社とか、また歩く博物館にしろ連動しておりますものですから、当然この施設を造ることによってまちのにぎわいをつくり出すとか、それはおっしゃるとおりでありまして、そのようにこの郷土史博物館の立地については進めていきます。そのつもりでおりますから、御承知おきください。
それでは、お次にどうぞ。
(教育委員)
実は今日の資料から検討経緯を改めて並べてもらって見ますと、富士宮市がいかに歴史、あるいはそういった郷土の宝をうまく伝えてきていなかったということを感じるのです。
昭和45年に資料館が開館しましたが、昭和56年に新しくなった文化会館の中に規模を縮小して、入り口を入ってすぐ右側の部屋だと思うのですが、そこに移転されたということです。話を聞きますと、元々あった資料館が今駐車場になっているということのようなのです。つまり文化会館の駐車場を造るために資料館が縮小されて、今はリニューアルのためにクローズになっているということで、何とそこを大事にしてこなかったかなということです。そのため、今博物館の必要性を我々は一生懸命研究し、皆さんにお伝えしていますけれども、ないほうがおかしかったのだろう。そういう意味では、事情があってそうだったのでしょうけれども、そういう反省といいますか、そういう気持ちに立って新たなものを造るというふうに、資料を見て改めて考えたところであります。
それともう一つ、今日委員の皆さんからも話がありましたけれども、富士山学習の一つのポイントですが、展示物、中のコンテンツに関して、それともう一つ、教科書では教えない富士宮市の歴史といいますか、社会といいますか、それはこの資料の中にもありますけれども、副読本に書かれています。小学校と中学校の両方副読本があって、2年ごとに先生方が努力して研究して書いてくれているのです。それを読むと、僕も富士宮市で生まれ育っているけれども、知らなかった歴史がいっぱい書いてあるのです。そういったことをこの富士山学習、あるいは博物館の一隅にぜひそれをビジュアルで説明できるようなものを、先生方は2年ごとに改訂してくれているわけですから、ある意味リニューアルするわけです。そういったこともぜひ展示をしていただきたいと思います。非常にいい本で、恐らく市民の半数の方も読んでいないというものだと思うのです。そういったところにポイントを当てていただくと、きっとコンテンツが豊富になるのだろうというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
(市長)
ありがとうございます。前にあった郷土資料館の話で、文化会館のほうに移して、本当に小ぢんまりと展示してきたわけですけれども、独立した郷土資料館を造らないでそのままになっています。以前から、何とかしてちゃんとした郷土資料館を造っていくべきだなということを市長になってつくづく感じまして、その点について何とかしようと思っております。
あの当時、狭いながらもそれなりの展示をしょっちゅう変えてはやってきたのですけれども、結構見学者もいまして、あそこはあそこなりの狭いながらも存在感があったわけです。
今度造る郷土史博物館も、今までのものに比べればはるかに規模が大きいし、しっかりとしたものができるのではないかなと思います。ただ、やっぱりぜいたくを言えば切りがありませんから、大きな博物館を造ることは考えておりませんが、富士宮市の背丈に合ったくらいのことでやっていくしかないだろうと思っています。
それから、富士山学習のことについても、富士山学習は大事な学習でありますし、将来ともにこどもたちに続けていってほしいなと思っておりますから、そんな発表の場もどういう形になるか、郷土史博物館でやるのがいいのか、あるいはまたほかのところでもできますから。これからそういうことを文化会館もリニューアルするし、いろいろなところでチャンスもあると思いますけれども、この郷土史博物館については、今の計画を事務局がつくってくださっておりますから、それを一生懸命みんなで応援していただきたいなと思っております。
それでは、続いてお願いします。
(教育委員)
私は、まず駐車場のことに関してどうにかならないものなのかなと感じたのですけれども、多分予算のこともあると思うので、難しいのかなとは思いますが、建物を地上から建物ではなく、1階部分を駐車場にして、その上にというような形をとるのは難しいのでしょうか。
(市長)
非常に難しいです。
(教育委員)
非常に難しいですか。予算の関係でしょうか。
(市長)
というのではなくて、地下水が出ます。あそこの辺りは地下が川みたいになっています。例えばくれたけインの下辺り、クリーニング屋辺りもずっとです。パルプ工場があったということはどういうことかというと、水が豊富で、それこそ1メートルも掘らないうちに水が湧き出るような状況です。ですから、図書館もそうですけれども、あそこも1メートルも掘れば水が湧き出て、浅間大社の湧玉池の水が切れてしまうというか、そういったことで富士宮市は非常に地下水が豊富なものですから、そういう点からいくと、地下へ物を造るということは非常に難しい状況です。
(教育委員)
その上にさらにとなるといかがですか。
(市長)
4階建てや5階建て以上となると、やっぱり景観の問題とか、いろいろ規制の問題が絡んでくるということです。
当局から、何かあれば言ってください。
(文化課長)
駐車場については、立体駐車場のような一部を建物の中に組み込んでという御意見かと思います。全国にはそういう博物館もあるかもしれないのですが、専門の業者のほうから聞く中では、できれば建物の下だと排気ガスとかの関係で、ガスが建物の中に入ってきてしまうと文化財に影響がある可能性があるので、できれば駐車場を組み込むような形は避けたい、避けたほうがいいのではないかというようなアドバイスはいただいています。
駐車場のことについては、本日御説明させていただいたとおり、今現在確保を確実にできているという状況ではないのですけれども、本当に周辺には月極駐車場も多くありますので、そういったところを商店街の方などにもいろいろ御協力いただけるよう、その辺りについては、本当に文化課だけではなくて、市長部局などと一緒にやっていければいいかなと思っております。
(教育委員)
もう一ついいですか。企画展示のところで、既存のものの展示の入替えとかということを想定しますけれども、例えば地域の方々の何か展示物を新たにということは考えていらっしゃらないですか。
(文化課長)
40ページのほうにテーマ展示というものを書かせていただいておりまして、そこにテーマ例として、地域ごとの展示をしたいなと思っております。多分大きなスペースは取れないかなと思うのですけれども、全部で10地区以上あります。そういったところで、常設展示の中に地域のことを出した展示は入れたいと思っておりますし、企画展示などの部分でそういった一つの地域を取り上げて、例えば今はここの地域についてやるよみたいな感じで、そういった関連のものを集めて歴史文化をということはできるかなと思っています。
(教育委員)
ありがとうございます。各地域の特色を深掘りすることができるということで、地域の方ともつながっていけるということですね。分かりました。
(市長)
今の企画展示、41ページの富士山信仰とか、昔の暮らしとか、縄文の美学とか身延線、やきそばの歴史とか富士五山の宝物展とか、結構拾い出すとたくさんこれから出てくると思います。そういう意味では飽きないような、飽きられないような企画にしていこうと思っています。
続いて、どうぞ。
(教育委員)
私も今企画展示のところを見ていまして、やはり生まれてからずっと富士宮に生活していて、では富士宮の地元の歴史知っていますかと聞かれたときに、実は知らなかったということを2年ぐらい前、もう本当に分かりました。
そう申しますのは、文化課から静岡産業大学の川口先生とか、松田民俗研究所の松田先生が、たまたま御縁があって私のところに尋ねてきてくださり、地元を二人と一緒に半日ぐらいかけて回って歩きました。実際地元にいて、先生方からお話を聞いた地元の歴史とか、そういうものがとても新鮮に感じて、やっぱり歴史は教科書で覚えたり知ったりするよりも、こうやって歩いて自分の目で見て学んでいったほうが楽しいよねということをこの年になって改めて気づくことができました。
やはりこの企画展示についても、こどもたちにとってはやっぱり敷居が高い博物館ということではなく、本当に手軽に、もっと言えば遊びに行ける博物館になってほしいという希望です。例で言えば、今料理をするのに簡単にひねれば火がぽっとつくというのも、昔の人は火をおこすためにどれぐらい苦労したのかというのを実際にそこで体験するとか、あとは土の中から出てきた土器とか、そういうものを自分で作ってみるような、そういう体験型のものをぜひやっていただき、小学校でよくやっています社会科見学、その候補地として学校の先生方が選んでいただけるような、そういう施設になっていただきたいという希望でお願いしたいと思います。
(市長)
ありがとうございました。
一通りではなく、二通り回らせていただきまして、いろいろな御意見をいただきましたが、ここで教育長からいろいろお話をいただきたいと思います。お願いします。
(教育長)
教育委員の皆様、本当に貴重な御意見ありがとうございました。
私も教育長という立場ですので、教育とか学習という視点でこの郷土史博物館を考えてみたときに、皆様から本当にたくさん御意見いただいた、夏休みの自由研究とか、あと副読本の「ふじのみや」とか、そのようなところとリンクしてというのはとても貴重な御提案だったなと思います。それから、多くの方々からお話しくださった富士山学習については、今パート2.ということで取り組んでいるのですけれども、例えば、パート3.に今後していくとしたならば、どういうフェーズになっていくとパート2.からパート3.になるのかなと考えたときに、一つは小中学生のもの、富士山学習限定ということではなくて、やっぱり市民のものにそれが発展していったときに、より高い次元の富士山学習になっていくのではないかなということを個人的に考えております。
これは、教育の市民化というところにもつながるかと思うのですけれども、今私たちが取り組んでいる第3次富士宮市教育振興基本計画、これが来年度までということで、次の年から第4次ということになっていくわけですけれども、その中に富士宮市の目指す教育の姿の中に教育の市民化というのがあって、ここを読んでみると、富士宮の未来を担うこどもを育てるためには、学校、家庭、地域及び教育委員会が連携、協働する中で、社会に開かれた教育課程を軸に、富士宮ならではの魅力ある学校づくりを推進することが大切です。それにより富士山を心に夢を持って生きるこどもを育てるという本市の目指すこども像が、教育に対する市民共通の関心事となります。このような教育の市民化は、生涯学習社会の基盤となり、いつでも誰でも生涯にわたり学習できるまちづくりにつながりますというところで、富士山学習がその辺の肝なのかなと思っています。
当然、こどもたちの富士山学習を郷土史博物館から資料として、富士山学習を学んでいくこどもたちが、富士山学習をリソースとして富士山学習を学んでいくというのが一つでしょうし、それから市民の方、あるいは市外、県外の方、あるいは海外の方に富士宮市が取り組んで、こどもたちが取り組んでいる富士山学習を発信していくというか、郷土史博物館を通して知ってもらうという、それが一つあるかなと思うのですけれども、先ほど言った教育の市民化ということを考えると、中学校で富士山学習が終わってしまうというのはもったいないなと思います。今はもう48歳、49歳とか50歳手前ぐらいの人たちが富士山学習を学んだ人たちとして富士宮市にいるのです。その人たちがいろいろな場所でこどもの頃富士山学習を学んだことを生かして、今会社に勤めたりとか、自分の生活をしたりしているというところが、またこの郷土史博物館ができることによって富士山学習の延長というか、そういうことの可能性というのも出てくるのではないかなということを期待しているところです。
もう一つ、生涯学習というところで、先ほどの第3次富士宮市教育振興基本計画、その教育の市民化の下に生涯にわたる学習というところの項目があるのですけれども、そこを見ると、学習を通しての楽しみや生きがいは人づくり、まちづくりへとつながり、人生を豊かにします。全ての市民がいつでもどこでも誰でも学びたいものを学べる学習環境を整備していくことが大切です。そのためにも、個人の要求や地域の課題への対応といった社会のニーズとバランスの調整を図り、生涯学習を推進するとともに、市民と行政が連携、協力し、様々な学習の機会を提供するための学習体系、学習環境づくりを進めることが必要ですというふうに、郷土史博物館というのはつながっていくのではないかなと思っています。生涯にわたる学習ということで、郷土史博物館が生涯学習の拠点となったり、富士山学習の伝道になったりというものにもなり得るかなというふうに考えています。
最後に、こどもたちや市民が何を学ぶのかとか、どこで学ぶかも当然大事なのですけれども、学びたい場所で学べるというのが、第6次富士宮市総合計画の中の将来都市像で「富士山を心に 豊かな自然と人の和が織りなす 幸せ感じる富士宮」、幸せ感じる富士宮というフレーズを考えたときに、その学びたい場所でこどもたちや市民が学べるというところが、将来の富士宮の都市像にもつながっていくのではないかなということを考えると、今後そのような点にも意識を働かせながら、郷土史博物館がよりよいものになるように進めていきたいなと思っておりますので、また皆様の御理解、御協力をいただければなと思います。
(市長)
ありがとうございました。
今日の会議は、11時20分で終わる予定ですので、あと僅かなものですから、ここで私のほうでまとめをさせていただきます。
いろいろな御提案をいただき、また御心配をいただき、特に確認させていただいたことは、既に基本計画の策定委員会においてきららの場所がいいと、都市型のほうがいいというようなことについて御了解いただきましたので、皆さんにもその辺の御理解をしていただきたいなということと、駐車場問題についてもいろいろな検討をしていくというようなことで、現状の中でどう工夫して駐車場の対策がクリアできるか、あるいはまた市内中心市街地の各所にある駐車場も活用しながら、来訪者に対して駐車場を提供できるような、そういう知恵も絞っていかなければならないなと思っております。
そのほかいろいろな展示の仕方とかについて、もう一度ぜひ皆さん方におかれましてはこれをじっくり読んでいただきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。
本日は、(仮称)富士宮市立郷土史博物館の基本計画策定状況を確認し、委員の皆様から多くの貴重な意見をいただきました。博物館の基本計画策定も終盤となり、博物館の姿がより具体的になってまいりました。まだ幾つかの課題はございますが、こういった課題を解決し、博物館の建設を実現させたいと強く再認識したところであります。
博物館が完成しましたら、市民をはじめとした多くの方々に来場していただき、富士宮市にはこんなにすばらしいものや歴史があることを知っていただきたいと思います。そして、歴史を知ることで、市民の皆様に富士宮市に誇りを持っていただきたいと改めて感じているところです。特に小中学生等の児童生徒には、富士山学習はもちろん、普段から気軽に訪れていただき、楽しみながら学んでいただける施設にしていきたいと思います。
今後も教育委員の皆様と連携し、共通の認識を持って博物館の実現に取り組んでまいります。皆様の御支援、御協力をよろしくお願い申し上げます。
以上で、本日の議題についての協議は終了いたします。