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睡眠とこころの健康
睡眠とは?
睡眠とは、心身の健康増進・維持に欠かせない休養活動です。
しかし、国民健康・栄養調査結果において、1日の平均睡眠時間が6時間未満の者の割合は約4割弱であり、十分な睡眠の確保が重要です。
睡眠が悪化することで様々な疾患の発症リスクが増加し、寿命が短くなるリスクが高まると言われています。
睡眠習慣を見直し、心配な症状があるときには医師に相談しましょう。
必要な睡眠時間を確保しましょう
良い睡眠は睡眠の量(睡眠時間)と質(睡眠休養感)が十分に確保できることが大切です。
また、必要な睡眠時間は各年代によって変わります。
身体が必要とする睡眠時間以上に眠ろうとすると、寝つくまでに時間がかかったり、途中で目が覚める時間(回数)が増えたり、熟眠感が減ったりなど、睡眠の質が低下することが分かっています。
国では、各年代別に推奨事項を示しています。(表1)
(表1)
| 対象者 | 推奨睡眠時間 | 推奨事項 |
| こども |
9~12時間(小学生) 8~10時間(中学・高校生) |
朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、日中は運動をして、夜ふかしの習慣化を避ける。 |
| 成人 | 6時間以上 |
食生活や運動等の生活習慣や寝室の睡眠環境等を見直して、睡眠休養感を高める。 睡眠の不調・睡眠休養感の低下がある場合は、生活習慣等の改善を図ることが重要であるが、病気が潜んでいる可能性にも留意する。 |
| 高齢者 | 8時間未満 |
長い床上時間が健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に、必要睡眠時間を確保する。 食生活や運動等の生活習慣や寝室の睡眠環境等を見直して、睡眠休養感を高める。 長い昼寝は夜間の睡眠を妨げるため、日中は長時間の昼寝は避け、活動的に過ごす。 |
睡眠不足について
眠れない(不眠)
眠っても休養がとれた感覚がない(睡眠休養感の低下)
日中の眠気・居眠り(過眠)がある
以上のような症状がある場合は
「睡眠環境、生活習慣、嗜好品」によって生じる場合(睡眠習慣の改善が必要)と
「睡眠障害」によって生じる場合(睡眠習慣を改善しても治らない場合は医師への相談が必要)があります。
睡眠障害
睡眠時間の短縮
十分な睡眠の機会を確保しているにもかかわらず、睡眠時間が以前より著しく短くなり、標準的な睡眠時間と比べても短いこと
代表例:不眠症、むずむず脚症候群、睡眠時無呼吸、周期性四肢運動障害
睡眠休養感の低下
睡眠による十分な休養が得られていない状態のこと
代表例:不眠症、睡眠不足症候群、むずむず脚症候群、睡眠時無呼吸
日中の眠気・居眠り
睡眠不足により日中に眠気が出現し、居眠りをしてしまう状態のこと
代表例:睡眠不足症候群、睡眠時無呼吸、周期性四肢運動障害、過眠症
眠れない、よく寝た感じがしないなどの症状がある場合には、睡眠環境を整え、それでも良くならない場合には、耳鼻咽喉科や内科などのかかりつけ医に相談しましょう
睡眠環境を整える GoodSleep(厚生労働省)のチラシはこちら
こども(PDF:1,068KB) 成人(PDF:1,009KB) 高齢者(PDF:991KB)
参考:健康づくりのための睡眠ガイド2023