世界遺産富士山
2021年01月08日掲載
遠くに出かけられない今こそ、富士宮を歩こう。
富士宮市内の世界遺産富士山をテーマにしたウォーキングマップを掲載しています。読んで、歩いて、世界遺産富士山を体感してみませんか?
明治の初めまで、春と秋のお祭りの前日に、「山宮御神幸(やまみやごしんこう)」といって富士山本宮浅間大社と山宮浅間神社とを祭神(さいじん)が往復する行事が行われていました。神様が昔いた場所に里帰りするという意味や、春に農業の神様として山から里におり、秋に山の神として里から山に帰るという意味があるそうです。この「山宮御神幸」に使用された浅間大社と山宮浅間神社をつなぐ道が「御神幸道(ごしんこうどう)」と呼ばれ、距離としては5.45kmほどあったといわれます。
道者(どうしゃ)とは富士登山者のことで、「村山」まで道者が通った道を道者みちといいます。かつて道者は、先達(せんだつ)と呼ばれる登山のリーダーに導かれて山頂を目指しました。村山浅間神社は富士山における修験道の中心地であり、明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動により廃されるまで、神仏習合(しんぶつしゅうごう)の冨士山興法寺(ふじさんこうほうじ)という寺院がありました。村山浅間神社には、今もなお、富士山信仰の歴史が息づいています。
人穴富士講遺跡から白糸ノ滝まで歩くコースです。コース上には、富士講に関連する碑塔や人穴浅間神社の戦時中の移転先にそのままの残された芝山浅間神社などがあります。また、富士講とは直接関わりがありませんが、鎌倉時代に源頼朝が富士山麓で行ったといわれる富士の巻狩に関係した史跡などもめぐります。
世界遺産富士山の構成資産である白糸ノ滝周辺には、鎌倉幕府初代将軍の源頼朝が行った富士の巻狩にまつわる史跡がたくさんあります。直接、世界遺産とは関係がありませんが、白糸ノ滝の楽しみ方のひとつとして富士の巻狩をテーマにしたウォーキングコースを提案します。コース外にも季節によってバラを楽しむことができる「白糸自然公園」や隠れた名瀑「朝日滝」などみどころたっぷりです。
富士山本宮浅間大社は、全国に約1,300社ある浅間神社の総本宮です。
浅間大社の本殿や拝殿、楼門などは建物は、徳川家康によって建てられました。
また、「絹本着色富士曼荼羅図」には、浅間大社を参拝した人々が、湧玉池で心身を清め、富士山へ向かう様子が描かれています。
歴史と文化かが香る浅間大社周辺をめぐります。
企画部 富士山世界遺産課 企画係
〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所3階)
電話番号:0544-22-1489
ファクス:0544-22-1206
メール :sekai@city.fujinomiya.lg.jp
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