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更新日:2025年11月19日

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目次

 

一人ひとりの農業者を応援する農業者年金

農業者が老後を安心して暮らすためには、若いうちからの備えが欠かせません。

農業者年金は、国民年金の第1号被保険者である農業者が、より豊かな老後生活を過ごすための、任意で加入できる国民年金(基礎年金)に上乗せする公的な年金制度です。(農林水産省ホームページ参照)

お知らせ

農業者年金のオンラインセミナーが、下記の日程で開催されます。

開催日時:令和7年12月9日(火曜日)午後3時から午後4時まで

開催方法:Zoomウェビナー(オンライン)

申し込み方法など詳しくはチラシをご参照ください。

オンラインセミナーご案内チラシ(PDF:302KB)

農業者年金の6つのポイント(メリット)

  • 国民年金第1号被保険者で、年間60日以上農業に従事する65歳未満の人はだれでも加入できます(60歳以上は国民年金の任意加入者に限る)。
    農地の所有者ではない配偶者や後継者など家族農業従事者の方も加入でき、家族一人ひとりが年金を用意することができます。
  • 少子高齢化時代に強い年金です。
    自ら納めた保険料とその運用収入を、将来受給する年金の原資として積み立てる積立方式の年金(確定拠出型)のため、少子高齢化が進んでも制度の安定性は損なわれません。

    (注):運用の結果得られる年金原資が、積み立てた保険料の総額を下回らないという保証はありませんが、安全性を重視した運用方法や、65歳の年金裁定時に運用収入の累計額ができるだけマイナスとならないようにする準備金の仕組み等を導入しています
  • 保険料の額は月額2万円から6万7千円までの千円単位まで自由に決められます(35歳未満で認定農業者に該当しない等一定の要件を満たす方は1万円から)。
    自分が必要とする年金額の目標に向けて、柔軟に設定でき、経営の状況や老後設計に応じていつでも見直せます。
  • 80歳までの保障が付いた終身年金です。
    80歳までにお亡くなりになった場合、死亡一時金があります。また、農業者老齢年金(通常加入された方)については、65歳以上75歳未満の間で、受給開始時期を選択することができるようになりました。
  • 民間の年金保険にはない税制面での大きな優遇措置があります。
    支払った保険料は全額が社会保険料控除の対象となるため、所得税・住民税の節税になります。また、保険料を農業者年金基金が運用して得られる収益(運用益)は非課税です。将来受け取る農業者年金は公的年金等控除が適用されます。
  • 認定農業者など一定の要件を満たす方には、保険料の国庫補助があります。
    認定農業者で青色申告をしている方やその方と家族経営協定を結んだ配偶者・後継者の方など一定の要件を満たす方には、保険料の国庫補助があります。
    この国庫補助額に見合う年金は、農地等の経営継承をすれば原則65歳から特例付加年金として受給できます。農地等の経営継承の時期についての年齢制限はなく、本人の体力などに応じて受給の時期を決められます。

加入者の声

「農業者年金は38歳のときに加入しました。掛金が社会保険料控除の対象になり、生涯にわたり年金を受給できるのは大きなメリット。また、元本割れリスクが少ないのは、その他の個人年金保険などと大きく異なる点です」(市内・いちご生産者)

「私は受給者ですが、貯金は桶のようなもので、終身年金は湧き水です。桶の中の水は使えば無くなってしまいますが、湧き水は尽きないので安心して受け取ることができます。加入していて良かったです」(市内・花き生産者)

「就農して個人事業主になってからは国民年金だけでは不安なので、早い段階で農業者年金に加入しました。新規就農される方は、最初は手元資金を残しておきたいと思いますが、少し余裕ができたタイミングで加入を検討されるといいかと思います。農業は体力が続く限りできますが、今と同じ体力でできるとは限りません。保険料は少額でも、若いうちから備える価値は大きいと思います」(西伊豆町・いちご生産者)

「加入の決め手は、国が運営する手堅さと、「積立年金」である点です。受給額が少子高齢化の影響を受ける国民年金と違い、農業者年金は自分で自分の保険料を積み立てていく仕組みなので、明解です」(静岡市・枝豆生産者)

その他の農業者の皆さんの声(農業者年金基金サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

 

加入までの流れ

1.まずは、農業者年金の制度や加入の条件を知る
農業者年金の仕組みや、どんな人が加入できるのかを確認しましょう。
直接、農業者年金基金までお問い合わせいただくことも可能です。

女性向けチラシ(PDF:5,780KB)

39才以下向けチラシ(PDF:5,014KB)

2.加入の種類や掛金など加入の内容を検討する
自分や家族が加入するなら、とイメージして、加入の種類や掛金など加入の内容を検討しましょう。
受給見込み額については、独立行政法人農業者年金基金のホームページにある年金シミュレーターで試算することができます。

年金シミュレーター(外部サイトへリンク)


3.加入手続き
加入の内容を決めたら、申込手続きをしましょう。
「通常加入」の場合は『農業者年金通常加入申込書』、「政策支援加入」の場合は『農業者年金政策支援加入申込書』をJAに提出していただきます。
農業者年金に加入しますと国民年金の付加保険料(1ヶ月400円)への加入が必要となりますが、この付加年金は、2年間受給すれば納付した保険料総額の相当額を受領できる有利な仕組みになっています。付加年金の加入手続きについては市役所1階の保険年金課までお願いします。

お問い合わせ先

農業委員会事務局振興係

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所4階)

電話番号:0544-22-1193