令和7年3月 富士宮市教育委員会定例会の議事録を掲載しています。
令和7年3月21日(金曜日)
開会:午前9時29分 閉会:午前11時35分
市議会第1委員会室
教育長、教育委員及び説明のための事務局職員
・第1 会議録署名委員の指名について
・第2 教育長報告
・第3 議第5号 職員の退職について
・第4 議第6号 職員の人事異動について
・第5 議第7号 令和7年度山下サダ育英奨学生の決定について
・第6 議第8号 富士宮市立小中学校の通学区域を定める規則の一部を改正する規則制定について
・第7 議第9号 富士宮市公立学校処務規程の一部を改正する規程制定について
・第8 議第10号 富士宮市公立学校教職員表彰規程の一部を改正する規程制定について
・第9 議第11号 富士宮市公立学校運営協議会の設置及び富士宮市公立学校運営協議会委員の任命について
・第10 議第12号 令和7年度富士宮市立小中学校学校医・学校歯科医・学校薬剤師の委嘱について
・第11 議第13号 令和7年度主要施策の策定について
・第12 富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について
・第13 富士宮市部活動の地域連携・地域展開のための業務委託事業について
・第14 (仮称)富士宮市郷土史博物館及び富士宮市文化財保存活用地域計画について
・第15 市議会2月定例会の報告
・第16 報第1号 富士宮市民文化会館リニューアル工事(建築工事)請負契約の変更について
開会
令和7年3月定例会の開会を宣告し、会期を1日として決定。
第1 会議録署名委員の指名について
会議録署名委員に、藤田委員及び関根委員を指名。
第2 教育長報告
・(年度末の状況)
3月19日の水曜日に、市内の公立小中学校の卒業式が無事に終わりました。その前の週に、小学校でインフルエンザのB型による学級閉鎖が、ありまして、感染の流行を心配しましたけれども、今週は落ち着いておりまして、無事に終わったという報告を受けております。
年度末休業、年度初め休業の19日間の休みの後、4月8日の火曜日からどの学校も始業式、入学式ということで予定されております。
本日は今年度最後の教育委員会定例会ということですので、教育委員や当局、事務局の皆様には本当に1年間お世話になりました。
本日は議案等盛りだくさんになっておりますので、ぜひ御協力をよろしくお願いいたします。
第3 議第5号 職員の退職について
第4 議第6号 職員の人事異動について
第5 議第7号 令和7年度山下サダ育英奨学生の決定について
個人情報に係る案件のため非公開
第6 議第8号 富士宮市立小中学校の通学区域を定める規則の一部を改正する規則制定について
(教育長)
次に、「日程第6、議第8号 富士宮市立小中学校の通学区域を定める規則の一部を改正する規則制定について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(学校教育課参事)
議第8号 富士宮市立小中学校の通学区域を定める規則の一部を改正する規則制定について説明いたします。
こちらは、行政区におきまして、阿幸地区4町内が令和7年4月1日から新区として独立し、舞々木区が設立されることに伴い、通学区域を定める規則の一部を改正します。
富士宮市立小中学校の通学区域を定める規則の新旧対照表のとおり、東小学校と富士見小学校、富士宮第一中学校の表記を改めるものです。
以上、よろしく御協議の上、御決定をお願いいたします。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
質疑なしと認めます。
質疑が終わりましたので、議第8号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第8号は原案のとおり可決されました。
第7 議第9号 富士宮市公立学校処務規程の一部を改正する規程制定について
(教育長)
次に、「日程第7、議第9号 富士宮市公立学校処務規程の一部を改正する規程制定について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(学校教育課長)
それでは、議第9号 富士宮市公立学校処務規程の一部を改正する規程制定について御説明を申し上げます。
最初に、第16条、出勤簿についてです。これまで教職員は出勤後直ちに出勤簿に押印しなければならないとされておりましたが、この押印を廃止し、出退勤時間をパソコンに入力することで服務管理するための所要の改正を行うものになります。
続いて、第31条、赴任についてです。現行の処務規程では、3月末の人事異動を受けまして、校長は教職員が4月1日に赴任したときは、教育委員会へ着任届を提出しております。しかしながら、国や県の上位法では、着任届の提出は義務づけられておらず、業務の見直しの観点から、着任届の提出を廃止するための所要の改正を行うものでございます。
あわせて、第38条、復命については、静岡県教育委員会処務規程第21条の2項において、復命書の提出について、上司が随行したとき、また業務が軽易な事項であると所属長が認めたときは、その限りではないと定めていることに合わせて、本市の処務規程でも詳細に定めておりました項目を削除する所要の改正を行うものであります。
以上につきまして、よろしく御協議の上、御決定をお願いいたします。説明は以上です。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。
(「なし」の声)
(教育長)
それでは、質疑なしと認めます。
質疑が終わりましたので、議第9号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第9号は原案のとおり可決されました。
第8 議第10号 富士宮市公立学校教職員表彰規程の一部を改正する規程制定について
(教育長)
次に、「日程第8、議第10号 富士宮市公立学校教職員表彰規程の一部を改正する規程制定について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(学校教育課長)
それでは、議第10号 富士宮市公立学校教職員表彰規程の一部を改正する規程制定について説明を申し上げます。
これは、第7条に規定する勤続表彰の時期を改めるために所要の改正を行うものです。これまで6月1日が日曜日に当たるときは、その翌日に行うことと定めておりましたが、6月1日が土曜日の場合も休日となるので、翌週の月曜日に実施するものと改めるものです。
よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
質疑なしと認めます。
質疑が終わりましたので、議第10号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第10号は原案のとおり可決されました。
第9 議第11号 富士宮市公立学校運営協議会の設置及び富士宮市公立学校運営協議会委員の任命について



(教育長)
次に、「日程第9、議第11号 富士宮市公立学校運営協議会の設置及び富士宮市公立学校運営協議会委員の任命について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(学校教育課長)
それでは、議第11号 富士宮市公立学校運営協議会の設置及び富士宮市公立学校運営協議会委員の任命について御説明申し上げます。
富士宮市公立学校運営協議会規則第4条の規定により、富士宮市公立学校運営協議会を設置し、同規則第9条の規定により、富士宮市公立学校運営協議会委員を任命するものでございます。
設置校は、資料に示されているとおりになります。
あわせて、各学校から提出されました学校運営協議会の委員につきましても、資料で示すとおりになっております。
よろしく御審議の上、御決定いただきますようよろしくお願い申し上げます。
説明は以上です。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。
(教育委員)
今回、設置する学校以外に、富士宮一中ですとか、まだここに記されていない学校もあると思いますが、ここのすみ分けはどういうところか御説明お願いいたします。
(学校教育課長)
8校でまだ学校運営協議会の設置の申出がございませんでした。各学校の状況等が様々でございますけれども、富士宮一中につきましては、委員の選任についてまだ調整が必要であると校長が判断したと確認をしております。これまでも一中につきましては、学校を支える地域とのつながりがある組織があるということで、そことの整合性であるとか、調整を慎重に行っていきたいというような申出が確認した際にはございました。
8校につきましては、今学校評議員ですとか、学校評議員以外にも学校を支える様々な地域の組織等がございますので、そこを軸に学校運営協議会の設置に向けて丁寧な準備をしていくと伺っているところです。
(教育委員)
それでは、将来的には富士宮市にある小中学校全てに学校運営協議会ができるという考えでよろしかったでしょうか。
(学校教育課長)
おっしゃるとおりで、令和8年度には全ての学校に学校運営協議会を設置する方向で、今準備を進めているところになります。
(教育委員)
名簿を見させていただいていますが、備考のところに役職等が書いてあります。その中で一つ教えていただきたいのが、備考欄に地域学校協働本部コーディネーターと記載されているところがありますが、こちらの方の身分などを教えていただきたいです。
(社会教育課長)
地域学校協働本部に関して、社会教育課で答弁をさせていただきます。
まず、地域学校協働本部というのは、地域と学校が連携・協力し、社会総がかりでこどもたちを育てるため、地域学校協働活動を推進し、地域社会全体の教育力向上を目指すということを目的としております。コーディネーターはその中で地域と学校をつなぐ役割をするということで、例えば学校で見守り活動ですとか、花壇管理等を住民にお願いしたいという場合に、学校側がコーディネーターに依頼をして、コーディネーターが学校と地域、例えば高齢者や警察OB、PTAを結ぶために存在している方でありまして、私どものほうで予算を措置させていただくのですが、特に任命等を行っているわけではなく、学校の中で地域と学校を結ぶにふさわしい方を選んでいただいて、その中で決まるような形になります。そのため、特に委任等ではなくて、謝金という形でお礼の金額を払うという対応をしております。
(教育委員)
それでは、これは学校長が推薦してやっている方でよろしかったでしょうか。
(社会教育課長)
おっしゃるとおりでございます。
(教育委員)
先般、静岡市で既に行われている学校運営協議会の委員に対する報酬が一部未払いだったという報道がありましたけれども、富士宮市において既に進めている東小学校、それから芝富小・芝川中学校と二つ設置されましたけれども、そこについてそのような未払いはなかったか御回答をお願いします。
(学校教育課長)
今年度設置したのが東小学校の学校運営協議会でしたので、ここに対しての支払いについては、今計画的に進めております。支払いは4月中になるということで確認をしております。
来年度たくさんの学校運営協議会の委員の皆様方が関わっていただけるということで、その謝金の支払い事務等については、学校教育課内でしっかりと担当を決める中で対応してまいりますが、件数が多くなるということで計画的な取組を進めてまいりたいと考えています。
(教育委員)
今年度設置校の欄に注釈がある学校は、小学校と中学校が合同で運営協議会を設置するということでいいですよね。合同で学校運営協議会を設置した学校とそうでない学校との経緯やお考えについて、分かる範囲でお話いただけるとありがたいです。
それから、もう1点は、コーディネーターについて、今御説明いただきましたように、地域学校協働本部のコーディネーターとしてお名前が挙がっている学校と、そしてコーディネーターが入っていない学校とありまして、コーディネーターといっても地域学校協働本部のコーディネーターなので、学校運営協議会のコーディネーターではないですよね。これは互選によってこれから各学校で運営協議会の中から選ばれるような運びなのかどうか、今後の見通しについてお話をいただけるとありがたいです。
(学校教育課長)
小中合同の学校運営協議会について、全部で八つの学校運営協議会ができます。ここは、これまでも小中合同のグランドデザインや目指すこども像等について、小中連携を深めてきている小中学校が9年間を見据えて学校運営協議会においてもこどもたちを協働して育てていくというスタンスで学校運営協議会の運営をしていきたいということで、小中連携で小中一緒に学校運営協議会をつくると伺っています。大宮小学校と富士宮第二中学校、大富士小学校と大富士中学校、それから富士根南小中学校、富士根北小中学校、井之頭小中学校、上野小中学校、芝富小と芝川中学校、それから柚野小中学校となっております。芝川につきましては、内房小学校と稲子小学校も芝川中学校と芝富小学校の学校運営協議会に一緒に入って、芝川地区の全体で学校運営協議会を設置したいなということで今研究をしているところですが、今年度はこれまでずっと研究してきました芝富小と芝川中が一つになるという準備を進めております。
いずれにしましても、その9年間でしっかりとこどもたちを育てていきたいというような表れが、こういった小中一緒の学校運営協議会の設置の方向が定まったのではないかなと承知はしております。
それから、学校運営協議会のコーディネーターについて、これはこれから会が成熟していく中で、当然それが必要になってくるということを考えております。委員も指摘していただいて、それを教頭が務めることになってしまうと、学校の負担感につながってしまうということで、そうではなくて、しっかりと運営協議会のメンバーで話をしながら、運営協議会をしっかりとマネジメントしていく人材を育成して、その人たちにしっかりと役割を果たしていただけるような環境をつくっていくというようなことで準備を進めていきたいと思っております。
調べましたところ、先進的に取り組んでいる地域では、そういった方への事務費について予算立てをしているような市町が幾つもありましたので、そういったことも含めて来年度以降、しっかりと研究していきたいと思っておりますし、来年度学校運営協議会の委員の皆様向けに研修会を2回ほど学校教育課が主催で計画をしておりますので、その中でもそうした人材の必要性等についても委員の方々に説明をしながら、話合いをして方向性を定めていくという組織になりますので、そういった役割もあるよということでしっかりと御理解いただいて準備を進めていきたいと思っております。
(教育委員)
ありがとうございました。明確な御説明をいただいて、安堵しています。各学校が積極的に学校運営協議会を2年間見据えての設置をお考えいただいているということで、とてもいいなと思っていますが、委員の皆さんも、それから学校の職員もコミュニティ・スクールであるという認識をしっかり持って、コミュニティの主体となって学校組織を運営したら、PTAや地域との連携だけで終わってしまうのではなくて、よりよい地域の中の学校づくりに高めていくような、そんな意識や説明がきちんと浸透するような研修等をぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
(教育委員)
今の話の中でコミュニティを重んじているというお話も聞いてよかったのですが、コミュニティということを考えたときに、以前別の委員からもお話があったように、公民館の調整役は、学校を退職なさって今お勤めになっている方が結構多いと聞いています。そういう方々にも力を借りて、やっぱり地域のコミュニティを目指すのであれば、学校と公民館が連携を取る方向性で進めていったほうが、もっと円滑に回っていくのではないかなと考えていますので、そういうことも踏まえて今後進めて行かれたらいかがかなと思います。
(教育長)
御意見ありがとうございます。
ほかにありませんか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
それでは、質疑なしと認めます。
質疑が終わりましたので、議第11号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第11号は原案のとおり可決されました。

第10 議第12号 令和7年度富士宮市立小中学校学校医・学校歯科医・学校薬剤師の委嘱について
(教育長)
次に、「日程第10、議第12号 令和7年度富士宮市立小中学校学校医・学校歯科医・学校薬剤師の委嘱について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(学校教育課参事)
議第12号 令和7年度富士宮市立小中学校学校医・学校歯科医・学校薬剤師の委嘱について説明いたします。
学校医等の委嘱につきましては、医師会、歯科医師会、薬剤師会からの推薦者に対し、学校長からの内申に基づいて教育委員会が委嘱しております。
令和7年度の委嘱につきまして、学校医につきましては東小、富士根南小、富士根北小、富士見小、富士根北中学校の5校が変更になります。学校歯科医につきましては、山宮小、上野小、柚野小、柚野中学校の4校が変更になります。学校薬剤師につきましては、富丘小、白糸小学校の2校が変更になります。こちらにより全学校より内申が整いましたので、別表のとおり委嘱するものでございます。
よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
それでは、質疑なしと認めます。
質疑が終わりましたので、議第12号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第12号は原案のとおり可決されました。
第11 議第13号 令和7年度主要施策の策定について



(教育長)
次に、「日程第11、議第13号 令和7年度主要施策の策定について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(教育総務課長)
議第13号 令和7年度主要施策の策定について説明申し上げます。
本案は、令和7年度に教育委員会各課において実施を予定しております主な施策や事業をまとめたものでございます。また、こちらの主要施策につきましては、市議会に送付し、市のホームページでも公開することを予定しております。
以上、よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。
それでは、教育総務課から順に、令和7年度に取り組む主な施策について御説明いたします。
令和7年度主要施策を御覧ください。教育総務課では、昨年4月に策定いたしました富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する基本方針に基づきまして、令和7年度も引き続き保護者、地域に対し丁寧に説明を行ってまいります。また、学校施設の整備につきましては、改築事業として、東小学校管理教室棟・特別教室棟・給食受入室の解体工事及び東小学校管理特別教室棟改築工事を実施いたします。
それから、黒田小学校屋内運動場改築に伴います基本設計及び実施設計、黒田小学校プール解体工事を実施いたします。
さらに、良好な教育環境の確保及び長寿命化を図るため、小中学校におけるトイレ改修工事や教室棟の長寿命化工事を計画的に進めてまいります。
教育総務課からは以上です。
(学校教育課長)
学校教育課では、一人一人のこどもはかけがえのない存在であるという考えを学校教育の根底に置き、ウェルビーイングの実現、縦の接続、横の連携、環境素材の活用をキーワードに五つの重点を据え様々な施策に取り組んでまいります。
まず、一つ目の重点目標、魅力ある学校づくりの支援では、園小中の円滑な接続や連続性に配慮したスタートカリキュラムを教育課程に反映させ、生涯にわたる学びや社会生活の基盤づくりと相互交流の充実を図ります。具体的には、魅力ある学校づくり委託事業におきまして、貴船小学校、上井出小学校に研究を委託し、文部科学省が示します架け橋プログラムに取り組みます。
また、いじめ、不登校に係るこども及び保護者への丁寧な対応や教育相談について助言を行うスタッフを学校教育課指導係に配置し、学校経営の支援体制を強化いたします。このスタッフには、かつて静東教育事務所地域支援課人事監、市内小中学校においても管理職を務め、退職後は教育系の大学で教鞭を執られていた方を市の会計年度任用職員として任用し、配置する予定です。
二つ目の確かな学力が育つ授業の充実では、市内全体研修会において授業づくりの方向性を示し、こども自らが課題解決に向けて自己調整しながら主体的に学ぶ自立した学習者に育っていく授業改善に努めます。
また、9年間を見通した体系的な情報教育を進め、こどもの情報活用能力を高めるとともに、人権教育、特別な教科道徳とも関連づけながら、発達段階に応じた情報モラル教育の充実に取り組みます。
三つ目の人間関係を築き、徳のある人間性とたくましい体を育てる環境づくりでは、いじめ、不登校の未然防止及び早期対応に、昨年度に引き続き丁寧に取り組んでまいります。令和7年度は、不登校支援員を4名から6名に、また各学校に設置されるサポートルーム、いわゆる別室登校のこどもたちの対応につきましても、こども支援員を3人配置し、不登校や登校渋りのある児童生徒とその保護者に対して、温かみのあるより丁寧な対応を実現してまいります。
また、部活動のあり方検討委員会の提言による地域クラブ活動のモデル部の事業につきまして、新たに競技団体等に地域クラブの運営を委託する事業を実施し、部活動の地域連携・地域展開に向けた取組を計画的に進めてまいります。
四つ目、学校の安全安心の一層の推進では、こども安全の日を契機として、こども、教職員、家庭、地域の防犯意識の高揚に努めてまいります。また、こども安全の日に交通事故防止に係る啓発、指導も計画的、継続的に行い、交通事故防止にも努めてまいります。
また、危機管理局と連携し、富士山火山防災対策に関する避難確保計画の作成にも取り組んでまいります。
五つ目の重点目標、学校、家庭、地域が連携協働した教育の推進では、社会総がかりでこどもの学びや育ちを支えていくため、コミュニティ・スクールを設置し、学校、家庭、地域が連携協働による教育力の向上を図ってまいります。令和7年度は26校に学校運営協議会を設置する予定ですが、本格的なコミュニティ・スクールの開始に合わせ、学校運営協議会委員を対象とした研修会を計画的に実施し、スタートアップを支えてまいります。
学校教育課からは以上です。
(社会教育課長)
それでは、社会教育課からは、社会教育の充実の項目に、老朽化した施設の長寿命化を図る、そして、公民館照明のLED化を進めますと記載してございます。令和7年度は、長寿命化の対策として、芝川公民館の合併浄化槽更新工事と南部公民館の変電設備切替え工事を行うとともに、南部公民館の照明のLED化を図ります。
続いて、育成環境の充実の項目、教育相談、指導体制の充実には、青少年相談センターの相談活動を充実しますと記載してございます。これまでセンターが遠いため、通級ができない児童生徒がいるのではないかとの御意見をいただいていることから、令和7年度は北部地域と芝川地域の公共施設において、試行的に教育支援センターを開設し、必要性等に関する検証を行う予定となっております。
社会教育課からは以上でございます。
(文化課長)
文化課では、大小様々な事業がございますが、市民の生活に潤いと喜びをもたらす文化芸術活動により、市民が心豊かな生活を送れるよう、また富士宮の歴史文化の理解により郷土意識の高揚を図るため、次の事業を行ってまいります。
まず一つ目、文化芸術の振興です。こちらは様々な事業がございますが、文化会館がリニューアル工事中で使用できませんが、今年度と同様に他の施設を利用しながら、引き続き各事業を進めます。
次に、文化財の保存活用についてですが、昨年に引き続き、狩宿の下馬ザクラの保護のほか、文化財の保護や整備を行います。工事が終了した大鹿窪遺跡については、地域に協力いただきながら管理と活用を進めます。文化財保存活用地域につきましては、12月の認定を目指し進めますが、併せて認定後の具体的な事業についても各方面と調整していきます。
次に、市史編さんですが、来年度は民俗編、通史編の2冊を刊行します。
次に、(仮称)郷土史博物館の検討になります。こちらは、基本計画の策定に当たり、市民への周知と市民からの意見をしっかり聞きながら策定を進めていきます。
次のページ、埋蔵文化財センターについてですけれども、引き続き調査や整備事業を円滑に進めていきます。
次に、郷土資料館です。こちらについては、文化会館のリニューアル工事により休館中でありますので、市内各所で展示を行ってまいります。
最後に、市民文化会館ですが、こちらはリニューアル工事の最終年となります。耐震性の向上、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた環境改善など、利用者の安全安心、快適性の向上を図ることを目指して取り組んでおります。来年の4月リニューアルオープンを目指して、使用の受付やオープン時のイベントなど利用者への周知と指定管理者との連絡調整をしっかり行い、円滑に供用開始できるように努めます。
文化課からは以上です。
(スポーツ振興課長)
スポーツ振興課につきましては、令和7年度におきましても、こどもから高齢者までスポーツを親しめるよう、市民ひとり1スポーツを推進し、スポーツの交流事業の推進、体育施設の管理運営、各種スポーツ大会の支援を柱として、スポーツ施策を推進してまいります。
それでは、特に重点的に取り組む項目について説明をさせていただきます。スポーツ交流事業の推進につきましては、国際大会、全国大会などの誘致やスポーツ合宿の誘致を行うとともに、トップアスリートによるスポーツ教室を引き続き開催してまいります。
次に、体育施設の整備につきましては、市民テニスコートの人工芝更新、LED照明等の実施設計、芝川B&G海洋センター長寿命化工事に向けた実施設計を行ってまいります。
各種大会の支援では、富士山女子駅伝、卓球Tリーグ、日本ハンドボールリーグを開催するとともに、富士山カップ中学生バレーボール大会、同じく富士山カップ少年少女サッカー大会の成功に向けた支援を行ってまいります。
スポーツ振興課からは以上です。
(学校給食センター長)
学校給食センターでは、来年度も引き続き安全で安心な学校給食の提供に努めていきます。食育の推進に関しましては、地場産品を積極的に使い、郷土食と組み合わせることで、児童生徒への食育に生かしていきます。
また、給食センターの施設見学と試食が今年度大幅に増加しましたが、次年度も今年度から再開いたしました保護者向けの見学試食会も引き続き開催し、より一層施設を活用していきたいと思います。
学校給食センターからは以上です。
(中央図書館長)
中央図書館では、追加項目として、図書館サービス提供拠点の拡充について、令和7年度に富士根交流センターがオープン予定です。センター内には、図書コーナーの設置が予定されております。他の交流センター同様に、図書館情報システムでつなぎ、図書館サービス網の充実を図ります。
中央図書館からは以上です。
各課からの説明は以上となります。よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。
(教育委員)
黒田小学校において屋内運動場改築工事に伴ってプールを解体するとございますが、このプール自体も設置されてから、私の記憶だともう5、60年経過しているのではないかというところで、プールの解体は黒田小で行いますが、ほかの小中学校に今あるプールについては、今後どうなっていくのかをお聞かせいただきたいです。
(教育総務課長)
それでは、お答えいたします。
黒田小以外の小中学校につきましては、今修繕をやりながら継続しているような状況でございます。今回黒田小のプールというのは、解体後そこに体育館が設置され、黒田小にはプールを造る予定はございませんので、代表質問で教育部長が答弁したとおり、令和7年度は水泳の授業を行うのですが、令和8年度以降は送迎バス等によって民間事業者のプールを活用する予定でございます。
そういうことも考えますと、今後はほかの小中学校のプールも、委員御指摘のとおり、老朽化が進んでおりますので、今は継続しておりますけれども、そういったところも協議を始めなければいけないのかなと考えております。
以上でございます。
(教育委員)
今のプールの件に関連しますけれども、全体の方向としてプールは廃止していく方向だと思うのですが、それを明確にしたほうがいいと思うのです。黒田小の場合は体育館との関係で壊さざるを得なかったわけですが、再建はしないということを地元でも説明をしていただいていると思いますし、地元の了解も得ていると思うのです。同じようにほかの学校もそういう方針だとすれば、今回のようにほかの工事との抱き合わせで行くということだけ続けているのはいかがなものかと思います。つまり教育委員会の方針として部活動が地域展開する流れもある中で、また働き方改革の問題もあります。そういう中でプールについて富士宮市はどういう方針を持っているのかということをどこかではっきりさせる。それは来年度の早いうちに教育委員会でもそうですし、それから議会でもはっきりさせたほうがいいのではないかと思いますので、御検討お願いしたいと思います。
質問ですけれども、環境素材の活用と書かれていますが、これは具体的にどういうことなのか、教えていただきたいというのが1点です。
それから、学校教育課の関係でいいますと、この中に書かれていないのですけれども、こどもたちが教員になりたいという思いを持つような施策は考えられないかということについて、この議題に適しているのか分かりませんが、お考えいただきたいと思います。Iターン、Uターンの話も含めてですが、富士山学習でこどもたちがこの地域に強い思いを抱くような形で二十何年も続けてきているわけですけれども、そういう中で産業がないから戻れないとか、あるいは継ぐべき家がないから来ないとかいう話があります。その中で、今の先生方と同じように、自分が次のこどもたちに富士山学習を伝えていきたいというような思いが伝わるようなメニューがどこかにあってもいいのではないかと思いますので、今回のこの文章には入らないと思いますが、ぜひ御検討いただきたいと思います。
それから、社会教育課ですけれども、資料にはありませんが、青少年相談センターについて、今回は北部と芝川地区の公共施設を利用して試行的に出張のような形で具体的にやるというようなことが議会の報告にもあります。そういったことを教育委員会に諮った上で、施策としてオープンにしていくということを考えたときには、当然令和7年度の主要施策の中では、極めて良いことだと思います。良い悪いというわけではないのですが、少なくとも教育委員会の具体的な施策として、定例会で具体的に議論がされ、その上で市民あるいは議会の中で具体化していくというスタンスをもう一度確認いただきたいです。手続論として私がいつも言うように、教育委員会のあるべき姿からすると、ぜひそこは気をつけていただきたいと思いますし、今回の試みは非常に重要ないいことですので、できれば具体的にこの中に書き込むようなものができればぜひお願いをしたいと思います。
(教育長)
それでは、学校教育課から環境素材の活用についてお答えしていただいて、教員になりたいと思うようなこどもたちの育成は、大事なポイントですので、また来年度に向けて、具体的な施策としてどんなことができるかというのは詰めていけたらと思っておりますので、また検討させてください。
それでは、環境素材の活用についてお願いします。
(学校教育課長)
環境素材の活用につきまして、これまでは教育資源であるとか、地域素材、地域資源という言い方をしておりました。そういった中で、ここはあえて環境素材と改めているところは、富士宮市ならではの教育をしっかり進めていきたいということ、それからコミュニティ・スクール等が本格的に始動する中で、地域にある環境的な素材、それは人もそうですし、産業や文化、歴史といったこともそうですけれども、そういったものを含めて環境素材というような言い方を広く捉えて環境素材にトライをしながら、そういったものを全て教育活動の中に積極的に生かしていくというような観点から、そのような表現をさせていただいております。
(教育委員)
意味は分かりましたが、いわゆるオーソドックスな言葉として、教育界では表現しているわけですか。自分の職業は技術職なものですから、環境素材というと、自然に優しいリサイクルとか、そんなふうに考えてしまうのですが、例えば私のような立場の人間にも理解させるためには、今話があった例えば人とか、それから自然や環境、要するに様々な学校を取り巻く素材ですよね。そういったものなどの環境素材の活用と書いてくれると、誤解を生まなくていいのかなと思いますけれども、いかがですか。
(学校教育課長)
御指摘ありがとうございます。事前に校長会で見ていただいたときも、環境素材というと、天然資源、天然素材のようなイメージがあるので、富士宮ならではのヒト、モノ、コトであるとか、そういったただし書があるといいよねというような御指摘もいただいておりました。そのため、ここはまた校長会等でそういった意味がありますよということ、それから広く市民の皆様に見ていただくものになりますので、できれば注釈を入れるような形でホームページ等には載せていければと思っておりますが、ここは御指摘いただいたところで検討させていただいて、また改めて御報告させていただきたく思います。
(教育委員)
先ほどの要望といいますか、質問はしなかったのですけれども、北部と芝川地区における青少年指導センターの出張版について、それを実施しなくても今のセンターの人員は厳しい状況だと思うのです。新たにそれを置いたことをやるとするならば、それなりの手当てをしていかないと、今いる職員の方々に出張までしてやれという話については、具体的な環境を整えないと難しいと思いますし、働き方改革に逆行するようなものになるといけないと思うのですが、そこのお考えだけお聞きしたいです。
(社会教育課長)
御心配ありがとうございます。そういうことがないように、私とセンターにおります調整役、それと家庭・青少年係長と今協議をしながら、負担にならないような形でこれを開設したいと考えておりますので、現状で詳しいことをお伝えすることはまだできませんが、今検討している最中で、十分相談員の配慮というところには気をつけながらやっていくための調整をしております。
(教育委員)
進め方についても要望しましたけれども、そこは具体的に誰がどうするのか、予算はどうするのか、時間的に大丈夫なのかということを具体的につくった上で、議会、それから一般に公表するということをぜひお願いをしたいと思います。
(教育長)
また、どのくらいの希望が出て、どのように対応できるかというところは、次年度スタートしたらまたこういった教育委員の皆さんにも随時報告していただいて、また御意見とか賛同いただく形で進めていけたらと思いますので、よろしくお願いします。
(教育委員)
先ほどの環境素材の活用のところで、私も分からなかったので、調べてみましたら、年度初めにいただく資料の中に、環境素材の活用については豊かな自然、歴史、文化というような言葉が添えてあったので、学校教育課でそのようなお示しがあったと思います。
(教育長)
アクションプランのリーフレットにキーワードの補足説明が入っているということですね。
(教育委員)
それから、市民文化会館のリニューアルオープンに向けてのお話の中で、来年度開始するときに向けての利用の受付は、いつから行われるのでしょうか。
(文化課長)
受付については、条例では1年前からとなっておりますけれども、今回は工事中ということもありまして、利用の半年前ということになります。4月オープンですから、半年前の今年の10月から受付をする予定となっております。予定というのが、条例改正によって使用料の金額が変更になる部分がありますので、10月1日からできるかどうか、そこは申し上げられませんが、10月から始めたいと考えております。
(教育委員)
校舎等の施設整備について、東小学校の工事をしている中で、職員の方々または学校にお見えになる方の駐車場が手狭になっていて、駐車するところがないからほかに借りていてそのお支払いが発生していますという文言が書いてあります。その中で、一中の場合も足場などを組んで、先生方の駐車場がないために、南側のテニスコートを駐車場として利用させていただいているのですけれども、私の記憶では、近隣の方の土地であるということで、テニスコートの借用として実際に代金が支払われているかどうか気になったので、御質問させていただきました。
(教育総務課長)
委員御指摘のとおり、これはテニスコートとして使わせていただいているときから、年間おおむね200万円程度、土地をお借りする料金をお支払いしております。先ほどの東小につきましては、工事に伴うことで初めて駐車場をお借りしますので、資料に載せたのですが、一中に関しては、もともとテニスコートでもお支払いをしていて、長寿命化によって駐車場がないというところの中でそこを駐車場にしてお借りしているのですが、特にこちらに新たに料金が発生するものではなく、テニスコートでも駐車場でも同様の額をお支払いしているというところで記載はしてございません。
(教育委員)
主要施策がここで審議された後、市議会ですとか、オープンで市民の皆さんにも御覧いただけるような資料なので、主要施策の中身をより分かりやすく、誰が読んでもわかるものにしなければいけないと思っています。今回、議会資料を読む中で非常に気になったのは、こどもたちという表記についてです。こどもというのは、既に複数形なのです。その表記については別に正しく平仮名で表記されていたのでよいのですが、そういった公に出す文書として、やはり分かりやすさと表記の正しさというものについては、いま一度正確に目を通していただきたいと感じています。
それから、先ほどの委員のお話にもつながるかと思いますが、キャリアパスポート、キャリア教育については、非常に静岡県は力を入れてきたのですが、一般の方からすればキャリアパスポートとは何だろうと思います。先ほどの1年生の幼小連携のスタートカリキュラムもそうなのですが、こういったものについて少し説明を加えるなどの配慮があると、よりすばらしい主要施策の文書が、こどもたちあるいは市民を主役にするような教育委員会の施策が並べられているので、伝わるということも少し念頭に置いていま一度見直しをしていただけるとよいなと思いました。ぜひよろしくお願いいたします。
(教育長)
御意見ありがとうございます。また、伝わるということを視点に、易しい言葉を使いながら御理解いただけるように努めてまいります。
そのほかはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
それでは、質疑なしと認めます。
質疑が終わりましたので、議第13号について採決します。
本案は原案のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
(教育長)
御異議なしと認めます。よって、議第13号は原案のとおり可決されました。
以上で、本日の定例会に付議されました議案の審議は全て終了しました。

第12 富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について



(教育長)
次に、「日程第12、富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について」、事務局から説明をお願いします。
(教育総務課長)
それでは、日程第12、富士宮市立学校の適正規模・適正配置に関する取組について御説明いたします。
今回は2月3日から21日にかけまして、未就学児の保護者及び高校生を対象にして実施いたしました学校の望ましい教育環境に関するアンケートについて、その結果がまとまりましたので、御報告いたします。それでは、報告書の1ページをお開きください。
回答状況について、未就学児の保護者は回答数602件、回答率18.7%でした。また、高校生は回答数1,322件、回答率は55.5%でした。
次に、調査の結果に関して主な内容を御報告いたします。初めに、未就学児の保護者に対してのアンケート結果です。3ページをお開きください。1学年当たりの望ましい学級数の問いには、約90%の保護者の方が2学級から4学級以上を望んでいる結果が出ております。
4ページを御覧ください。その学級数の理由については、?、クラス替えがあり、友達がたくさんできる、?、集団の中でコミュニケーション能力が身につく、それから?、こども一人一人に目が届き、丁寧に指導をしてくれるという回答が理由の上位を占めております。
次に、高校生に対してのアンケート結果です。10ページをお開きください。小学校において1学年当たりの望ましい学級数の問いには、約80%の高校生が2学級から4学級以上を望んでいる結果が、それから12ページをお開きください。中学校において1学年当たりの望ましい学級数の問いには、約90%の高校生が2学級から4学級以上を望んでいる結果が出ております。その学級数の理由につきましては、小学校、中学校ともに?、多くの友達と勉強や運動、部活動、学校行事に取り組むことができる、それから?、クラス替えがあり、友達が多くできるという回答が理由の上位を占めております。これらの結果から、未就学児の保護者、それから高校生は、多くの方がクラス替えができる学校の規模感を望んでいることが分かります。
これらの調査結果を基に、また次年度も地域に出向き、懇談会や地域説明会を開催し、地元の理解が得られるよう努めてまいりたいと考えております。
その他の集計結果や自由記述の内容につきましては、説明を割愛させていただきます。
報告は以上となります。よろしくお願いいたします。
(教育長)
以上で事務局からの説明は終わりましたが、この際、御質問等がありましたらお願いします。
(教育委員)
読ませていただいて、なるほどと思いました。それで、私には理解できない点があるのですけれども、よく中1ギャップや小1ギャップという名前で少なくとも小学校から中学校に上がるときや幼稚園から小学生になるときの話がよく言われます。同じように各学年で、いわゆるこの中で言われているクラス替えのときに、仲間が変わるということに対して教育的な意味はきっとあるのだろうと思うのですが、どういう意味とそのポテンシャルというのはどのくらいなのでしょうか。
漠然として申し訳ないですけれども、要するに皆さんの意見はクラス替えがあって、例えば仲間の中でうまくいかないときに、そのリセットができるとか、あるいは新しい感覚で物に取り組むことができるから、そういったことのためにクラス替えなどがあったほうがいいという意見もかなりあるということでした。一方、少人数で続けて同じ仲間と深く付き合えるということのメリットもあるということは、同じぐらいの数字で、あるいは多少の差がありながら出てくるのですが、そもそもクラス替えすることに対する教育的意味というのはあるのかどうなのかということが疑問に思いました。
(教育長)
なかなか難しい奥の深い質問で、すぐ即答できるかどうか分かりませんが、クラス替えすることのメリットというか、意義みたいなものですか。学校教育課長が経験上、小さい学校にも大きい学校にもお勤めだったので、その辺肌感として何か替えることの良さみたいなものをどのように考えているのかお願いします。
(学校教育課長)
井之頭小学校と富士根南中学校で校長していた経験がありますので、保育園のときからずっと同じクラスで生活するこども、それから富士根南小学校のように、当時は6クラス、7クラスぐらいありましたので、こどもたちが常に毎年替わっていくような状況を見てきました。小規模校は小規模校の良さがありまして、同じコミュニティの中でそれぞれがそれぞれの役割を担いながら生活をしているという状況がありますので、そういった中で新たな自分を見つけ出すというか、自分の新たなことに挑戦しようという機運は、なかなか小規模校では教職員が積極的に関わっていかないと難しいなという感覚は受けております。
大規模校につきましては、たくさんのこどもたちの中でもまれていますので、こどもたち相互がそのコミュニティの中で社会性を身につけていくという面があるということと、学級が替わることによっていろいろな人たちと関わっていくすべを、それはずるさも含めてですけれども、たくましくなっていくという感覚は、大規模校にはあるなと思っています。いずれにしても、こどもたちが社会に出たときに、自立した一員として社会を支えていく人になるために、やっぱり教職員の積極的な関わりが大規模校でも小規模校でも必要で、そこは小規模校も大規模校もその差異がないように先生方が取り組んでいると私は感じています。
そのため、教育的な意味と言われると、小規模校は小規模校のよさがあって、そこを上手に活用しながら世の中に出ても困らないようにしていくし、大規模校についてはその大人数でもまれるからこそ自分を出さない、静かにしていればそのままで6年間済んでしまうような状況も正直ありますので、そういったこどもたちもそれぞれ活躍の場をしっかりとつくっていくというような、共通している課題もあるし、違う課題もあるかなと思っていますが、教育的意義ということですけれども、学級編制があるということは、一つ言えば不登校やいじめ問題等があったときに、なかなか生活しにくい環境を単純に物理的に変えるということが、こどもたちの登校を促す一つのきっかけになるというのは大規模校に勤めている中で感じたところです。答えが明確ではないですけれども、そのように感じています。
(教育委員)
文部科学省の方針でクラス替えができる規模ということがよく言われています。ただ、クラス替えができるからいいとか、あるいは複式がいいかどうか分かりませんが、それを解消することが教育的な立場では非常に重要だと思っているのですけれども、本当にそうなのかどうなのか、アンケートを読むと疑問に思ったので、お聞きしました。
私どもとしても少なくとも複式学級の解消というのを方針として持っていますよね。それは文部科学省が決めているからではなくて、そもそも教育のための今のお話をお聞きしても、こどもに意欲を与え、いわゆる主体的あるいは協働的に深い学びの話になりますけれども、そういった機会を与えるという意味において複式学級でないほうがいいと理解をすればいいのでしょうか。
(教育長)
おっしゃるとおり、深い学びに至るには、先ほど学校教育課長も言いましたけれども、やはり私たちは学校の中で完結するわけではなくて、学校からその次に社会に出るためのこどもたちの資質、能力を身につけさせるということが大きな仕事にもなっています。それを考えると、やはり社会に出ると多様な人たちと関わっていかなければならない。それを限定的ないつも同じ人たちと関わるわけではなくて、いろいろな人たちとうまくコミュニケーションを取りながらやっていく力をつけるというには、やはりいろいろなこどもや教員と学習の中でやっていけば、それはより深い学びにつながっていくでしょうし、学校生活のいろいろな場面で多くの人たちと、自分とは違う考えの人たちと小学校、中学校の間から接するということで、国が望むだけではないですけれども、富士宮市としてもそういうこどもたちを育てていきたいという環境を考えると、やはり限定されているよりも、多くの人たちと接することができるような環境ということで、先ほどの環境素材の話にもつながりますけれども、それこそ人というのは一番大きな環境素材だということを考えると、そういう環境にこどもたちを置いたほうがより社会に出てから生き生きと活躍できるような人材を育成できるのではないかということを私自身は考えております。
それを国がどうこうという話ではなくて、やはり私たちがそういう言葉を持って地域の方や保護者の方に伝えていく必要が適正規模・適正配置を進める上では重要かなということを、教育委員と同じように私も考えております。
ほかに、そのほかありませんか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
ないようですので、質問を終わりにします。

第13 富士宮市部活動の地域連携・地域展開のための業務委託事業について



(教育長)
次に、「日程第13、富士宮市部活動の地域連携・地域展開のための業務委託事業について」、事務局から説明をお願いします。
(学校教育課長)
それでは、第13、富士宮市部活動の地域連携・地域展開のための業務委託事業について御説明を申し上げます。
令和7年度は、地域部活動の指導員に市の会計年度任用職員を充てるモデル部の実施を今年度に継続して行いますが、これに加えて、休日の地域クラブ活動の実施を市内の競技団体等に委託するモデル部の試行に係る仕様書になります。
令和7年度は、これまでの競技団体等で小中学校を対象としたスポーツ教室などの実績のある陸上競技、野球、バドミントンの三つの競技団体に、セントラル方式を基本とした地域クラブ活動を委託する計画でおります。会場は、市内の中学校、市内の公共施設等を活用し、休日に月1回から2回程度の実施を想定しております。
野球、バドミントンは30人程度で、陸上競技は種目が多いことから、延べ60人程度の参加者を想定しています。生徒の送迎は、保護者にお願いすることといたします。
また、参加生徒の保険は、各学校の教育課程に位置づけることで、スポーツ振興センターの災害保険の対象事業といたします。
施設につきましては、委託料とは別に団体総合保険制度等により対応していくように準備を進めています。
指導員の謝金等につきましては、時給を1,600円とし、1回3時間程度、4,800円程度で予算化しております。
事故発生時の対応、緊急連絡体制等につきましては、別紙のとおりになっておりますので、詳細をお読み取りください。
年間を通しましたモデル部の試行としまして、運営上の課題を把握し、令和8年度に設置予定の(仮称)富士宮地域クラブ協議会で結果等を分析しながら富士宮市ならではの持続可能な地域クラブの基本方針、基本計画づくりに生かしていきたいと考えております。
なお、富士宮市部活動のあり方検討委員会から提言書の提出が今月27日になっております。そうした提言も受けながら、このモデル部の試行につきましても計画的に進めてまいりたいと思います。
以上で説明を終わります。
(教育長)
以上で事務局からの説明は終わりましたが、この際、御質問等がありましたらお願いします。
(教育委員)
資料で言いますと、その他に事業計画書及び実施要領を作成することということが任意であると書かれています。これがその他に入っています。同じように、業務報告書について提出と書いてあるのですが、業務の実施については、連絡を十分取った上で活動報告を翌月15日までに出すこととなっているのです。
私が思うに、業務報告書というのは計画書があって、それに基づき実施をし、報告をするという順序ではないかなと思うのです。そのため、契約をしたときに、最初にその年の計画書をまず出してください。それに基づいて実施をしたら、何月何日に、遅滞なく報告書を出しなさいというところが主たる業務ではないかと思うのです。そのため、その他を読めば読めますけれども、そういう組立てにしたほうがいいのではないのかなと感じています。
一般的に行政の委託業務については、必ず計画書が先にあって、報告書が最後になるはずです。そういった流れに乗ったほうがいいのではないかと思ったことが一つです。それから、二つ目にその他の保険に関しての部分で、部活動指導者の保険は、委託費とは別に学校教育課の定めた保険を使用するとありますが、これは要するに委託費の中に指導者の保険は入らずに、学校教育課で別途予算立てをし、手続を取り、保険適用するということを意味しているのでしょうか。それから、三つ目ですが、フローチャートに関して、現場で事故が起きました。発見した例えば周りにいた人とか、あるいは本人などが指導者にそれをまず伝えるということが第一だと思うのです。次に、フローの流れでいいますと、近くの大人または生徒、それから協会長とか連盟長、つまり委託先の契約者にまず連絡をするとあります。これは指導者が管理されている立場で、そのようになるのは分かるのですけれども、その上で救急車を呼ぶとなっています。一般的な例えば公共土木におけるフローチャートを見たことがあると思いますけれども、実はそうではないと思うのです。つまり現場監督が必要と思ったことについて、すぐに対処するというのが第一で、そのときに上司たる社長に連絡する必要があるけれども、プライオリティーが下がるのです。むしろ、教育委員会や当該生徒の所属長というラインがありますが、そのレベルまで下げてもいいと思うのです。事故があったときに、協会長とか連盟長に連絡をしなければならないというようなフローに見えますけれども、本当はそうではなくて、現場の指導員が当然やるべき連絡先の一つとしてあるのではないのかなとも思えたのです。
また、傷病が軽微の場合について書かれていまして、その場合はどうなのかと見ると、軽微なのにいきなり所属長に、協会長とか連盟長に言わずに119番できるような絵になっているのです。私が見る限りは、流れが不適切だなと見たものですから、例えば2系統で、エマージェンシーの場合とそうではない軽微の場合に分けるならば、二つ絵をつくっておいたほうがいいと思うのです。そうしないと、間違いのもとになります。そして、その場合はとにかくこどもたちの命と、それから医療関係に連絡をするということを中心にして、報告はその後でもいいですし、少なくとも同時にするあるいはその後でいいというような流れになります。それから、軽微の場合は、親御さんに迎えに来てもらって医者に行く行かないの話についても判断するというのは、二つに分けてつくっていただくと、間違いが少なくなるのだろうと思いましたので、御検討願いたいと思います。
以上です。
(学校教育課長)
御指摘のとおり、仕様書につきましては、もう一度しっかりと確認をして、そごがないようにさせていただきたいなと思っています。
それから、保険料につきましては、予算の中で委託料とは別建てで、1団体3万円の団体保険の保障プランに入って、指導に当たった方の保障をすることになりますので、委員御指摘のとおり、その書きぶりを少し改めて、もう少し明確に伝わるような形にさせていただこうと思います。
それから、フロー図につきましては、委員御指摘のとおり、軽微なもの、それから緊急事態のものにつきましては、また分かるように整理をして、しっかりこの辺りが担保できないと難しい事業になってきますので、そこはしっかり整理をしたもので、意図は委員が御指摘したとおりの方向で考えてつくってあるのですが、伝わりにくいというところもありますので、そこはしっかり整理をして委託をするときの仕様につけるものとしてふさわしいフロー図に改めたもので対応してまいりたいと思います。ありがとうございました。
(教育委員)
よろしくお願いします。それで、当然やっているかと思うのですけれども、この指導者になる方々はAEDの訓練を受けている方ですよね。
(学校教育課長)
そこにつきましては、事前の打合せの中でそういった研修会に参加したことがある方等でお願いします。改めて市の学校教育課の中でも、消防団等と連携をして、もしその経験がないような方がいる場合には、事前に研修会ができるような形で対応してまいります。今のところ連盟の委員という形で指導をお願いするのですけれども、恐らくほぼ学校の先生方がこの競技団体から部活の指導に参加するような形になります。教員は年度初めにこのAEDの使い方等については、必ず各学校で研修をしていますので、必ずどの方がどの時間に指導するのか、そしてその方々の緊急対応の研修の状況等についても、委託で実際に指導が始まる前には学校教育課で確認をしようと思っています。
(教育委員)
私も一つ心配になったのは、委員のお話ししてくださった緊急対応のフローチャートについて、最後にお話いただいたAEDの救急救命の講習等についても、今課長は学校教育課で確認をなんておっしゃったのですけれども、きちんと明文化して研修の義務づけをやはりここへ落とし込んでおく必要が、責任の所在と重要性を考えると必要ではないかなと思います。
それから、運動会等を学校で行う場合も、養護教諭はAEDを運動場まで持って出て対応していますので、私も救急救命の講習を受けた数週間後に、学校の中で保護者が倒れて、心肺蘇生をした経験がありますし、それからアナフィラキシーの申告のなかった児童が、運動性誘発で運ばれてきて、有無を言わさずもうすぐ救急車を呼んだことがあります。そうしないと、気道が腫れて、呼吸ができない状態に数分でなってしまいますので、誰かに相談をしているなんていう時間はないと思いますので、その辺りを踏まえて現場での緊急性を持ったときの対応ということで、それほど緊迫した状態であるということの重要性がこの紙面できちんと伝わるようにしておかないと大変ではないかなと思いますので、その点いま一度、このフローチャートの重要性、分かりやすさを念頭に置いていま一度再考していただければよいなと思います。
(教育委員)
部活動のフローチャートを見せていただいて、以前にもお話ししたのですが、私も20年以上部活動の指導を実際経験してまいりました。やはり部活動で中学生を指導していく中で、やっぱりけがとか、容体が急に悪くなってというときの対応について、資料を見ると、協会長とか連盟長にまず一報が行くよというところから、保護者が現場からではなくて、そこから連絡がいくというところについては、やっぱり今まで指導してきた中で、これはちょっと違うかなと思います。現場から保護者へ直接連絡をし、もっと言えば先に救急車とか、やっぱり人命に関わることなので、ここも見直しが必要かなと思いました。
あと、部活動においては、屋内か屋外ありますけれども、特に外の部活において、蘇生を必要とする場合に、校舎が閉まっていると、AEDをどこから持ってくるのかということも今後検討していく必要があるかなと思います。
(教育長)
フローチャートについては、先ほど委員の皆さんから再三御意見いただいたこどもの命に関わることで、そこは見直しをしっかりさせていただきたいと思います。
AEDについては、来年度の予算の中で今まで学校で1台しか校舎の中にしかなかったのを、もう1台教育総務課で予算取りしていただいて、配置場所が体育館になるのか、グラウンドになるのかというところで、休みの日にも使っている方もいるものですから、校舎の窓を割ってというのもなかなか抵抗があるようなところもありますので、また学校のほうに配置場所を考えていただいて、そういった土日にも対応できるようにということで考えてやってまいりたいと思います。
(教育委員)
アナフィラキシーの関係でエピペンは保健室にあるのですか。
(教育委員)
医師に診察してもらって、それを自分で持っているのです。
(教育委員)
自分で持っていない場合があるではないですか。例えば蜂に刺された場合、先生がやるというのではないのですか。
今の状態で学校の生徒が蜂に刺された場合、小学生だと恐らく自分では対応できないから、先生が行ってやると思うのだけれども、その物自体がないのですか。
(教育長)
個人の処方箋で出されているものになります。だから、ほかの人に刺しては駄目なのです。だから、学校でエピペンを所持しているということはないので、個人で医師にこれを使ってというものを持っています。
(教育委員)
労働衛生法によると会社で持っているのです。
個人で持っているものももちろんあります。そうではなくて、事業所でも持つというのが努力義務になっています。
そのため、使わないのにお金がかかってしまうわけです。だから、事業所によって持っていないところもあると思います。
(教育長)
容量がやっぱりその子に応じてということがあります。例えば1年生の子と6年生の子は違うので、それこそ本当に何十本も用意していないと、1年生だからこれでと、6年生だからこれでというところがあるので、なかなか現場で用意しておくというのは、学校では難しいのではないかなと思います。
(教育委員)
高校生が外周を走っていて、ある日突然倒れました。いろいろ調べたら、近くにパン屋さんがあって、パン工場のその煙突から出ている煙に反応して、それまでアレルギーがなかったのにそのときに出たということがありました。運動性誘発という自分にアレルギーがあると分かっている人はいいのですけれども、そうでなく発症するというのは物すごくたくさんあって、だからそういう企業での備品としてというのもあるかもしれないですけれども、一番怖いのはそれです。
それで逆に何かやったことによって命があるということもあるので、だから安易にはちょっとできないなということです。
(教育長)
そのほかありませんか。よろしいですか。
(「なし」の声)
(教育長)
ないようですので、質問を終わりにします。

第14 (仮称)富士宮市郷土史博物館及び富士宮市文化財保存活用地域計画について



(教育長)
次に、「日程第14、(仮称)富士宮市郷土史博物館及び富士宮市文化財保存活用地域計画について」、事務局から説明をお願いします。
(文化課長)
まず、(仮称)富士宮市立郷土史博物館についてです。令和7年の予算につきましては、2月議会で承認いただきました。2月議会の総務文教委員会で埋蔵文化財センター等における文化財の保存管理についてということで、今年度実施しました文化財保存管理調査の報告と埋蔵文化財センター及び古文書を収納している芝川会館の視察がありました。その際の質疑応答と見学の様子を資料にまとめましたので、御覧ください。
次に、文化財保存活用地域計画についてですが、別冊で計画の案を今日お配りさせていただいています。こちらは現在内容を各課に確認していただいておりまして、内容をさらにチェックして、4月中旬からパブリックコメントを行う予定です。何か内容についてございましたら、お手数ですけれども、文化課まで御連絡いただければと思います。
(教育長)
以上で事務局からの説明は終わりましたが、この際、御質問等がありましたらお願いします。
(教育委員)
今回の予算審議の中で様々な議論がされたということで伝わっていますし、私どももそれを読んでいるわけですけれども、教育長はじめ、担当課長あるいは部長の丁寧な対応がされたと報道されており、安心をしているところです。しかしながら、大変緊迫した長時間にわたる審議が、予算審査委員会、あるいは本会議にあっても押されたものと報道されていますけれども、一つだけお願いをしたいのが、教育委員会で例えば博物館の場所について、具体的に話がない中で議会を中心にそれらの内容が外に出ていくというような傾向が見られます。議会の報告書を見ても、市長部局と教育部局が十分な対話の中で調整を行っているという話と、あるいは場所の選定についても市長部局との内部調整が十分できた上で、市長の発言に従っていくという内容もありましたけれども、教育委員会にもぜひそういった点で突然報道から私たちが知り得るような教育に関する情報が伝わるようなことはないようにお願いをしたい。
具体的に今回丁寧な対応をしていただいて、方針が進んでいますので、満足していますけれども、今後そういったことがきっと起きてくるのだろうと思うのです。そういったときに教育委員会として、やっぱり教育部局の立場はこうだということを当局と教育委員が同じ意思を持って対応をするということにすべきだと思いますので、ぜひ御留意を願いたいと思います。
(教育長)
そのほかありませんか。よろしいでしょうか。
(「なし」の声)
(教育長)
ないようですので、質問を終わりにします。

第15 市議会2月定例会の報告



(教育長)
次に、「日程第15、市議会2月定例会の報告」ですが、事前に資料はお配りしてありますので、質疑から行いたいと思います。
質疑等がありましたらお願いします。
(教育委員)
カウンセリング講座に関しての答弁について教えていただきたいのですけれども、このカウンセリング講座の対象はどういう方で、どういう目的でやられているのかということを聞きたいと思います。
そう申しますのは、答弁の中にあります受講した方々がそれぞれの御家庭や職場などで講座により会得した知識や技術を役立てていただきたいと、一般論だとこういうのですが、青少年相談センターで対応する様々な問題にカウンセリングを受けた受講者の方々がサポートしてもらうとか、あるいは参加してもらうとか、あるいは困っている、悩んでいらっしゃる方がカウンセリングの講座を受けるとか、つまりこの講座の位置づけはどこにあるのかということを教えていただきたいと思います。
(社会教育課長)
それでは、カウンセリング講座事業について説明をさせていただきます。
これは特に専門性を求めるあるいは行政のほうに協力をいただくというわけではなくて、例えばそこに関わっている職業の方、例えば保育士だとか、あるいは教員ですとか、ほかに保護者の方、それから興味のある方を対象にして、こういう講座をやりますということで、実際にはカウンセリングを考える会というところに委託をしてやっていただいております。
実際にその方たちがこのカウンセリングを受けて、何をするのかということに関して、一般質問の中でも答弁したとおり、実態としては御家庭ですとか、会社に戻ったときに、主に傾聴というところをとても大切にしている講座ですので、そういうことの大切さを学んでいただくということで、身近なところで御活用いただきたいと考えて実施している事業でございます。
(教育委員)
ひきこもり、不登校対策についての答弁だったものですから、きっとそれに資するための何かカウンセリング講座なのかなと誤解しました。
今のお話を聞くと、いわゆる生涯学習の一環として、その知見を広めるとか、あるいは本人の悩んでいることを解決するためにお役に立つとか、つまりそういう一般的な社会的学習の中の一つとして、このような講座があるという理解のほうがよろしいのでしょうか。
(社会教育課長)
そのとおりでございます。
(教育長)
ほかにありませんか。
(「なし」の声)
(教育長)
それでは、ないようですので、以上で質問を終わりにします。

第16 報第1号 富士宮市民文化会館リニューアル工事(建築工事)請負契約の変更について
(教育長)
次に、「日程第16、報第1号 富士宮市民文化会館リニューアル工事(建築工事)請負契約の変更について」を議題とします。
事務局から提案理由の説明を求めます。
(文化課長)
2月議会の追加議案として、富士宮市民文化会館リニューアル工事(建築工事)請負契約の変更について市議会の議決を経ましたので、報告します。
変更の理由は、新たに確認された外壁の劣化箇所等の補修等に伴う増額のためです。
契約の金額について、変更前18億6,549万円を3,834万6,000円増額して、変更後19億383万6,000円とします。
市民文化会館リニューアル工事は、今年度と来年度の2年間で行いますが、今年度は解体作業と解体後の躯体の確認も行っております。具体的にですが、外壁については当初から浮きやひび割れなどが確認されていましたが、その箇所数は足場を組んで行う必要があり、今回解体に伴い補修規模が確定されたため、変更して実施します。
また、天井を解体して躯体を確認したところ、塗装部分に有害物質の鉛が含まれていることが分かりました。今後の工事で溶接作業がある部分については、除去してから加工する必要があるため、その除去作業を追加するものです。これによる工事スケジュールの変更はありません。
(教育長)
説明が終わりましたので、質疑に入ります。質疑がありましたらお願いします。よろしいですか。
(「なし」の声)
(教育長)
質疑なしと認めます。
質疑が終わりましたので、報第1号は報告済みといたします。
以上で3月定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
教育委員会事務局 教育部 教育総務課 総務係
〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所6階)
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