副市長室へ

富士宮市について

副市長の1日

2024年03月29日掲載

副市長の公務について掲載しています。

横の連携 部長会議

 富士宮市では、他の自治体と同様に、市長の下の組織として「部」を設置し、部の下に「課」を置く構成となっています。いわゆる縦ラインができています。
 企画部、環境部、財政部など、部はそれぞれ分野の専門性を発揮し、責任を明確にしながら実務が行われています。そのような中、部長会議は大変重要な役割があります。部における課題や問題をここで共有し、部を超えた連携の創出が生まれることもあります。部長会議は、横連携の場です。
 3月19日、令和5年度最後の部長会議が開催されました。この日、令和6年4月1日付けの配置換え(人事異動)内示が発表となりました。4月からは部長会議メンバー7人が交代し、さらに「こども家庭統括監」も加わり、新たなチーム須藤の体制となります。
 部長会議で、私が意識していることがあります。それは、各部からの課題などを部長自身がまずは自分事として捉え、意識して考える、そんなきっかけとなる言葉や質問を投げかけるということです。私の尊敬する方に、安岡正篤さんという方がいます。安岡さんの言う思考の3原則「目先にとらわれず長い目で」「多面的・全面的に」「枝葉末節にこだわることなく根本的に」、このことは部長会議でも私自身が意識をしていきたいと思っています。

部長会議の様子

市議会への議案上程

 富士宮市議会11月定例会が始まりました。
 議会開会日の副市長としての大切な役割として「議案の提案理由説明」があります。
 まず、市長から条例や予算など、議会に上程する議案の概要の説明があり、そのあと、それら議案の概要などの詳細説明をするものです。
 議会の議決を経て初めて地方公共団体の意思決定となるものそれが議案というものです。どのようなものが議決を必要とするのかは、地方自治法(第96条)で決められています。
 少し説明をしますと、予算(当初予算・補正予算)、条例(新規・改正)、一定額以上(法令でその額が定められています。)の契約締結や財産の取得などがあります。また、市が負わなければならない損害賠償の額の決定や和解も議決事項となります。(損賠賠償額の決定は、一定金額以下ならば市長が額を決め、その後、議会へ報告する等の手続(専決処分)もあります。)
 私の役割は、個々の議案それぞれが、どのような理由から上程することになったのか、どのような内容なのかを議長の許可を得て、議場で説明させていただくというものです。
 議案名はもちろんのこと、予算の金額など、説明に間違いのないようにと、私自身これまでの市職員時代とは違った緊張のもと、対応しています。
 市議会は年4回の定例会が行われます。議案が、どの定例会に上程することが適切なのか、また、日ごろの多くの実務の中で議決を必要とする事項か否かなど、市職員の皆さんと緊張感ある議論しながら実務を行っています。
 提案理由説明、慣れるものではないかもしれませんが、議員の皆さんにご理解いただき議決をいただけるように、これからも誠実に、わかりやすい説明を心がけていきたいと思っています。

議場の様子 議場の様子

ふじのみや未来塾 (令和5年7月15日)

 「自分のアイデアをカタチに」をテーマに、ふじのみや未来塾が今年も開催されました。
 この講座は、これからも住み続けたいまち「富士宮」について、地域の課題解決や富士宮市の魅力発信などをテーマにし、企画作成、チームビルディング、プレゼンなどを学ぶ実践的な市民講座です。
 私は、本講座の最終回のプレゼンを聴講し、感想を述べるという立場で参加しました。
 この日のプレゼンは4つありました。少し紹介します。
(1)ゴミ拾いYouTuber 見てSDGs
 ゴミ拾いをYouTube発信しています。富士山の麓から環境の取組みを発信する効果はもちろんのこと、ゴミ拾いは自己肯定感の向上という面からも注目されており、広がりを期待できました。
(2)富士宮市民13万人で健康体操
 富士宮市歌に合わせて体操をしよう、そして健康寿命を延ばそうというものです。市では、市歌を改めて市民に知ってもらいたいという取組をしていますので、市の施策とのマッチングにグッドタイミングと感じました。
(3)アイラブゆのくらし
 柚野地区の移住を推進したいという熱い思いを感じました。「柚野景色はワールドクラス」、そんなプレゼンに私も嬉しくなりました。
(4)高校生と大人のキラキラ意見交換
 現役高校生が、高校生向けにアンケートを実施してくれました。まちづくりへの思い、関心に、ズレやギャップがあることを指摘してくれました。

 思いやアイデアを形にする。まずは、形にしてみる、大事ですね。まずはやってみることで、そこから修正箇所が見えたり、新しいアイデアが浮かんだりします。また、参加した皆さんは楽しく明るくプレゼンを行っていました。楽しく考える、明るく議論する、そんな姿勢が新たな広がりにつながります。この講座の参加者から、アイデアだけでなくパワーもいただいたような思いです。

発表の様子 発表の様子

集合写真 集合写真

市政功労者表彰式 -知好楽(論語)- (令和5年6月1日)

 6月1日は、富士宮市の市制施行記念日です。
 午前8時30分からの私の就任式終了後、最初の私の公務が、令和5年度富士宮市市政功労者表彰式での「開式のことば」でした。
 市政功労者表彰は、富士宮市における最高の栄誉と位置付けられ、昭和35年に始まり、60余年の長い歴史を重ねてきました。本年度も自治功労、教育文化功労など各分野におかれましてそれぞれの道に情熱を捧げながら信念をもってご活躍され、市政に多大な貢献をされた15人の方に須藤市長から表彰状が贈呈されました。
 表彰された皆さんは、これまで多くの苦労もあったことと思います。しかし、それぞれの信念のもと、続ける、さらに向上させる、また道を開く、そんなことを成し遂げた方ばかりです。その姿には凛としたものを感じました。
 私は、「先哲の言葉」が好きで、言葉から元気をもらったり、励まされたりしています。
 論語に「之を知る者は、之を好む者に如(し)かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如(し)かず」とあります。知って、好きになって、楽しむ、そんな境地を言っています。
 市政功労者の皆様の姿からそんな言葉が浮かびました。
 私の公務の最初が、市政功労者表彰式だったこと、これは私にとっての仕事上の縁かもしれません。今日から、「知・好・楽」、そんな境地になるよう、特別職としても頑張っていきたいと思っています。

開式のことば 開式のことば

表彰式の様子 表彰式の様子

表示 : モバイル | パソコン