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富士宮市について

市長定例記者会見(令和4年2月)

2022年02月02日掲載

市長定例記者会見(令和4年2月)について掲載しています。

市長定例記者会見(令和4年2月)

日時:令和4年2月1日(火) 10:00~
場所:市議会全員協議会室

市議会2月定例会議案

地方自治法の規定により、市議会2月定例会を招集し、議案を送付いたしました。
今回の議案送付件数は、63件です。
内訳は、報告が、8件、条例が11件、一般議案が2件、補正予算が7件、令和4年度当初予算が11件、人事案件が24件であります。
議案の主なものについて、説明いたします。
まずはじめに、「議第14号」の「令和3年度富士宮市一般会計補正予算 第11号」について説明いたします。
お手元に配布いたしました、令和3年度2月補正予算の概要をご覧ください。
今回の補正予算は、年度末に向け、予算の執行状況及び収入状況を把握する中で、決算見込みによる歳入歳出の補正を行うほか、国の令和3年度補正予算に対応した事業費等の追加をいたしました。
また、事業の進捗状況により、令和3年度内の完了が困難な事業につきまして、繰越明許費を設定するとともに、債務負担行為には、主に公共工事の施工時期の平準化を推進するために必要な工事費を追加いたしました。
その結果、今回の補正額は、12億2,300万円の追加でありまして、補正後の予算規模は、553億2,500万円となるものであります。
次に、「議第21号」の「令和4年度富士宮市一般会計当初予算」について説明いたします。お手元に配布いたしました、令和4年度当初予算の概要をご覧ください。
令和4年度の予算は、新型コロナウイルス感染症が長期化し、地域経済や市民生活への甚大な影響が続く中で、今後の地方の経済及び財政がどのような影響を受けるのか不透明な状況において編成することとなりました。
また、令和4年度は、「第5次富士宮市総合計画」の折り返しの年であります。後期基本計画の初年度となることから、前期基本計画の進捗状況をふまえつつ、さらに大きく飛躍する年とするため、本市が目指す将来都市像の実現に向けた様々な事業を積極的に推進していく必要があります。
そのため、事業の緊急度や優先度を見極め、選択と集中を図るとともに、事務事業の見直しにより経常経費の増加を最小限に抑え、限られた財源を有効的かつ効果的に活用した予算編成に努めました。
その結果、一般会計の当初予算額は、前年度当初予算額と比較して、15億8,000万円、3.5%増の473億1,000万円となりました。
この予算の数字から、令和4年度予算を「しな(47)やかな未来(3 1)を創る予算」と名付けました。
続きまして、「令和4年度主要事業の概要」について説明いたします。お手元に配布いたしました、令和4年度主要事業の概要をご覧ください。
この資料では、第5次富士宮市総合計画前期基本計画の、「3つの重点取り組み」と「7つの基本目標」ごとの主要事業を記載してございます。
それでは、資料の1ページから3ページの「3つの重点取組」の中の事業から、一部説明いたします。
1ページの「恵み豊かな未来づくり」からは、新規事業であるゼロカーボン推進事業について説明します。
「ゼロカーボン推進事業」では、脱炭素社会への実現のために、既存の公共施設に太陽光などの再生可能エネルギーの設備を導入することへの可能性調査を行います。
次に、2ページの「いきいき元気な未来づくり」からは、新型コロナウイルス感染症に関連する事業について説明します。
「新型コロナウイルス感染症検査事業」では、無症状者に対するPCR検査費用への助成を行います。また、「新型コロナウイルスワクチン接種事業」では、引き続き、ワクチン接種を速やかに進めていきます。
次に、3ページの「誰もが輝く未来づくり」からは、令和4年5月にオープン予定の児童館に関連する事業について説明します。
「児童館運営事業」では、児童館を子どもの新しい遊び場とするだけでなく、大宮保育園にある子育て支援センターを移設し、子育て支援の場として運営します。
そのほか、資料5ページから17ページにかけては、総合計画の7つの基本目標ごとに主要事業を記載してございます。

富士宮市ゼロカーボン推進戦略の策定

令和3年1月にゼロカーボンシティを宣言した富士宮市では、2050年までの脱炭素社会の実現に向けた道筋を描いた「富士宮市ゼロカーボン推進戦略」を策定しました。
この戦略は、富士宮市の成長戦略ともなる脱炭素の工程と具体策を示すもので、環境省の補助制度を活用します。
富士宮市ゼロカーボン推進戦略は、ゼロカーボンシティの実現に向けて、まず、地域資源を活用した再生可能エネルギーの導入を積極的に推進し、市域の消費電力の脱炭素化を図ります。
そして、省エネ設備の導入や建築物の省エネ化等の徹底した省エネルギーを推進し、市域のエネルギー消費量の削減を目指します。
同時に、それらの取組を、多様な主体のパートナーシップによる「地域循環共生圏」の形成を通して前進させます。市民、事業者に対して、環境に配慮したライフスタイルへの転換を積極的に周知・啓発し、市域が一体となって、ゼロカーボンシティの実現に取り組みます。
この富士宮市ゼロカーボン推進戦略では、以上を踏まえ基本方針として、方針1「地域資源を活用した再生可能エネルギーの導入推進」、方針2「パートナーシップによる「地域循環共生圏」の形成」、方針3「省エネルギーの推進」、方針4「環境に配慮したライフスタイルへの転換」の4つを掲げました。
温室効果ガス排出量の削減目標としましては、国の方針を踏まえ、2013年度を基準年度として、2025年にはマイナス32%、2030年にはマイナス46%を目指します。
こうした取組を先導する形で、富士宮市地域循環共生圏推進協議会に参加する企業が、それぞれのノウハウを最大限に生かし相互に連携することを目的として、2月3日には、ゼロカーボンシティ実現に向けた包括連携に関する協定を締結します。
また、市民の皆さんが取り組みやすい行動指針として、「ゼロカーボンアクション30」や「うちエコ診断」などを周知・啓発し、環境に配慮したライフスタイルへの転換を積極的に呼びかけます。
この富士宮市ゼロカーボン推進戦略により、ゼロカーボンシティの実現に向けて、「オール富士宮」で取り組む機運の醸成を図ってまいります。

学校給食牛乳を使った「あさぎり高原のミルクティーのっぽ」発売

静岡のご当地パンであります「のっぽパン」を製造販売する株式会社バンデロールに、富士宮市が企画段階から協力し商品開発された「あさぎり高原のミルクティーのっぽパン」が、本日、2月1日から発売されることとなりました。
こののっぽパンは、株式会社バンデロールから、食に力を入れたまちづくりをしている富士宮市の素材を使ったのっぽパンを作りたいという話をいただいたことがきっかけとなり生まれました。
富士宮市の素材として、朝霧高原で作られた牛乳を使うこととし、試行錯誤をした結果、ミルクティークリームをはさんだのっぽパンとなりました。ミルクティーには、冬の寒さを吹き飛ばす暖かいイメージがあり、これからの寒い季節に売り出すものとして、ぴったりだと思います。
このミルクティークリームには、富士宮の豊かな自然とそこで育つ子どもたちの未来のためにと、地元酪農家が立ち上げた富士の国乳業の、ふじのくに富士山ミルクを使っています。
子どもたちには給食でおなじみの、富士宮産の生乳100パーセントのこだわりの牛乳です。
また、パッケージには、朝霧高原の雄大な富士山を背景に、富士宮市のイメージキャラクターさくやちゃんと、「のっぽパン」のおなじみのキャラクターであるキリンが、牛の模様で描かれています。また、こののっぽパンを手にした方が、プレゼントを受けとったような気持ちになるように、リボンがあしらわれています。
この「あさぎり高原のミルクティーのっぽ」は、主に静岡県東部のコンビニ、スーパー、静岡県内のバンデロール直営店で販売するほか、2月の十六市などでも販売される予定です。
本日は、バンデロールさんに商品をお持ちいただいております。報道の皆さんには、お配りさせていただきました。
2月、3月の2か月間の期間限定販売となりますが、多くの人に手に取り食べていただきたいと思います。

富士宮市ワーケーションモデルツアーの作成

富士宮市は、このたび、東京都の株式会社ジャルパックと連携し、「ワーケーションモデルツアー」を作成しました。
富士宮市が令和2年に実施した「テレワーク調査」の結果を分析したところ、富士宮市域は、東海道新幹線の駅から離れているということから、バスなどを使って複数の企業が集まり、合同研修などを行うワーケーションに向いており、滞在中は、富士宮でしかできない体験や、地元の人と交流することが、仕事をしていく上での新たな気づきや、働き方を考えるきっかけになることがわかりました。
そのため、市では、令和3年11月に、全国各地でワーケーションツアーを手掛ける大手旅行会社である株式会社ジャルパックの社員5人をモニターとして招き、企業向けに4泊5日のワーケーションを体験してもらいました。
今回作成したモデルツアーは、株式会社ジャルパックが、その時の富士宮市でのワーケーション体験を通じて、企業と旅行会社それぞれの視点に立って考えた、企業向けのモデルツアーであります。
モデルツアーは、3泊4日をベースに、テレワークをしながら富士宮市ならではの体験が満喫できる内容となっております。
このツアーをよりよいツアーに作り上げていくために、大手メーカーに勤務する地方創生に携わる社員を対象とし、無料のモニターツアーとして行い、まずは、2月28日から3月3日までの4日間の日程で実施する予定になっております。
「ワーケーションをするなら富士宮で」と言われるように、富士宮市でのワーケーションツアーの魅力が全国に広がっていくことを期待します。

第14回静岡県景観賞 富士山・白糸ノ滝テラス優秀賞受賞

静岡県及び関係団体で構成する「美しいしずおか景観推進協議会」では、景観に対する県民の関心、意識の喚起・高揚を図ることを目的として、良好な景観地区を募集し、景観形成に貢献している個人または団体を表彰しています。
このたび、静岡県景観賞審査委員会による審査の結果、第14回静岡県景観賞の受賞地区が決定され、富士宮市の白糸の滝売店集約化事業用地として、富士宮市が中心となって整備を進めてまいりました「富士山・白糸ノ滝テラス」が優秀賞を受賞しました。
評価されたポイントとしまして、世界遺産の構成資産で名勝・天然記念物「白糸ノ滝」周辺に立地するに恥じない売店の集約化が実現されたことや、建築デザイン、景観ルール、富士山への眺望、電線地中化など、様々な工夫が見られること。また、関係する人々が、それぞれの立場から粘り強く合意形成をはかることで、富士山を中心とした統一感のある景観が創出されたことなどが挙げられます。
過去の受賞履歴としましては、静岡県富士山世界遺産センターが奨励賞、富士山本宮浅間大社神田川ふれあい広場が優秀賞を受賞しています。このように、良好な景観地区として富士宮市が選ばれることは非常に喜ばしいことであり、これからも魅力的なまちづくりを促進していきたいと考えます。

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