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富士宮市について

防災水源涵養森林作業道

2018年08月08日掲載

全国に先駆け列状間伐モデル林内に防災水源涵養機能を併せ持った森林作業道を整備しました。

内容

作業道が山に対し横方向に走る場合は、路面横断は地山に対して谷側が高い勾配(5%)とし、山地からの雨水は路面内に流さず、路面山側に自然側溝を設け雨水を地下浸透させる。また、作業道が山に対し縦方向に走ったり、縦断勾配が高い場合は、路面横断は屋根型勾配にて雨水を両端に散らす。自然側溝に浸透しながら流れた雨水は、さらに浸透桝を所々に設け雨水を地下に導いています。富士宮市山宮地先の市有林大根野48haに延長約4,000m幅員3.0m自然側溝1.0m浸透桝20基

防災水源かん養路標準断面図作業道標準断面図

森林作業道標準断面 標準断面

屋根型勾配 屋根型勾配

自然側溝 自然側溝 自然に雑草が生え安定します。

浸透升標準断面図

作業路で導いた雨水は自然側溝を流れ浸透桝に貯め、ゆっくりと地下浸透させる。大雨対策として、横断暗渠を設け作業路を守る。

横断暗渠設置 ザウルス横断暗渠設置

浸透桝図面入り 浸透桝図面入り

浸透桝 雨上がりの浸透桝

森林作業道いろいろ

市有林水ケ平西作業道 市有林水ケ平西作業道

市有林大根野作業道 市有林大根野作業道

市有林鞍骨沢作業道 ドイツのフォレスターに賞賛された森林作業道

防災水源かん養路縦断図私の理想の森林作業道です。

効果

作業路を整備することにより、保育管理や搬出がしやすく、健全な管理が可能になります。間伐した健全な森林は、水源涵養機能が保たれます。更にはこの防災水源涵養機能を併せ持つ森林作業道と浸透桝を整備することで林内に降った雨は更に地下に導かれます。

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