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避難所の「ペットスペース」と「スターターキット」について

2023年09月27日掲載

 東日本大震災など過去の大規模災害から得られたペットに関する教訓を踏まえ、環境省では災害が発生した場合、ペットと一緒に避難する「同行避難」を推奨しています。
 富士宮市では、全ての指定避難所(44か所)でペットの受け入れが可能となっています。 
 指定避難所では、動物のアレルギーを持つ方へ配慮するとともに、鳴き声や臭いによるトラブルを防ぐために、人の居住スペースとペットスペースを分ける必要があります。そこで、全ての指定避難所のペットスペースを決定し、「スターターキット」を指定避難所の防災倉庫に配備いたしました。


「スターターキット」とは

 スターターキットとは、災害時にペットと同行避難した「飼い主」が、スターターキット内のマニュアルと物資を用いて、速やかにペットの避難スペースの運営を開始することができるものです。
 スターターキットの中には、ペットスペースの運営を開始するためのマニュアル、ペットスペースを指定した位置図、設営に使用するブルーシートや工具、清掃用品や運営に使用する文房具などが入っています。

スターターキット外観

スターターキット中身

飼い主へのお願い

 災害対策として、スターターキットの配備とペットスペースを確定する「公助」の取り組みだけではなく、平時に飼い主自身が準備をしておく「自助」の取り組みが、飼い主とペットを守るために最も重要なこととなります。飼い主の方には、平時から下記の「自助」の取り組みを実施するようお願いいたします。

1 災害時にペットの一時預かり先となる場所を決める

  避難所生活は、中長期的にペットと同行避難するのに適切な環境ではありませんので、平時からペットの一時
 預かり先を決めましょう。

2 ペットフードや水、薬、ケージなどの防災用品を準備する

 上記は避難所では備蓄されていませんので、平時から準備をしましょう。また、避難所のペットスペースではペットをケージに入れて飼育するため、ケージを必ず用意しましょう。

3 基本的なしつけを行う

 避難所は慣れない環境であるため、避難者やペットはストレスを感じてしまいます。避難者やペットのストレ 
スを減らすために、むやみに吠えさせないしつけや、ケージに入ることを慣れさせるためのしつけを行いましょう。

4 飼い主の身元が確認できるものを装着する

 ペットが迷子になった場合に飼い主を特定することができるため、飼い主の連絡先や住所などが分かる「迷子札」などをペットの首輪に装着しましょう。

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