市民の皆さんへ
2021年12月01日掲載
令和3年度 第41回市民芸術祭美術展の入賞作品を掲載しています。
(審査評)
文字の大小、筆圧の強弱、太細の変化に富み、全体として健康的な力強さを感じる作品になった。
(審査評)
よくなれた運筆で墨量の変化が効いている。潤渇の変化もあり全体的によくまとめられた作品。
(審査評)
中心の行間を空けて、ゆったりとした空気感と穏やかな流れを醸し出している。
(審査評)
墨量を充分に含んで力強く、落着きをもった書きぶりで好感が持てる。
(審査評)
線が良く動いている。スピードに乗って太細の変化も効いている。若さ溢れる作品である。
(審査評)
近年の傾向で左右を空けて二行を中心に寄せている。左側の空間に向かう線を工夫するとさらに良くなると思う。
(審査評)
丁寧な書きぶりで線も強く、好感を持てる作品です。もう少し墨量の変化を配慮したい。
(審査評)
暁に大きく翼を広げ、力強く羽ばたくアオサギの「暁の舞い」。
夜が明ける頃、真っ赤に染まる空に狙いを絞り、超望遠レンズを駆使し、的確な構図で見事に一瞬を切り撮っています。
露出を抑え、シルエット的に浮かび上がる姿に感動しました。コロナ禍を吹き飛ばすかのように希望に溢れた力強さが感じ取れます。
(審査評)
富士山をテーマにした作品の中でも、「月天心」は今まさに月の光芒が夜空を包み込み、赤く大きな光を伸ばし、霊峰富士を印象付けています。頂にたなびく笠雲。そして、稜線右下の一筋の輝きが、作品を引き締めています。
(審査評)
祭りを露光間ズーミングのテクニックを巧みに活かし、ダイナミックに撮影する技量は相当なものです。
躍動感溢れ、祭りの熱気が伝わって来ます。
2年連続中止とのことですが、来年の開催を願っています。
(審査評)
濃いブルーの田貫湖、 真っ青な空、 富士山。
それをさらに演出する色鮮やかな紅葉。まさに絵葉書の世界です。誰もが訪れたいと思うでしょう。心が癒されます。
(審査評)
コロナウイルスを焼き尽くさんとばかりに勢いよく燃え上がる炎を感じました。茅場を育てるために高原を焼き尽くす野焼き。春の訪れも、もうそこまで。
(審査評)
富士山の稜線から陽が顔を出し、朝露に濡れる草原を黄金色に染める瞬間。高原の朝の静けさが伝わってきます。早起きをして出かけると、こんな綺麗な写真が撮れるんですね。
(審査評)
3枚組で見事に春の訪れを表現しています。カモが勢いよく水面を舞い上がる瞬間、釣り人の動きがとてもいいです。水の温もりが感じられます。
(審査評)
湾の入り口にある小さな灯台、そこを通り行く一艘の漁船。朝陽に輝く海面がとても綺麗に表現され、まさに希望に満ちた作品に仕上がっています。
(審査評)
若々しい二人の少女の無邪気な表情と動作が画面を引き締めています。
全体に晴れやかな空気が感じられる佳作です。
(審査評)
波紋を描いた暗い水面が作者の心境を映し出しているようです。
丁寧に描いた画面からは見る人を引き込む力強さがあります。
(審査評)
富士山の麓で長く生活してきた作者の愛情が感じられます。
前に大きく描いた2頭の牛が画面を引き締めており、描写力に優れた作品です。
(審査評)
昆虫か、はたまた人間なのか、不思議な物体が明るい緑系の色調に描かれています。何か得体の知れない魅力が感じられる面白い作品です。青年期の心境を表現しているのでしょうか。
(審査評)
荒いタッチの色面の中に描かれている女性に何故か心がひかれます。作者の女性への惜しみない愛情が画面から伝わってきます。
(審査評)
青系の色調で画面をまとめたことで、爽やかな空気が感じられる作品です。白く湧き上がる雲の前の濃い色調の風鈴の動きが画面を引き締めています。
(審査評)
山を遠景にして咲く蓮の花を丁寧に描いて好感が持てます。
緑の色調が変化に富んでいるので、花をよりいっそう美しく感じさせます。
(審査評)
明るい光の中に飛び立つ鳥と花が美しく描かれ、未来への夢・予感といったものを感じさせてくれます。
(審査評)
難しい角度からの富士を力強く雄大に描いている。 盛り上げの技術も効果的です。 雲が流れて、動いてゆく様に感じ見事です。
さすが地元の作家さんですね。
(審査評)
意表を突くような構図とアングル、不安な心の 内面を上手く現している。上方の薄い絵具の使い方が効いています。
(審査評)
墨を基調にした静かな雪景色が素晴らしいです。 わずかな色彩を施して、家々の営みが感じられ、
温かみのある作品です。
(審査評)
どっしりとした崖の描写が優れています。打ち寄せる波の音が聴こえ、朝日が差し込む瞬間を上手く表現しています。
(審査評)
落ち着いた渋い色調に白い花が美しい。
デッサンカもあり、花びらの薄さが良く出ています。
審査員:静岡県工芸家協会副会長 稲垣有里、静岡県工芸家協会常任理事 遠藤秀彦
(審査評)
桜満開の春、花の合間から見上げた澄んだ空に晴れ晴れとした気持ちが感じられる秀作。
(審査評)
廃墟のような世界に一輪の百合が鏡を背にしている様子が印象的。独特の世界観と緻密なマチエールが素晴らしい。
(審査評)
雨に霞む紫陽花が佇む風景に、七宝の燦きが華やかさを加えている。花弁や葉のグラデーション、背景の彩りも美しい。
(審査評)
生き生きとした中に、勢いがあり気品と優しさを感じさせる作品である。
(審査評)
様々な青と白の糸を駆使し、丁寧に二重織された作品の中に、作者の確かな技術とセンスを感じる。
(審査評)
あたたかな色合いと、羊毛の長さを中心に向かって高く盛っていく工夫に、作者の気持ちの高まりとノッティング技法に対する熱意を感じる佳作。
(審査評)
手慣れたロクロ成形に、黒釉と黄瀬戸釉のグラデーションで出来たまだら模様が面白い作品である。
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