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令和3年10月 富士宮市教育委員会定例会(議事録)

2021年12月01日掲載

令和3年10月 富士宮市教育委員会定例会の議事録を掲載しています。

日時

令和3年10月21日(木曜日)
開会:午後1時30分 閉会:午後2時45分

場所

市議会第2委員会室

出席者

教育長、教育委員及び説明のための事務局職員

会議

議事日程

第1 会議録署名委員の指名について
第2 教育長報告
第3 市議会9月定例会の報告
第4 各課からの報告

開会

(教育長)
皆さん、こんにちは。ただいまから富士宮市教育委員会令和3年10月定例会を開会します。

会期

(教育長)
本定例会の会期は、会議規則第4条の規定により、本日1日とします。

第1 会議録署名委員の指名について

(教育長)
最初に、「日程第1、会議録署名委員の指名」を行います。
本日の会議録の署名につきましては、芦澤委員・関根委員にお願いします。

第2 教育長報告

(教育長)
次に、「日程第2、教育長報告」を私から行います。

第2回静東教育事務所教育長連絡協議会がリモートで行われました。その中で今日お渡ししたのは、定年延長の概要について、それからヤングケアラーが今問題になっていますけれども、その実態調査の概要についての資料となりますので、ご覧ください。

令和4年度の教員採用試験の結果です。小学校の合格者が216名、倍率にすると2.7倍、それから中学校の合格者が137名で倍率にしますと4.4倍になります。全体では353名が合格しまして倍率が3.4倍で、昨年度が2.8倍、4.6倍、3.4倍でしたので、ほぼ同じような形で採用試験の合格者が決定されました。それから、養護教員のほうが10名合格しまして、倍率が16.2倍です。昨年度が3.4倍だったのが、今年度16.2倍ということで、養護教員については狭き門になりました。新しく今年から栄養教員の採用試験が行われて、2名が栄養教員として採用されました。倍率としては10.5倍ということになります。昨年度までは試験ではなく、推薦のような形で行われていましたが、今年度から試験になりました。

登用試験の日程ですけれども、校長登用の第1次が11月25日、第2次が12月21日、22日に行われます。教頭登用は第1次が12月8日、それから第2次が1月11日、12日に行われます。詳しくは11月の県教育長会で細かな説明があるということでした。

第2回の総合教育会議ですけれども、今後のICT教育の在り方について、前回は井之頭小学校の実践を見ていただきました。今回は北山小学校の実践を報告いただいた後、ICT教育の在り方について話合いを進めるということが1点目です。
それから、2点目が第3次富士宮市教育振興基本計画です。これは令和4年度から令和8年度までの計画です。この案を議題にして話合いを進めていくということで決定しましたのでお知らせします。

市指定校研究発表会のリーフレットを用意させていただきました。本年度は、富士宮第二中学校、大宮小学校、富士見小学校3校に、小中連携による主体的、対話的で深い学びを視点にした授業改善ということで研究を進めていただきました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため公開という形を取ることができませんでしたので、残念ですけれども、10月27日に富士宮第二中学校、それから10月29日に大宮小学校、富士見小学校がリモートで公開をするようになります。各学校にいる先生方が富士宮第二中学校の発表、それから大宮小学校、富士見小学校の発表をそれぞれの学校で視聴するという形になります。教育委員会としましては会議室で視聴する形をとります。10月27日は午後1時20分、それから10月29日は午後1時に開始しますので、もしお時間がありましたら、来ていただければ研究の概要が分かると思います。よろしくお願いします。

新型コロナウイルスの感染状況ですが、ここ1週間の感染状況について、資料を用意させていただきました。市内で新型コロナウイルスが心配で欠席する児童生徒は今のところおりません。ワクチン接種も順調に進んでいます。12歳を迎えた小学生、それから中学生でまだワクチン接種を受けていないお子さんが、集団接種ではなく医療機関で受けているという状況です。ワクチンを打った後、重篤な状況に陥っているという児童生徒は今のところ報告されていません。

第3 市議会9月定例会の報告

(教育長)
次に、「日程第3、市議会9月定例会の報告」に移ります。事前に資料をお配りしてありますので、質疑から行いたいと思います。質問等がありましたらお願いします。

(教育委員)
通学路における交通安全の件が載っておりますけれども、緊急点検の結果、7月1日付で166ヶ所確認をされましたということ、それから現在のところ道路管理者や関係機関に情報提供がされているということで、今後具体的にどのように進むのでしょうか。全体の流れからいいますと、このような国や県などの関係機関からの安全点検などという命に関わるものの指示が来た際は、ぜひまた教育委員会定例会で具体的な動きについて報告をいただきたいと思います。
そう申しますのは、教育委員会でも子供たちの通学路の安全などの観点から、具体的な事例でいいますと、阿幸地の通称「よろづや交差点」における改良について、県並びに市のほうで子供たちの安全のために具体的な事業化が進んでいるということを聞いておりまして、その推移について、私自身も非常に関心を持っていたところであります。当然今回の調査の中でその点が上がっているかと思いますし、恐らくそれについては具体的な改善の方向性も示されているのだろうと感じたところであります。したがって、このような調査、あるいは報告があったときは、ぜひお知らせいただきたいと思いますので、今の段階で「よろづや交差点」に関する資料や報告がありましたら教えていただきたい。
それから、GIGAスクール構想について、現在使われているICTのツールにおいて、一斉メールに資料の添付ができないと書かれております。それについては、スクジュールという別のアプリを利用することによって解消ができる可能性があり、今後の導入を検討していきたいと前向きな対応がされておるわけですけれども、一斉メールが例えばクロームの場合、グーグルがベースになっているわけですから、Gmailなどのリンクやその他のメールアプリでもいいのですが、本当に使えないのかどうなのか。私自身は非常に上手に使えていると思っていて、自分が使っているクロームでも不自由がないものですから、そこについてもし分かっていたら教えていただきたいと思います。

(学校教育課)
まず、通学路の安全点検につきましては、国や県の調査というものが来たわけですけれども、それに先駆けまして富士宮市では7月1日付けで各小中学校のほうに通学路の緊急安全点検、子供たちの安全をまず確認しようということで実施させていただきました。その結果、166か所の危険箇所が報告されたわけですけれども、これについて小学校、中学校重複しているようなところとか、すぐに対応するのが難しい、例えば道路拡張のために立ち退きをというようなところもありますので、一概にすぐに対応ということは難しいわけですけれども、市や警察、県とも合同点検をする中で、今年度、来年度のうちにひとまず51か所について改善を開始しているところです。実際にガードパイプ等を設置したりとか、道路に安全を促すようなマークをつけたりですとか、すぐに対応できるところから進めているところです。
先ほど委員さんのほうからお話がありましたよろづや交差点につきましては、東小学校のほうから非常に道幅が狭くて歩道がないために、車が擦れ違うときに歩行が困難になると。特にダンプカーが通るときに危険であるというような話もある中で、市、県への要望ということで信号機を設置、それから道路の拡張、ダンプカー等の通行規制というような要望も出されております。現状、学校教育課としてはどの程度まで話が進んでいるかというところは把握していないわけですけれども、そういった要望が出ていて、市や県、警察のほうにも伝わっているというような状況です。
もう一点、学校からの一斉メール等についてですけれども、必要最低限の情報ということでデータ等を貼り付けて送るというようなシステムはないわけですけれども、そこをうまく紙媒体も使いながら、あるいはホームページ等も使いながら、保護者の方が確認できるようにということで現状対応しているところです。今後について、それが添付した形で送られるようなものについてということで現在検討しているということは、先日の議会で教育長のほうから答弁させていただいたとおりとなっております。
以上でございます。

(教育委員)
添付できないのでしょうか。

(学校教育課)
一斉メールの中では添付はできないので、本文で打って送っています。

(教育部長)
今学校で使っている一斉メールは、ドリル学習のeライブラリーというソフトがあり、その機能を使っています。添付する場合、データをサーバー等に取っておかなければならないので、一切添付できない仕様のもの、eライブラリーのおまけの部分を使っているようなイメージなので、できていないという状況です。
これをまた今度グーグルのほうでやるとなると、アカウントは、教員と児童生徒が持っています。通知というのは保護者に送らなければならないので、別でまたリストを作ってメールを送るような機能が必要になってくるので、今送ることができないという状態です。

(教育委員)
現状が分かりました。そのスクジュールというのは、そういうものをカバーする、今お話の中では保護者のアカウントを新たにつくるのは別として、保護者に対して送ることができるシステムがこのスクジュールであると理解すればいいわけですか。
これは報道でもよくされていますけれども、一斉メールとか、そういう資料の配付が御家庭のためにも、あるいは子供たちのためにはいいのだけれども、それよりもまして学校の先生の作業が非常に合理的に、スピーディーにできるというような観点もあるように報道されております。ただ、私が思うのには、必ずしもどの御家庭でもうまくそれが届くかどうかというのは難しくて、紙も送りました、添付資料も作りました、メールで送りましたということをやると、かえって先生方の仕事が重複してきて難しいかなという点もあるものですから、このスクジュールというのはそういった点がうまく整理されるとすれば、ぜひ導入をしてもらいたい。ややそういう意味で、私は慎重にやっていただかないと、かえって現場が混乱してしまい、仕事が増えてしまうということが心配だったものですから、お聞きしたものです。

(学校教育課)
全ての御家庭で、今スマホを持っている方がほとんどなのですけれども、中には紙で頂きたいとか、それがうまく設定できないような方には、学校としては誰がそれを登録していて、誰が登録していないかというようなところを把握して、メールでも送るし、また紙でその子に個別に分けたりなんていうことがあるものですから、メールで送る状況が完全に整っているのであれば、それで一斉送信で済みますけれども、やはり中には個別に対応しなければならないということを考えると、委員おっしゃるとおり、仕事がまた増えてしまうということがあるものですから、紙で送ることができるようなものについては紙で確実に送ったほうが手元に届くというような状況もあるということは、学校訪問等をして教員のほうから声としては上がっています。

(教育委員)
今年オリンピックが日本での開催ということで、新たなスポーツ競技等が出て、それなりの成果を出している状況なのですけれども、その中で新たなスポーツに関する趣旨の発言等が議会であり、やはり的確にその施設や設備等に対しての答弁がなされているように思っております。その中で、今後スポーツが新たな状況を迎える中で、施設の拡充、安全性ということを考えると、これからも慎重に対応していただきたい、その辺をしっかり見ていただきたいということを要望いたします。

(教育長)
ほかにはどうでしょうか。

(「なし」の声)

(教育長)
それでは、ないようですので、以上で質問を終わりにします。

第4 各課からの報告

各課報告の後、次のことについて質疑応答等が行われた。

(教育委員)
令和2年度の不登校欠席児童・生徒数が発表されました。年間30日以上の欠席を不登校とカウントしている思いますが、新聞報道を見ると欠席数を90日以上・未満で分類している記事もありました。30日だけではなく90日を区切りとして捉えると対応が必要な事案も生じていると考えられますが、その点についての状況を伺いたい。

(学校教育課)
不登校の定義は30日以上の欠席でありますが、2015年度から90日以上の欠席についても調べ始めたとのことです。やはり、月に数日休んでいても年間30日になるということもありますし、90日以上というと授業数の半分程度というような見通しで、長期間にわたって欠席している様子が分かるということです。
その子が長期間に及んでいるのか、学校に来たり来なかったりする状況なのかというところを考えますと、例えば、不登校対策相談員を派遣する際、手厚く関わってあげることによって長期化を防ぐということもあるかと思います。
また、不登校を見ていく視点の一つとして、とても重要だということが分かりましたので、今後も情報としてお伝えできればと考えます。

(教育委員)
報道において、食物アレルギーなどのある子どもについて、主治医が生活上の注意点を記した文書を作り学校に提供した場合、その文書代を公的医療保険の対象とする方向で検討しているとありました。これに関連して当市のアレルギー対策についてお聞きします。

(学校給食センター)
現在、食物アレルギーがある子どもで、給食の中に自分がアレルギーがあるものがあると食べられないため、除去したものを提供する除去食対応をとっております。新1年生については、4月からすぐに対応ができないものですから、1学期の間に保護者から生活管理指導表、医師からこの子はどのアレルギーがありますといった書類をいただきまして、それを学校を通じて給食センターに提出していただいております。その後、給食センターの職員と保護者とで面談をしまして、こういった除去食を希望するとか、これだったら食べることができるという形で詳細に子どもの状況を伺った上で決めています。

(教育委員)
図書館の時間延長について、毎年の実績をお伺いしたいのと、費用対効果の観点で日数の増減について、見直しをされているのでしょうか。

(中央図書館)
開館時間の延長について、中央図書館は水、木、金曜日を午後7時まで開館しております。曜日や月によって多少の利用状況は異なりますが、例えば、8月は夏休みの時期ですので利用が多くなったりすることはございます。また、現在は、コロナ以前と比較すると3割ほど利用者数は減っている状況です。
延長時の利用者数は、日中と比較すると少ないわけですけれども、コロナ禍において、分散して利用していただくといった効果もあるのではと考えます。

閉会

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