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特定希少野生動植物

2020年06月19日掲載

富士宮市内に棲息又は生育している希少な野生動植物を特定希少野生動植物に指定しています。

富士宮市自然環境の保全及び育成に関する条例

富士宮市自然環境の保全及び育成に関する条例を改正し、平成23年3月1日に施行しました。
この改正では、市内に棲息又は生育している希少な野生動植物を保護するため、「特定希少野生動植物」の指定、「自然環境保全地区」の指定、「自然環境保全活動団体」の承認等が規定されています。

特定希少野生動植物

平成23年3月8日(火)に6種類の特定希少野生動植物を指定しました。

ギフチョウ【アゲハチョウ科】

ギフチョウ

開張50~60mmの中型の蝶で、黄色と黒の縞模様、後翅に赤、青、オレンジの紋がある。成虫は、4月上旬に出現する。幼虫はカンアオイ類を食べて育ち、6月から翌春まで蛹で過す。

クロシジミ【シジミチョウ科】

クロシジミ

開張オス32~35mm、メス35~40mmの蝶。地色は暗褐色で、オスは弱い紫色の輝きがある。本種の幼虫は1~2齢期にアブラムシ類やキジラミ類の分泌物を食べて育ち、その後、クロオオアリの巣の中でアリの吐き出したものを食べて生活する。アリの巣の中で蛹となり、6~7月に羽化して地上にはい出す。

アサマフウロ【フウロソウ科】

アサマフウロ

多年草。高さ60~80cm。葉は基部近くまで掌状に5深裂し、裂片は更に切れ込む。花期は8~9月。花は濃紅紫色で、径3~4cm。花弁は基部に白毛がある。

オオサワトリカブト【キンポウゲ科】

オオサワトリカブト

多年草。茎は直立し、高さ25~70cm。葉は5深裂し、裂片は深く切れ込む。葉の下の面脈上の毛は開出する。花柄、葉柄、がく片の外面に立毛がある。花期は8~9月。青紫色の花をつける。富士山の大沢で発見され、和名がつけられた。

キスミレ(イチゲキスミレ)【スミレ科】

キスミレ

多年草。根出葉は長い柄がある。茎は直立し、高さ10~15cm。葉は通常3個。花期は4月。上部に1個黄色い花をつける。静岡県は東限自生地である。

スルガジョウロウホトトギス【ユリ科】

スルガジョウロウホトトギス

多年草。高さ40~80cm。茎にはほとんど毛が無い。花期は9~10月。花は黄色で、茎の先に通常1~3個下向きにつく。富士宮市で発見され、和名がつけられた。

規制内容

富士宮市自然環境の保全及び育成に関する条例により、特定希少野生動植物(卵、種子等を含む)を捕獲・採取したり損傷することは禁止されています。

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