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市長定例記者会見(令和2年9月)

2020年09月04日掲載

市長定例記者会見(令和2年9月)について掲載しています。

市長定例記者会見(令和2年9月)

日時:令和2年9月2日(水) 10:00~
場所:市議会全員協議会室

内容

  1. 市議会9月定例会議案
  2. 無症状者に対するPCR検査体制の構築及び検査費用の補助

市議会9月定例会議案

 今回の議案送付件数は、19件です。
 内訳は、報告が4件、決算認定が3件、一般議案が5件、補正予算が6件、人事案件が1件であります。

 それでは主な議案として、「議第68号」の「令和2年度一般会計補正予算(第6号)」について説明いたします。
 お手元に配布いたしました、令和2年度9月補正予算の概要をご覧ください。

 今回の補正予算は、当初予算編成後の状況の変化から、インフラの維持補修等緊急に対応しなければならない事業に予算措置するとともに、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費や今後の財政需要に対応するため基金への積立てを追加し、財政の健全性維持と基盤強化を図りました。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響による事業の中止又は縮小に伴う減額をしております。

 歳入では、普通交付税の決定に伴う追加、前年度決算剰余金の確定に伴う繰越金の追加、臨時財政対策債発行可能額の決定に伴う減額、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金をはじめとした国・県補助事業の内示・決定に伴う特定財源の補正などにより財源を措置いたしました。

 歳出では、道路河川等の生活基盤整備費や学校等公共施設設備の維持補修費、国・県補助事業の内示・決定、その他各種事業の進捗状況を把握する中で、年度内に必要と見込まれる事業に加え、出産育児応援特別定額給付金に伴う経費、市民文化会館の設備健全度調査委託料、感染症に係る小中学校の衛生用品等購入費及びテレワーク推進に向けた調査委託料を措置するとともに、財政調整基金などの基金へ積立てを行いました。

 この結果、一般会計について、現計予算額595億9,400万円に、補正額の24億1,300万円を追加し、補正後の予算規模は620億700万円となるものであります。

 また、9月定例会においては、各種会計の令和元年度決算認定が議題となっております。
 一般会計につきましては、歳入決算額は535億8,952万8,325円、歳出決算額は507億4,614万1,157円となり、実質収支24億2,058万7,303円を令和2年度へ繰り越しいたしました。

無症状者に対するPCR検査体制の構築及び検査費用の補助

 新型コロナウイルス感染症については、富士宮市では現在23人の陽性者が確認されていますが、その多くが感染拡大地域から帰省した感染者に由来するものであります。
 また、これまで、市役所には、市民から「東京から社員を雇用したいが事前に検査を受けさせたい」、「帰省する家族に検査を受けさせたい」、また、介護施設からは「職員の家に東京から親類が来ているが職員が感染していないか心配だから検査を受けさせたい」など無症状者に対するPCR検査の要望が多く寄せられていました。
 このようなことから、富士宮市では、感染への不安がある無症状者に対して、市内開業医においてPCR検査が受けられる富士宮市独自の体制を構築することといたしました。

 富士宮市では、すでに、保健所が行う行政検査以外に、かかりつけ医の判断による富士宮市PCR検査場での保険診療の検査を実施しております。今回構築する「無症状者を対象としたPCR検査体制」は、これまで検査できなかった無症状者が検査を受けることができる「富士宮方式」の検査体制といえるもので、富士宮市医師会の協力をいただき、富士宮市が実施主体となり、市役所福祉企画課に受付窓口を常設いたします。
 この検査体制により、市民の感染不安の軽減、無症状陽性者の早期発見につなげ、市内の新型コロナウイルス感染症の蔓延防止及び健康・福祉・教育施設の安定的かつ継続的な運営を図ります。

 検査に当たっては、検査を希望する無症状者が万が一感染していることを考慮し、市役所福祉企画課での電話受付を基本とします。検査希望者からは聞き取りにより状況を確認し、検査対象かどうかを判断する「スクリーニング」を行います。
 無症状者へのスクリーニングの基準は、「直近2週間以内に、陽性者や濃厚接触者と接触した恐れがある、感染拡大地域へ訪問した、感染拡大地域に居住する人と接触した、感染拡大地域から転入した、帰省したなど、何かしらの感染不安があること」であります。

 対象者には、検査を実施する開業医を紹介し、本人に受検の予約をしていただきます。開業医では、比較的簡易にできる唾液によるPCR検査を実施いたします。

 検査費用は、自由診療であるため実費が本人負担となりますが、検査後の申請により検査費用の一部を市が補助いたします。補助の対象となるのは、富士宮市民のほか、帰省者、市内の病院、福祉施設、保育園、幼稚園、学童施設、学校などに勤務する人およびこれらの施設への入所・転入予定者であります。
 補助額につきましては、1回の検査当たり2万円を上限といたします。ただし、健康福祉施設内クラスターに関係する場合、保健所による行政検査から外れた人が検査を積極的に受けてもらうために、補助額を1回当たり2万5,000円と増額し、施設の早期再開を支援いたします。

 検査運用開始の時期は、現在医師会と調整中でありますが、9月中旬を予定しております。

 富士宮市では、無症状者へのPCR検査体制を構築することは、このコロナ禍において、感染への不安をいち早く取り除き、市民が安心かつ安定した生活を営むために最も重要なことだと考えております。

 この検査体制により検査可能な件数は、現在1日60件程度を見込んでおりますが、希望にこたえることができるように、開業医や検査機関に聞き取りを行い、状況を確認しながら、さらに検査件数の拡大にも対応いたします。
 また、今後の第3波、第4波に備え、多くの検査がスピーディーに実施できるようなPCR検査機器について情報収集し、市立病院への導入についても検討していきたいと考えております。

お問い合わせ

企画部 広報課 広聴広報係

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所3階)

電話番号: 0544-22-1119

ファクス: 0544-22-1206

メール : koho@city.fujinomiya.lg.jp

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