市長定例記者会見(平成30年12月)
2018年12月11日掲載
市長定例記者会見(平成30年12月)について掲載しています。
市長定例記者会見(平成30年12月)
日時:平成30年12月10日(月) 10:00~
場所:市議会第二委員会室
内容
- 「富士宮市富士山文化遺産ガイドブック」の改訂版発行について
- 平成30年度市民アンケート調査結果について
「富士宮市富士山文化遺産ガイドブック」の改訂版発行について
このたび、「富士宮市富士山文化遺産ガイドブック」の改訂版を作製いたしました。
このガイドブックは、富士山の世界文化遺産登録推進を主な目的に、市内の文化財を紹介する資料として、平成22年3月23日、富士宮市と芝川町との合併を記念して初版を作製したものです。
その後、富士山が世界文化遺産になったのを機に、平成25年8月に大幅に改訂を加え、第2版として1,000部作製し、出前講座などの際に参加者の資料として活用しておりました。
このたび、村山浅間神社の大日堂や人穴富士講遺跡、白糸の滝などの構成資産の整備も進んだことから、写真を一部最新のものに差し替え、改訂第3版として1,000部作製いたしました。
富士山が世界遺産登録されてから5周年を迎えたことで、本年は多くの記念事業を実施いたしましたが、学術的にも価値あるこのガイドブックを活用して、富士山にまつわる文化や歴史への理解を、より多くの人に、さらに深めていただきたいと考えております。
質疑応答の要旨
記者
ガイドブックは販売ではないのか。
市長
無料で配布する。
文化課
1000部という少ない部数なので、主に、出前講座の資料として配布する。本庁と埋蔵文化財センターにおいてある。表紙の写真は、空撮だが、ドローンによるものではなく、飛行機から撮影したもの。
市長
これからは、ドローンを使ってもいいと思う。
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11-1情報提供様式(ガイドブック)
(PDF 109KB)
平成30年度市民アンケート調査結果について
富士宮市では、市民アンケートを平成4年度から、原則2年に1回実施しています。この調査は、「まちづくりの主役」である市民の皆様の意識を継続的に把握し、これまでの施策の効果検証や事業の改善をはかることを目的としています。
今回は7月に実施し、このたび集計結果がまとまりましたので、結果を公表いたします。
アンケート調査は、18歳以上の市民から2,810人を無作為抽出し、郵送で行いました。
回収数は1,693、回収率は60.2%であり、多くの市民の皆様に御協力いただきました。報道機関の皆様にも周知に御協力いただきまして、感謝申し上げます。
今回の調査項目は、平成4年度から継続的に調査している「将来都市像について」をはじめとして、「世界遺産のまちづくりについて」「自治会について」「エネルギーについて」「広報について」など、8項目34問で行いました。
なお、今回からの試みとして、回答者の結婚の有無、お子さんの年齢などをたずね、年代別だけでなく、ライフステージ別の分析も行いました。
調査結果からは、富士宮市民の「防災」についての関心の高さがうかがえました。
その時代の社会情勢が反映される「今後、市政で特に力を入れてほしいこと」という質問の上位の移り変わりをみますと、平成初期には「道路整備」等のインフラ、平成10年頃からは「保健・医療・福祉」、そして、平成28年度からは「防災」に関する項目に高い関心が寄せられています。今回は実施した時期が西日本豪雨の直後だったこともあり、全年代において、圧倒的に関心が高いという結果となりました。
また、「世界遺産のまちづくり」の項目については、前回に比べて市民の満足度が上がっていました。特に「にぎわいの創出」についての満足度が向上しており、これまで行ってきた「富士宮市世界遺産のまちづくり整備基本構想」による整備を評価していただいたと思っております。
項目によっては、年代やライフステージによって、結果の傾向が大きく異なるものもあり、行政サービスは、企画や周知それぞれの段階において、対象を見極めたうえで行うことが効果的であると、改めて認識いたしました。
この市民アンケートの結果は、市民の声として受け止め、これからの市政に生かしてまいります。
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12-1情報提供様式(アンケート)
(PDF 108KB)
その他の質疑応答の要旨
記者
例年、年末に富士宮市のニュースを発表していたかと思うが、今年はどうか。
情報発信課
昨年までは10大ニュースを発表していたが、今年は市民へのアンケートを取っていないので、今年の発表はありません。
記者
市長の方から今年を振り返って、何かあればお聞かせ願いたい。
市長
やはり、一番大きなニュースというと、昨年の12月23日に世界遺産センターがオープンして、それに伴い、50万人余の人が富士宮を訪れてくれたということではないかと思う。それがまちの活性化につながっているし、また、それが世界遺産のまちづくりについての市としての意気込みにつながっている。
記者
今年、全国的なニュースとしてオウム真理教の信者の死刑執行がニュースとなったが、議員時代にもいろいろと関わりがあった市長に改めて所見をうかがいたい。
また、当時オウムに関する運動にかかわってきた方々からは、風化が心配という声がある。いろいろな資料があるが引き継いでくれる人もない、どうやってこれを語り継いでいたら良いかが課題となっている。市長はこの歴史を残していく意義をどう考えているかをお聞かせ願いたい。
市長
麻原彰晃はじめ主だった幹部信者の死刑執行は、彼らによって被害を受けた方々にとってある意味の一つの区切り、けじめの年であったと思う。風化させてはいけない話であり、さりとて忘れたいという複雑な思いである。とにかく、残っている信者団体があること自体が心配。そういった団体に若者が騙されることがないよう、自分の道をしっかり歩んでもらい、人間としてしっかり生きていく社会の風潮を作っていかなければならないと思う。まだ、いろいろと心配があるが、そういったことはしっかりと公安にも状態を把握してもらい、もう二度と繰り返さないようにしてほしいと思っている。
富士山総本部があったところは、今は盲導犬の訓練所としていい形で使われているが、私たちは、一生、頭の中にこびりついている嫌な思い出である。
記者
そこに「団結の碑」もあるが。
市長
私もその碑を一緒に設置した。あれはあれでしっかりと保存していかなければならないと思う。
記者
関係者の皆さんが裁判資料や当時の写真をたくさん持っているが、散逸するのが心配だと聞いている。
市長
誰が持っているのか、市として裁判記録などは持っているのか。
企画戦略課
当時、行政課で報道担当をしていたが、行政とオウムの記録という冊子は作った。市は直接裁判等はやっておらず、住民票の職権消除だとかの記録については保存年限に基づいて保存しているだけで、民間の訴訟については市の資料としてはない。
記者
皆さんが個々人で持っているが、高齢になり、その人たちがとっておきたいし、話してあげたいと思っている。裁判記録など散逸するのが心配だと。
市長
私もずいぶんたくさんの資料を持っていたが、用はないと捨ててしまった。
記者
たとえば、そういう資料を集めて、図書館なりで保管するとか考えているか。
市長
あまりそこまで、やる気はない。
でも、当時を思い出すと、よく市民が一致団結して、まとまって戦った。本当にあの頃はみんなが必死になっていたと思う。
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