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活躍する女性(キラ女)-Vol.4-

2017年11月09日掲載

 第4回目のキラ女インタビュー。家族との時間、自分の時間を大切にしながら、デザインのお仕事に携わる方にお話を伺いました。

活躍する女性(キラ女)-Vol.4-

デザインスピカ
 デザイナー 若林 亜矢 さん

若林さん写真

 自分に素直に、伸びやかに生きること。多くの人が口にするその生き方を実行するのは簡単ではありませんが、今回のインタビューを通して、生きていくうえで忘れてはいけない大切なことだと、改めて感じることができました。

 とにかく本が大好きで、本ばかり読んでいました。それから、やっぱり絵を描いていました。親は、3歳頃から絵を描いていたと言っています。小学校に入ってから漫画と出会い、物語(ストーリー)を考えることが好きで、よく自分の中の世界でいろいろな想像を膨らませていました。特に動物が好きだったので、動物を描くことが多かったですね。少女雑誌に熱中しました。「りぼん」が大好きでした。そういった子どもだったので、ずっと漫画家になりたいと思って描いていましたが、プロになるまでには至らなかった。ただ、趣味として、大人になってからも描くことは好きで、描き続けていました。

 山口県出身ですが、グラフィックデザイナーとして富士市で就職したのがこの地域に根付いたきっかけです。チラシのデザインを担当し、またその後の転職先では、家電の取扱説明書作成に携わりました。この間に結婚をしたのですが、おかげで消費者目線、主婦目線を生かしたわかりやすいデザイン、文章を意識することができました。家庭生活はというと、掃除洗濯炊事などの家事は、基本的に自分がこなし、土日の週末でなんとかやりくりするレベルだったので、当時は仕事と家事の両立に悩みました。
 このような中、妊娠・出産を経験します。もともと子どもに苦手意識を持っていたのですが、出産して母性に目覚めたようで、とてもかわいいという感情が自然と芽生えたことには驚きました。我が子が初めて立つときにそばで見守りたいとも思うようになりました。育休を取得し、もちろん仕事に復帰するつもりでしたが、子どもや保育園の都合もあり退職することを決意します。
 ただ、私はもともと仕事が好きで、いずれはまた仕事をしたいと思っていました。そんなときに母力向上委員会(※1)と出会います。子育てしている女性と多く知り合え、「仕事にいつ復帰しようか」「子どもが大好きだからまだ一緒にいたい」「子育てもお仕事もしたい」「希望する勤務形態に合う企業があれば働きたい」といういろいろな考え方があると気づき、自分のタイミングで仕事を始めればいいんだと思えました。
 自分のそのタイミングは、子どもが立って、歩いた時でした。見届けたあと、自分の母としての感情が落ち着き、「仕事しよう」という気持ちに少しずつシフトしていったように思います。その頃、母力向上委員会でのチラシ制作や、前勤務先から頼まれた広報のイラストデザインをすることが度々あり、やっぱりデザインの仕事は楽しいなあと思いました。実は、夫も同業種の人で、既に自宅にそれらデザイン関係の仕事環境(PCやスキャナなど)が整っていたのです。企業への再就職も考えましたが、子どもがまだ小さく、月に1度の頻度で体調を崩したりする状況で、職場の方々の顔色を伺いながらお休みを申し出るのなら、子どもが病気のときは自宅で看病できるし、すき間時間にお仕事する方が自分に合っていると感じたのです。夫の理解を得、起業にあまりリスクがない業種であったことにも後押しされました。
 こうして、デザインスピカは2013年に起業し、おかげさまで今年5年目を迎えます。

 母力向上委員会のNPO法人としての立ち上げに関わった昨年1年間が非常に心に残っています。ロゴや、公式ホームページの制作に携わり、母力向上委員会のイメージデザインの根幹から関わることで、全体に統一感を持たせることができました。これは貴重な経験でした。その他にも母力向上委員会と富士宮市の協働事業のロゴデザインに関わるなど、怒涛の1年でした。

 優先順位を決めます。家族が1番、仕事が2番、それ以外は3番というように。ちょっと忙しくなってきたなと感じたら、優先順位が高いものをまず大事にするように時間を使っています。1番の「家族」には、自分自身のプライベートも含まれています。自分を大事にしたいし、もちろん家族にもそれぞれ自分を大事にしてほしいという気持ちがあるからです。

 自宅で仕事をしているので、仕事と生活の境目がつきにくいです。いつでも仕事ができるのは利点ですが、メリハリをつけて、あえて仕事をやらない時間を意識してつくっています。息抜きは、時々喫茶店で飲むコーヒーです。頭の中の整理や、切り替えができます。リラックスすると、不思議とデザインが閃きます。気持ちに余裕ができると、家族にも優しく接することができるので、とても大切な時間です。

 (しばらく考えて)今がとても満たされていると感じています。以前住んでいた場所は、緑が周囲になかったので、窓辺から緑をみながらお仕事できたらいいなと思っていました。ここは、静かで、聞こえるのは鳥の声、富士山も眺めることができます。仕事にも集中できるこのような恵まれた環境で生活することが夢でした。今は、家族との時間、自分の時間も大切にできています。将来も、今の状態を保つことが目標です。時間を経て何か変化が起きたときも、自分と家族としっかり向き合い、話し合って決めていきたいと思っています。

(※1母力向上委員会・・・妊娠・出産・子育てをプラスにする生き方を応援する富士・富士宮市内のお母さんを中心の団体。平成28年にNPO法人となる。)

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 実は、若林さんには、今年実施したフォトコンテストの参加賞のフレームデザイン(以下掲載)をしていただいています。また、今回インタビューに伺った自宅兼事務所は、柔らかく、何事も受け入れてくれるような温かさ、安心感があり、まるで若林さんの人柄を表しているようでした。
 日々課題や悩みも抱えながらも、自己との対話を重ね自分らしく毎日を過ごすこと、自分に素直に伸びやかに生きようと意識することが、若林さんのように毎日をキラキラ輝かせるための1つのポイントなのだと思います。

デザインスピカ製作のフォトコンテストフレーム

さくやちゃんより一言コメント

さくやちゃん

もともと子どもが苦手だったこと、自分でも意外に母性が芽生えたこと、我が子が初めて立った瞬間に心の整理がついたこと・・・共感できる人も多いんじゃないかなぁ。気負わず、自分らしくというのが素敵だよね♪

お問い合わせ

市民部 市民交流課 女性が輝くまちづくり推進室

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所1階)
電話番号: 0544-22-1307
ファックス番号:0544-22-1284
メール:koryu@city.fujinomiya.lg.jp

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